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ガール・ウィズ・ニードル

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『ガール・ウィズ・ニードル』に投稿された感想・評価

健一
3.8
ガール・ウィズ・2$ 💴💴😅💰




デンマーク🇩🇰 ポーランド🇵🇱 スウェーデン🇸🇪
の合作作品。
第97回(2024年度)アカデミー賞にて
国際長編映画賞にノミネート。

北欧のモノクロ作品が大好きなので。
あらすじだけ読んで早朝から劇場へ。


さて本作 ⚠️ややネタバレあり⚠️


ソノ娘(コ)ハ イクラデ ウレマシタ?

2ドル? 😅(悪い冗談です。)

「関心領域」同様、本作もできれば音響設備がちゃんと整った映画館での鑑賞をオススメしたい。
開始数秒でその世界観に堕ちていける。

良い悪いは別として。
123分の尺の作品だったが、体感的には5時間くらいに感じた。😮‍💨
でもまぁ、至福の時でした。

連続殺人事件っていうから・・・
ジャック・ザ・リッパーとかジェイソンとか。
そんなの勝手に思い浮かべてた。😅
まぁ一応。 連続殺人事件か! 😕

視点は斬新!
時代背景も見事に再現されていて、
プラス ダークな映像に飲み込まれていく感覚は見事な演出。

(こんなこと書いたら絶対にいけないのだが。🙇)
主人公の女性が全然 美人じゃないのが実にリアル。
ギリギリ、というかアウトな生活を生き抜く様は 時に たくましくも見える。

とは言え・・・

やっぱり連続殺人鬼にたどり着くまでがやっぱり長過ぎるかな。
鑑賞途中『あれ?こんな映画だったかな?あらすじと随分違うな?』とさえ思ったほど。
そんなの関係なく、あの時代に懸命に生きた『ひとりの女性の物語』として描き切ったほうが良かったような。
逆に『連続殺人事件』というキーワードを頭の中から消して本作を鑑賞されたほうがいいような気もしてきた。

しかし。

ショッキングな映像の数々、キャスト達の見事な演技。
息を呑む漆黒の映像美。


人間の『闇』の深いところに辿り着いた感覚。


そのニードル(針)は すぐ折れる 🪡

私みたいに・・・・・


2025年 5月16日 公開初日 8:05〜
新宿ピカデリーscreen 5
💺157席
客入り 半分くらい埋まってた。

最近なーーーんか
「ショーシャンクの空に」にいいね👍がよく来るなぁ〜
なんて思っていて久々に昔、自分が書いたレビューを開いて見たらなんと1000レビューを超えていた。😱
いいね👍をくれた皆様、本当に心から感謝しております。🙇
今まで観たことないタイプのとんでもないホラー。人によってはガチのトラウマ映画。一歩間違えたら上映禁止レベルの内容。
良質な胸糞映画を摂取したいという方にオススメ。

常軌を逸したホラー映画はなぜかいつも幸福度ランキング上位国で産まれる謎。
本作はデンマークの胸糞映画です。

この映画、やば過ぎる。
実話ベースじゃなかったら上映禁止になってたんじゃないかというぐらいやばい。

内容として胸糞映画を作ってやろうと思っている人なら誰しも1番最初に思いつくと思うのですが、誰もこの一線を越えようとは思わないポイントです。
倫理的に今までどの映画も踏み越えられなかった一線を、本作は実話であるという点を盾に踏み越えてます。

映像はグロくないどころか、映像は非常に美しいです。
音もかなり効果的に使われており、緊張感がずっと続きます。
個人的にこの緊張感の演出は直近でみた教皇選挙に近かったです。
張り詰めています。一呼吸おかせてくれません。
ずっと休ませてくれません。

教皇選挙とガール・ウィズ・ニードルを連続で観たら、凝ってない肩が凝ると思います。

実話ベースですが、事前情報を一切見ずに観た方がショッキングで良いと思います。

妊娠中の方や、赤ちゃんが出てくるホラーが苦手だったり、赤ちゃんや子供が酷い目に遭う映画がダメな方は心理的負担が大きいかもしれません。
視聴の際はご注意ください。

ちなみに私は二度と観れないです。

試写会にて視聴したため、ネタバレは映画公開後に控えさせていただきます。
時間があるときに更新します。
記事→https://x.gd/xGzdb
4.4
極めて社会派、現代人に贈る御伽噺。

第一次世界大戦後のデンマーク。
主人公カロリーネは、戦地に赴いた夫の消息もわからぬまま、アパートの家賃も払えずに追い出されてしまう。
ボロボロの部屋に移り住み、縫製工場で軍服を黙々と縫う日々だが、同僚たちと交わす些細な交流が唯一の救いだった。

