「神曲」で知られる詩人ダンテ・アリギエーリの若き日々を、ダンテの著作の評価に力を注いだ詩人ジョヴァンニ・ボッカッチョの視点から描いた作品。ダンテが亡くなってから30年が経過した1350年。フィレンツェ市はかつて追放したダンテに死後恩赦を与えることを決定。ボッカッチョは、市からの賠償金を修道院にいるダンテの一人娘ベアトリーチェに届けるための旅に出る。旅の途中、ダンテを知る人々に会ったボッカッチョは、今は亡き大詩人の生涯に思いを馳せる。『追憶の旅』(83)、『モーツァルト/青春の日々』(84)等で知られ、今なお精力的に新作を発表しているプピ・アヴァティによる歴史劇。名優セルジオ・カステリットがボッカッチョ役を演じている。
50年も連れ添ってきた、文豪トルストイと妻ソフィア。ある日、ソフィアはトルストイが弟子チェルトコフに、著作権を国民に譲渡するよう説得されているのを知って激怒する。彼女とチェルトコフが牽制し…
>>続きを読む1911年。51歳の音楽家、グスタフ・マーラーは、妻を連れてウィーン行きの豪華列車に乗り込んだ。まだ30代の妻の態度は冷ややかで、同乗した軍人に言い寄られ気持ちをぐらつかせている。一方、マ…
>>続きを読む第二次世界大戦中、レニングラードアカデミック劇団はモトロフ市にいた。劇団員たちは軍部の監視、物資の乏しさ、延々と繰り返されるリハーサルなど、様々な困難に耐えながら「ガイーヌ」のプレミア上演…
>>続きを読む天才的な音楽の才能を持ちながらも、貧困からパリで演奏する夢を絶たれた少年・ショパン。だがショパンが22歳になった頃、彼を指導するエルスナー教授は動乱のポーランドを脱出し、パリにショパンを連…
>>続きを読む© 01 Distribution