少し前に「観るリスト」に入れていたのだけど、このタイミングで。

平出さんと中島さんの事故第一報から救助活動打ち切りの知らせまで、単なる1ファンの私でも心が重たかった。
あの二人ならひょっこり下山してきて「ヤバかったー！」なんて言うんじゃないかとか、まだ心の何処かで思ってる。

ご家族の心中たるや。

このドキュメンタリーのスペンサーさんも兄をエヴェレストでの滑落事故で亡くしている。26年経って一縷の希望にすがりお兄さんのご遺体を探しに現地入りする。
捜索はプロのクライマーさんたちが行っていたけど、あっちにもこっちにも下山出来なかったご遺体が。
発見出来なかったお兄さんのかわりに、お金が無くてお兄さんを下山させれなかった現地の方のご遺体を回収しご遺族の元へ。
こういう活動のための財団があったらいいのになぁ。あるのかな？
もちろんご遺体の回収にも危険は伴うので、可能な限りでだけど。二次災害はご遺体も望まないだろう。

てなわけで、少し感傷的になってしまったのです。
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エベレストで亡くなったお兄さんを家族の元へ戻すために探しに行く弟の話。

正直いつも言うけど、エベレストに挑戦するって気持ちは私にはわからない。
命を落とす可能性が高いデスゾーンに入ってまで登頂したいとなぜ思うのか。

もし家族も何もなくて、自分の人生だけでチャレンジするっていうならまだわかる。
でも愛する家族たちがいて、彼らが残されるかもしれないっていうことを考えてわかってて行くのが本当に理解できない。

まぁ私が理解できないだけかもやけど…


こうして残された家族は必死に探そうとするよ。
だって最後に会えず、死後にも会えず、本当に死んだのかさえ実感できない状態にされるんやもんね。
そりゃそうだわ。

シェルパたちは山に登ることが仕事。
それが代々受け継がれてきてるものだということがあるからそこは理解できる。

でも他は行かなくていいよ絶対…。


たくさんお金をかけて、時間をかけて、兄を探しに行って、見つからなかっても違う家族の遺体を持って帰るというその彼の気持ちが素晴らしすぎて、そこに感動しました。

大切なお兄さんだったんやね。
こんな大切な家族残してなぜエベレストに登りたいのよ！！！


意味わからんて！！！

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