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永遠と一日
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『永遠と一日』に投稿された感想・評価

アンゲロプロス監督作品、3作品目を鑑賞。

正にタイトル通りの言葉と映像で道を探り出す様な作品。

死期を悟った詩人の主人公と最後の1日に出会った『未来ある』少年。

詩吟の様な台詞に、現世と幽世にタイムリープも入り交じった抽象的な映像。

それでもなんとなく解る世界観。

死に向かう1日だが、絶望とは違った希望に充ちている様な不思議な感覚で 少し生死間を考えさせられる印象深い作品でした。
ギリシャの映画界を牽引したテオ・アンゲロプロス監督がこの世を去り、今日でちょうど5年の歳月が流れました。

アンゲロプロス監督は本作「永遠と一日」において人が老境に差し掛かり、歩んできた人生を振り返った時に感じる普遍的な「もののあわれ」を強く投影しています。
詩人である初老の主人公アレクサンドロスには明日に人生最後の日が押し迫り、孤独と生死の奈落だけが彼を支配していました。

そんな彼がひょんなことからアルバニア難民の少年を助け、二人は貴重な一日を共に過ごすことになります。
古典的な詩を研究するアレクサンドロスにとって「言葉」とはまさに生きる道であり、言葉の喪失は「生」の選択肢を失う、つまり「死」を意味します。
その折、少年はギリシャ語と語源が近いアルバニアの古い言葉を話し、最後の一日を過ごすアレクサンドロスに「生」の道を与えます。

「言葉」は縦横無尽に彼を過去や未来、夢や幻想の世界に誘い、それは彼の記憶の中に永遠に存在する瞬間へと引き戻すのです。

こうした思いを作品に込めたアンゲロプロス監督は不慮の事故により急逝することとなりましたが、
ここに遺された「映像」にも彼自身の永遠の瞬間が宿り、我々はその思いと永遠を感じ取ることができるのです。

タイトル「永遠と一日」の意味が明かされるラストは、自分自身にも生の希望が灯されたような感覚に陥ります。
まさしくアンゲロプロスの最高傑作と称するに相応しい名画です。
霧の中の風景は難解だったイメージがあり、気合いをいれてみました。やはりセリフが抽象的、かつ詩的なので娯楽としての映画ではなく、芸術作品に近いですね。パルムドールを受賞した作品ですしたしかに映像は計算し尽くされていて動くカメラがばっちりハマる時は鳥肌ものですが、映画に求めているものが違うのかもしれません。面白くはないです。

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