やがて、工場長と恋に落ちるカロリーネ。
避妊の知識も無いため、求められるままに身体を預けた末、妊娠する。
ようやく掴んだ光に胸を高鳴らせた矢先、傷だらけの顔に仮面をつけた夫が、怪物のような姿で帰ってくるーー。


白黒で撮影された画面は、デンマークなのでアンデルセン童話のようでもあるが、そこにあるのは子どものためのメルヘンではなく、原著に近い、残酷で極めて大人の物語。

事実を元にした作品で、予告や煽り文句にミステリと書かれるが、謎解きを期待していくと肩透かしを喰らうと思う。

映画としての構成は素晴らしいと思う。
何処まで見えてる?と最後に伺われてる様はミステリーなのかもしれない。
考え込んでしまう。
重たい。(´ºωº`)

人を選ぶ映画だと思う。
チェロの不穏な内面を抉る音、画面の美しさ、坂のある町並みや部屋。
リュミエール兄弟の『工場の出口』のオマージュ。
どれをとっても素晴らしい。
重さが堪らなく好きなんだ!


以下内容とか自己整理とか(´・×・`)


































徹底的に「女」の映画。

デンマーク史上最も最悪の事件。
1913年から1920年の間、25人の乳児を殺害したとされる、ダグマー・オーヴァービーのִ連続殺人事件に基づく物語。

ただ、今作は単なる犯罪の再現ではなく、当時の社会背景や女性たちの置かれた過酷な状況を描く。
戦争、貧困、性差別、情報弱者、宗教的価値観などを抱え、女性たちが「選択肢のない選択」を強いられてきたこと、
それは、過去の話ではなく、世界的に中絶禁止が広がる現在にも問いかける。



帰ってきた夫は言葉もまともに発せず、食事も仮面の下で手づかみでぐちゃぐちゃと貪り食う。
かつての彼はそこにいなかった。
カロリーネは、既に別の人を愛し、新しい命を宿していることを正直に伝え、夫を家から追い出す。

追い出される夫、可哀想だけど、1年間手紙を見てるのに返事書かないのは擁護がしにくい。
顔を負傷して落ち込むのも、見せられない気持ちもわかるけど(p_q*)シクシク


王子と思っていた工場長はただのマザコンで、男爵夫人の母親の言いなり。
婚姻は当然拒絶され、堕胎も時期的に無理と拒まれたカロリーネ。
下賎の者がアタクシと話すなんて!
結局女と女の戦い。


カロリーネは自らの意思で、公衆浴場に向かい、編み針を自分の体に差し込む。
痛い痛い、、。
タイトル回収これぇ!?(´;ㅿ;`)
それは貧しさの中、致し方ない自己決定だった。
あんなに出血したのに堕胎出来なかった。
痛みに気を失う彼女を救ったのが、砂糖菓子店を営む女・ダウマだった。

ダウマは優しく語りかける。
「望まれない子供の養子縁組を斡旋している」
「堕ろすのはやめて、手数料で良縁に結びつける」
「あなたはいいことをするの」
「お金持ちの家庭に行けるわよ、医者とか、弁護士の家に」
その言葉を信じるカロリーネ。

「赤子に名前をつけないでね」

そう語るダウマの言葉には、宗教的背景がある。
キリスト教において名前を与えられない赤子は洗礼を受けず、神の子とはされない。
すなわち、それは“まだ人間ではない”とするための方便。
命を手放す母達へ罪悪感を和らげる効果があった。


産むと決めたカロリーネは、夫が見世物小屋のスターになっていることをポスターで知る。
初めて夫の働く見世物小屋を訪れ、“どうしようもない現実”に直面するカロリーネと観客の私たち。

舞台の上、小人症の男と多毛症の女を面白おかしく弄る団長。
そして、今晩の目玉と呼ばれた夫は“戦争の怪物”として観客の前に立たされていた。
『エレファントマン』!🐘
仰々しく仮面を外して素顔を晒す夫。
縦にも横にも裂けたような曲がった口、片目のない眼窩。
客たちは恐怖と好奇心の混じった視線を向けるが、誰一人としてその肉体に触れようとはしない。
そしてカロリーネが立ち上がる。

団長に言われるがまま、義眼を外した暗い目の穴に、彼女は指を差し入れる。
そして、その潰れた口にキスをする。
それは、美しさとグロテスクの境界を反復横跳びするシーンだった。

