ダリダ~あまい囁き~の作品情報・感想・評価

ダリダ~あまい囁き~2016年製作の映画)

Dalida

上映日:2018年05月19日

製作国:

上映時間:127分

ジャンル:

3.5

あらすじ

60年代フランス。ミス・エジプトに輝いた美貌とそのエキゾチックな歌声で一躍フランスの国民的スターとなったダリダ。聴く者の心に直接語りかけるような歌声が愛され、アラン・ドロンとのデュエット曲「あまい囁き」や「18歳の彼」など大ヒットを連発し、デビュー以来30年、休むことなく第一線を走り、きらびやかなステージに立ち続ける。 富と名声を手にし、幸福に包まれていたはずの彼女だが、ヨランダ(ダリダの本名)…

60年代フランス。ミス・エジプトに輝いた美貌とそのエキゾチックな歌声で一躍フランスの国民的スターとなったダリダ。聴く者の心に直接語りかけるような歌声が愛され、アラン・ドロンとのデュエット曲「あまい囁き」や「18歳の彼」など大ヒットを連発し、デビュー以来30年、休むことなく第一線を走り、きらびやかなステージに立ち続ける。 富と名声を手にし、幸福に包まれていたはずの彼女だが、ヨランダ(ダリダの本名)自身は愛に何度も傷付き、ダリダとして恋するヨランダのときめきと痛み、幸福と絶望を情感あふれる歌へと昇華させていく―― 。

「ダリダ~あまい囁き~」に投稿された感想・評価

ダリダさんはお美しい。

でもあんまりにもあっさり男と恋に落ちる。

ストーリーは実話だからか無いに等しい。

幸せなのかは判断できませんでした。

55本目 招待券
壮大な喝采や名声の対価として、人としての均衡が崩れていく人生をダリダの曲と共に淡々と描かれる。エキゾチックな美貌と歌声や、曲のテイストや歌詞の全てが融合したかのような壮絶な生涯に興味が尽きない。ダリダの深層は決して上手く描かれていないが背景音楽が効果的で、説明的でない行間の奥深さは相性抜群に。

意図しない先天的なファム・ファタールで、愛した男たちが憑依されるかのように、次々と自殺を遂げる悲劇は、美貌と歌唱力だけではなくダリダの深層の闇に触れたからのようにも。ダリダの美貌・人気・愛・孤独を受け入れる男たちのキャパが圧倒的に足りなく、どんどん溢れるようで切ない。
男の嫉妬から、あからさまな歌唱力の違いがあるのに、デュエットして愛の同化を確認する独りよがりのシーンも効果的に。

別れや失恋に傷つきながらも、積み重なった不幸や闇が内面から発せられる情念のようにも。それと拮抗するかのようにダリダのステージ上でどんどん輝いていく模様は美しいが、因果のように切ない。

「ダリダ」と「ヨランダ」の狭間で葛藤し、ステージ上の妖艶で凛とした佇まいと、私生活での脆さの対比。一般的な幸せな家庭を切望しながらも、喝采を浴びる歌でしか生きる希望を見い出すことができなかったことは、ダリダの業なのか。本当の幸せはステージ上でしかなくなり、「歌」と「生」が結合していく模様は、現実と虚構の区別ができなくなるような悲劇に。

終盤の孤独と死に苛まれて、生命のキャパから溢れる模様は、宿命と言うにはあまりにも切なすぎる。

ビジネスに家族が係るとロクなことが起きないので、プロデューサーである弟のブルーノが破滅への伏線かと思いきや、時代を先取りしたり、ダリダの欲求を汲んだサポートが救いに。
かじゅ

かじゅの感想・評価

3.7
男何度も入れ替えて、愛が欲しかったかわからんけど、美貌に観てて引き込まれた
みゆき

みゆきの感想・評価

2.9
歌唱シーン、難しいのはわかるけど、終始気になってしまった…。偉大な歌手の口パクを違和感なくやるなんて、不可能に近いと思う。恋愛がとっ散らかってるので、映画のストーリーもとっ散らかり気味だが、実際もとっ散らかってたのだろうな、と想像してしまう。個人的に最後10分くらいのシーンは良かった。それにしても、素晴らしいキャリアの歌手、知らなかったことを恥じました。
まめ

