マッツ・ミケルセン、ジェラール・ドパルデュー出演の人間ドラマ。デンマーク・アカデミー賞であるロバート賞では作品賞など全8部門にノミネートされ美術賞など全5部門で受賞した。

B級のようなジャケットと邦題だが、れっきとした一級映画。とにかく主演のマリア・ボネヴィーが凄まじい。

幼い頃に故意ではないとはいえ母を殺してしまったディナの数奇な運命を描く。性に取り憑かれた、というより愛に取り憑かれた、という方が正しい。自分を愛してくれる人に飢えた女性の話。

母を殺してしまい父からの愛を得られなかったディナは数々の男性と遍歴を重ねていく。結婚させられた中年男性、幼馴染の馬番、ロシア人などとの行為が描かれる。

ラストは少しトリッキーな構成になっていて結局ディナがどうしたかは分からない。

愛に飢えたディナは愛と同時に死にも取り憑かれる。死んだ母や最初の夫の霊が見えるようになる。

度が過ぎたディナの渇望は自らを追い込んでいく。それでも彼女の人生だという視点で描く監督の演出がいい。

少しまとまりがなく唐突な展開もあれど、デンマークらしいロケーションと寒々しい撮影がとてもいい。濃厚な人間ドラマとしてなかなか見応えがある一作。

最愛のマッツ💓をほぼコンプしている私は、観る作品が無くて寂しく思っていたけど...
ありました、取りこぼし作品が❗️
ってか、多分今夏こっそり配信されたんじゃないしら？

しかしなんでしょうこのクソ副邦題💢
邦題のせいでスコアも伸び悩み、Mark数が少ないんだと思うな。
そこまでは酷くないよ。
豪華スター共演の大河人間ドラマ風です💫

監督はデンマークのオーレ・ボールネダル、他作品も観てるけど良作多いです。

キャストはマリア・ボネヴィー、ジェラール・ドパルデュー、マッツ・ミケルセン、クリストファー・エクルストン、ビョルン・フローバルグ、ペルニラ・アウグスト


1860年代のノルウェー北部の寒村が舞台。裕福な家に生まれたディナは幼少期に自分が招いてしまった事故で大好きな母を亡くしてしまう。
そのことで父親から疎まれ使用人によって育てられる。小さな心は寂しさと愛情不足からもがき苦しみ母親の亡霊を見るようになる。

多感で野生的に育つディナに父親は家庭教師ロックを付ける。チェロを学び理性を取り戻していき、密かにロックに恋心を持つが、ロックは父から解雇されてしまう。

自由奔放で野生美のある美しい女性に育ったディナは父親ほどの年齢のジェイコブ（ドパルデュー）に見初められ望まぬ結婚をする。そこで性に目覚めていき、ジェイコブは殺害される。
友人は使用人のトーマスだけ。自ら肉体関係を結び子供が出来るが自分たちの手で堕ろしてしまう悪魔のようなディナ。
ジェイコブの息子（ミケルセン）は金の亡者でアメリカ行きを夢みている。内々の金を溜めているのをディナは見つけてしまう...翌日、首を吊られた死体が...

キャストは文句ないのにもったいなさを感じるのは演出かな？
霊が纏わりつく若干のホラー味もある。
悪霊なのか現実なのか...ラストまでスッキリしないで終わる。


 肝心なマッツ様は、角刈り坊主頭（ほんっと短髪似合わないんだってば😔）で、素敵さ半減😥

• #邦題問題
• #のんchanマッツを追う

マッツ観たくて鑑賞。出番は少ないけれど、悔しくて泣くマッツが観れた！主人公の女性は暴力的な印象しかない。