観客が凍りつく中、カロリーネだけが、彼の「見たくない現実」に触れることを選んだ。
このシーン、あからさまに美女と野獣の構図だが、「怪物を人間に変える魔法」ではなかった。
むしろ、「怪物」としての存在をそのまま認める行為だったように思う。


そして彼女は夫と共に暮らし始める。
家に戻っても、彼は夜ごと悪夢にうなされる。
呻き声は怪物そのもので、大家には騒音として非難される。
カロリーネは大家に頭を下げ、夫を抱きしめる。
大家のオババもなんやかんやいい人なのだと思う。
きっと沢山苦しみを知ってるからこそ、カロリーネを見守っている。

夫は顔だけでなく性機能をも失い、父にはなれないことを悟っている。
それでもカロリーネの妊娠を喜び、父になると誓う。
お互いを尊重し合う姿は美しかった。


臨月を迎えたカロリーネは、身重の身体を引きずりながらも、じゃがいもを運ぶ力仕事に従事していた。
貧しさの中では休むことも許されない。
そして、作業中に突然、産気づく。

激しい痛みに膝をつく彼女の前で、男たちは戸惑い後ずさりをする。
出産という現象が、“厄介なもの““触れてはならないもの“として扱われる。
けれど、同僚の老女が毅然と立ち上がる。怖気づく男たちに向かって恫喝するように言い放つ。
「ここで産ませるよ!布を集めてきて!」
社会制度の足りなさを、女たちの連帯が埋め合わせるよう。


夫は、血が繋がらずとも、自分の子として愛する覚悟があった。
生まれた赤子を慈しむ夫。
だが、カロリーネの中に、愛よりも先に拒絶が生まれてしまっていた。


夫の目を盗み、カロリーネは砂糖菓子屋のダウマに赤子を渡し、養子縁組を頼む。
だが、その行いに怖気付き、翌日再び訪れるが、既に行き先が決まりもう居ないと言われる。
持て余した母乳をと、そのまま乳母として雇ってもらえる。
本当に乳を出す係としての乳母。

常に吸ってないと出なくなるというので、ダウマ娘、エレーナに吸わせることにする。
もう就学する年齢に見えるエレーナが、ちゅぱちゅぱ吸い付く姿。
その姿はグロテスクであると同時に、生とケア、依存と搾取が混ぜこぜになる姿だった。
吸われているのは、単なる母乳や栄養ではない。
それは、カロリーネの「血」でもあり、「母であったはずの記憶」でもある。


名も持たぬ乳児たちが次々に現れては姿を消していく環境。
口唇口蓋裂の赤子を引き受けた時に、ダウマはこの子は貰い手が無いと言い、さっさと孤児院に連れていくという。
見た目で需要のない命。
それは夫の口の裂け方と同じようだった。

そして次に任された赤子は、健康で、愛らしい男児だった。
カロリーネは彼を育てながら、これまで感じなかったような母性が芽生えていく。
「この子は、渡したくない」
その思いが芽吹いた直後、ダウマは言う。
「引き取り手が見つかったの」

カロリーネは引き取り手だけでも知りたいと、ダウマの後を追い、ついに知ってしまう。
その命に引き取り手などおらず、ダウマは赤子の首を絞め、排水溝に流す「処理」をしていたことを(´ºωº`)
その静かで手慣れた行為は、日常の一部のようにさえ見えた。


カロリーネは錯乱してダウマを詰る。
そして問い詰めにダウマは淡々と答える。
「酷い時代なのよ。」と。

聞いた時は酷いのはお前だろ!と思っていた。殺人犯の弁明なんて!とも思った。

だが、ダウマが言うように、
「私が代わりにやってるだけ」
は、嘘では無い。

「いい事をした」と依頼者に伝えるのは、罪悪感を感じさせないようにする言葉でもあり、共犯者にする言葉でもあり、自分に向けても言い聞かせる言葉でもあった。


その後、カロリーネとダウマは共に坂を転げ落ちていく。
2人は薬物に溺れる。
メタンフェタミンのような覚醒剤。シンナー。モルヒネ。
すべてを忘れるためのオックスリ💊
部屋には食べかけの食事が散乱し、掃除もされず、蝿が飛び交う。
セルフネグレクトという言葉がぴたりとあてはまるような、退廃の巣。


その最中に赤子を預かったせいで、ダウマは警察に逮捕される。
カロリーネは窓から飛び降り、奇跡的に無傷で逃げ切る。

満身創痍のカロリーネが最後に向かうのは、夫が働くサーカスだった。
前に夜のステージで見た時は醜悪だったサーカス団。
太陽の下、虚飾を外して見れば、“化け物”扱いされてきた夫が、小人症の男、多毛症の女性、団長たちと共に、和やかにテーブルを囲んで食事をしている。
そこにあったのは、正しさでも健常さでもない。
拒絶されてきた者たちが、互いに拒絶しないための、ささやかな共同体だった。

