アンゲロプロスは時と記憶が交差するなかにしか人は生きられない、という宿命を映す。
Aが撮ろうとする映画は、彼自身の人生そのものであり、そして観客が観ている映画もまた、構築された記憶の断片でしかない。…
「エレニの旅」から続く「二十世紀三部作」の二作目にして、最終作「もう一つの海(仮題)」の撮影が開始した直後に監督の交通事故死によって製作が頓挫したことで、遺作となってしまった作品。
「エレニの旅」と…
ブルーノ・ガンツ、イレーヌ・ジャコブ、ミシェル・ピコリが街を歩く場面が好き。背景に見えるクリスマスツリーの存在感がなんとも言えず好ましいし、駅の階段の踊り場を文字通り踊り場にする場面も素晴らしいしが…
>>続きを読む自分の勉強不足でこの映画の内容を全て理解することは出来なかった。もっと人生経験を積んで、世界の歴史を勉強したらもっと理解出来るようになるかも知れないと思った。テオ・アンゲロプロス監督の遺作を鑑賞出来…
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