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マルチェロ・ミオ
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『マルチェロ・ミオ』に投稿された感想・評価

KUBO
3.8
今日は東京国際映画祭最終日。クロージング・セレモニーに続いて、クロージングフィルムの『マルチェロ・ミオ』を観賞。

東京国際映画祭の審査員のお一人で美し〜いキアラ・マストロヤンニさんが、男装してパパのマルチェロ・マストロヤンニになってしまうという、なんとも不思議なファンタジー。

マルチェロ・マストロヤンニとカトリーヌ・ドヌーブの娘として生まれ、女優として偉大な父母の名前が重くのしかかっているキアラは、ある時、鏡に映った自分の顔が父マルチェロに見えて、その時から男装をし、マルチェロと名乗り始める。

上映前の舞台挨拶でキアラご本人が言っていたのだが、本人も母のカトリーヌ・ドヌーブも、実際の友人たちも、実名で出演しているけれど、もちろんこれは脚本に沿って本人役を演じているので、実際とは違います、とのこと(そりゃそうだろうが(笑))。

なにせキアラさんの男装がカッコいい!女子校にいたらモテまくりです。またマジで父マルチェロによく似てる!私は何作かしかマルチェロの作品は見てないんだけれど、キアラさんはドヌーブよりお父さん似だな。

最初はみんな「ふざけている」のかと思っていたキアラのマルチェロは、だんだん本当にお父さんが乗り移ったかのように、周りの人もキアラを「マルチェロ」と呼び、「マルチェロ」と認識するようになっていく。

父の不在と父の名前の重圧からキアラは立ち直れるのか?

もちろんこれはそういう設定のファンタジーをキアラさんやドヌーブが演じているだけなんだけど、本人たちがみんな実名で登場するファンタジーって、なんかパラレルワールド見てるみたいでおもしろい。

カンヌ国際映画祭でも話題を呼んだ『マルチェロ・ミオ』。マルチェロ・マストロヤンニ生誕100年を記念したオシャレな作品です。
Omizu
1.5
【第77回カンヌ映画祭 コンペティション部門出品】
『ソーリー・エンジェル』クリストフ・オノレ監督作品。カンヌ映画祭コンペに出品された。

オノレ監督はそもそも苦手で、『ソーリー・エンジェル』は大嫌い。クィアを題材にしながらこんなつまらなくできるのは逆に才能だなと思った。

本作も期待していなかったが、その期待を下回る出来。端的に言うと監督の自己満足の代物にすぎない、と思う。

キアラ・マストロヤンニが実父マルチェロ・マストロヤンニに同化していくというストーリー、実母カトリーヌ・ドヌーヴやファブリス・ルキーニ、ニコール・ガルシアといったフランスを代表する俳優陣を揃えたはいいがそれを活かすことは全く出来ていない。

キアラ・マストロヤンニはおろかマルチェロ・マストロヤンニに対する敬意もあまり感じられなかった。監督の自己満足に付き合わされる俳優陣が可哀想ですらあった。

ストーリー的にも大きな盛り上がりもなく進展もないので飽きる。ただ徘徊するだけでは映画は面白くならないよ。最後も何故か親しい人が集結して泳ぐだけ。終わらせ方が分からなかったのではと思うほど何?というラスト。

オノレ監督はもうちょっと身の丈に合った題材にした方がいいと思う。設定は面白くなりそうなのに演出が見合っていない。残念。
4.2
TIFFで観たかったけど観れなかったやつ。伊仏各国の大スターを親に持つキアラ・マストロヤンニが、自らに父マルチェロの幻影を観た事から、彼になりきって自身や家族、周囲との関係性を再発見していくドラマ映画であり、ほぼモキュメンタリー。

あまりに面白い…というか、この作品がメタフィクションとして成立&実現している事自体が奇跡としか言いようがない。前半はキアラ自身と母カトリーヌ・ドヌーヴの出身地であるフランス、後半は父マストロヤンニの故郷であるイタリアと舞台を移し替えていくので、ロードムービー的な観点でも楽しい。関係地を巡る事で、本人は知っている筈の自身の記憶を立体的に補完し、近しい人間を憑依させる事で異なる視点から己と周囲を再認する。そして、大スターの両親の子としての苦悩や内に秘めていた想いを顕在化させていくという一連のプロセスが非常に魅力的。ユーモアに富んだセリフ回しもよかったな〜。

TIFFのクロージング作品に選ばれたのも驚きなほど、マルチェロ・マストロヤンニとカトリーヌ・ドヌーヴの関係性や彼らの出演作品についてある程度知ってる事が前提と少しハードルは高い作品とは思うが、それほど知識に長けている訳ではない自分でもなかなか楽しめたので、映画好きには是非オススメしたい一本。フランス映画・イタリア映画が好きな方は必見。

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