カロリーネも共に住むことに決め、薬物依存から抜け出す苦しみを乗り越え、再び現実に立ち戻る。



ダウマは法廷で叫ぶ。
「私はメダルをもらうべきよ! 誰もやらないことを、私がやってきたんだから!」

正義も倫理も逸脱したその叫びは、歪んだ自負に満ちていた。
“子を殺した女”ではなく、“制度の穴を埋めた者”としての、自認。

子供を返せ!とブーイングする人々だが、
「本当に立派な職業の人たちが、ワケありの子供を欲しがるわけがない!」
と言うダウマの言葉に、皆口を噤む。

傍聴席のカロリーネは、静かにその姿を見つめ、ダウマの意思を受け取る。


それは世界中であった事件でもある。
日本でも、1913年「愛知もらい子殺人事件」、1948年「寿産院事件」。
前者に至っては被害者数200人オーバーだ。
(後者のwikiの情報が潤沢で、読み応えはあるが、落ち込む( ˊ•̥ ̯ •̥`))
戦争後、男たちのいなくなった社会で、女たちだけが命を抱え、その重さに潰されてきた同じ歴史。



そして、物語は静かに幕を閉じていく。

孤児院。
食堂のテーブルに、沢山の名もなき子どもたちが並ぶ。
幼児、学齢期の様々な年代の子供。
あまりにも多くの子供たちが、静かにそこにいる。
大きい子達は貰われ先が無かった子達だ。


カロリーネは、院長に面会に来ていた。
貴方のように養子縁組をしてくれる人はなかなかいないのですと褒める院長。

「7歳の子がいいわ」
というカロリーネの言葉に、喜んでという院長。

やってきたのは、あの金髪の少女、エレーナだった。
ダウマが唯一、名前を与え、育てていた子。
五度の死産を経験したダウマにとって、エレーナの金髪は天使のように見えたのかもしれない。
そしてカロリーネにとっては、母乳…血を与えたことがある存在としての結びつきなのだ。
カロリーネはその手を取り、エレーナも初めて小さく微笑む。
2人はしっかりと抱きあう。

最後に少しだけ光が差し込むようなエンドだった。



今作が最も深く針を突きつけてくるのは、「これはいけないことだ」と一言で断じて済むような話ではない、倫理の臨界だった。

確かに、ダウマが犯した犯罪は明確に“悪”である。
無辜の赤子の命を奪った行為は、社会的にも法的にも許されない。
だが、本作はそこに線を引かせてくれない。

なぜなら、彼女が行っていたことは、制度が整わず、支援も救済も届かない社会のなかで、「誰もやりたくないことを、誰かがやらなければならなかった」という現実があるからだ。

預ける母親も、委ねる社会も、見て見ぬふりをする市民も、皆がその「共犯者」だった。

だからダウマの叫び、
「私はメダルをもらうべきだ」
という言葉は、狂気でありながら、真理でもある。
それは、倫理が簡単に一方向に傾くことを拒む問いかけだと思う。


そしてこの問いは、現代においても切実である。

アメリカでは、2022年のロー対ウェイド判決の覆し以降、中絶が州ごとに禁止される動きが急速に進んでいる。

ポーランドでも、2021年にほぼ全面的な中絶禁止が施行された。

望まない妊娠をした女性たちは、命がけで自己流の中絶を試みるか、産んで手放すしかない選択を迫られる。

作中、カロリーネが浴場で編み針を自らに突き立てたあのシーンは、もはや過去の悲劇ではなく、“これから起こる未来の現実”なのかもしれないと問う。

誰もが“殺してはいけない”と知っている命を殺すのか、いう問いを正面から問う。
ラストカットは不出生主義までセットかなと思う。

殺人はダメと言う道徳を超えて、
「それでも、誰かが殺すしかなかったとき、私たちはどうするか」という次元にシフトさせてくるのは唸ってしまう。



欧州、中世では、望まれぬ赤子の頭蓋骨の泉門が開いているうちに、針を打ち込んで、後に脳内出血で亡くなった時に頭蓋骨がくっついているので証拠が残らないという口減らし方法があったそうだ。


今作のタイトル「ガールウィズニードル」。
それは歴史上語られてこなかった女たちの針の記憶を、白黒の中で見事に描きつつ、
今後、女性が自己決定方法として針を持つことにならない社会になるよう、警告する映画だと思う。

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