娼婦が惨殺された現場で、死体を見た刑事の高部は、被害者の胸をX字型に切り裂くという殺人事件がひそかに連続していることを訝しがる。彼の友人である心理学者・佐久間が犯人の精神分析を施しても、特異な手口の共通性を解く手掛かりは見つからなかった。
劇中に催眠を登場させ、映像としてもサブリミナルを用いていて、二重に仕掛けられているみたい。こちらは犯人を追う刑事を観ていたはずなのにあれよあれよと掌の上で転がされる。ブラックホールのような萩原聖…
首にXと切りつけた死体が次々と見つかるのに、犯人はそれぞれ別で、なぜXとしたのか本人にも説明できないという怪事件が起きて、刑事が原因が記憶障害の男による催眠だと突き止めるものの、惨劇は止まらない。…