まめの感想・評価

3.5
終盤でもはや男が出演しないほど多数の男にほいほい食いつくのはダリダの憧れていた夫と子どもをもつというふつうとは言えないのでは?と思った。
付き合った男の魂を吸い取って歌で魅了する能力を得る…みたいな感じ
孤独な歌姫の物語
面白い…ってか引き込まれるいい映画でした
ゆき

ゆきの感想・評価

3.9
みようかずっと迷っていて、とにかく映画がみたい気分になったので鑑賞。みてよかった。

ダリダの歌う歌詞がすごく人生(シナリオ)とシンクロしていた。あんなに深い愛を歌っていたのに、最後までダリダの人生に孤独がつきまとっていてなんだが胸がつまった。

主演の女優さんはモデル出身だそうで、歩く姿も美しくて納得でした。
ダリダと言えば、日本ではアラン・ドロンとデュエットした「あまい囁き」(Paroles Paroles) という曲が有名だが、邦題はもちろん、その有名な曲名からいただいている。とはいえ、本国フランスの人たちにとっては、ダリダとは異国情緒をまとった恋多き歌姫であり、この作品は、その彼女の54歳の若さで亡くなったライフストーリーを描いている。その湿り気の含んだ声が好きなので、「あまい囁き」以外の曲も聴いたことがあるのだが、彼女がこんなにも波乱に富んだ人生を送ったとは、この作品を観るまで、知らなかった。

彼女の物語は、1933年、エジプト・カイロから始まる。イタリア移民の家庭に生まれたダリダは、54年度のミス・エジプトに輝いたのちにフランスに渡り、56年に歌手デビュー。すぐに、そのエキゾチックな美貌と魅力的な歌声で人気を得る。作品では、その彼女の、何度も繰り返すラブ・アフェアーを中心に、人生を描いていく。最初は彼女を見出したプロデューサー、すぐに離婚して、次には同業者の歌手。彼が自らの才能を悲観して自死を遂げると、今度は若き名もなきアーティスト。それをずっと見守る彼女の弟の視点も織り交ぜながら、この悲劇に彩られた歌姫を描いていく。まるで、それは、日本で言えば、ゴシップにまみれたどこかの国の芸能界のようだ。

ダリダを演じる、モデル出身で映画初主演のイタリア人女優スベバ・アルビティが魅力的だ。劇中ではもちろんダリダの歌う曲が流されるのだが、見事に彼女になりきり、しかも死に彩られた陰影の深い人生を演じ切っている。日本でも大ヒットした「あまい囁き」もそうなのだが、あらためて聴くと、彼女の曲には、他の歌手が歌った曲をカバーしたものが多い。それらは、ダリダという「楽器」を通すと、まったく異なる味わいが加味され、人々が耳を傾ける曲となる。その歌声の裏にある彼女のドラマを的確にこの作品は描いている。彼女のファンではなくとも、十分に観賞に耐え得る伝記作品となっている。
ごま

ごまの感想・評価

3.0
予備知識なしでの鑑賞
どこまでが真実だったのかはわからないけど、
なんだか映画としては中身があまりなく思えてしまった、、、
出てくる人達はとっても魅力的なんだけど、
駆け足だからかどうにもしっくりこない、、、
この曲知ってるって感じや、それがリアルと紐付く感じは面白かったんだけどなぁ
Kaoric747

Kaoric747の感想・評価

3.7
フランスの国民的歌手と言われ、数々の大ヒット曲を残したものの、私生活では愛した男性が次々に自殺を遂げるという悲劇に見舞われ、自らも54歳という若さで自ら命を絶ったダリダ。波乱万丈で壮絶なダリダの人生を描くというのはややもすれば暗くなりがちだが、彼女がディスコナンバーを歌い衣、ステージで踊り始めた辺りは華やかで楽しめた。ダリダを演じたスヴェヴァ アルヴィティのヴィジュアルもかなりダリダに似せてあった(もともと雰囲気は似ているようだ)私生活では男性に恵まれなかったが、仕事の面でダリダを支えた弟のブルーノ氏の手腕は素晴らしかったのだろうと思う。(2018/6/13 KBCシネマ)