エンジェル・ダストの作品情報・感想・評価

「エンジェル・ダスト」に投稿された感想・評価

noritakam

noritakamの感想・評価

3.3
最好映画。034「エンジェルダスト」1994年。
「狂い咲きサンダーロード」「逆噴射家族」で名を馳せた 石井聰亙監督がやけに東京にこだわられていた頃の映画。 山手線や水道橋、そことわかるロケーションで撮影されたサイコサスペンス(苦)。 正直、若松武さんの出た映画と言う認識が強いですが、緑色(この場合蛍光灯色)に統一された画面や、不可思議な設定、解決しない事件等、その後のサイコパス映画の最初かな、と思っています。解決しないのですっきりしないんですが、時々ハッとさせられる描写があって意外と好きです。特に覚えてるのは、山手線で殺されちゃう女性の描写と、コインランドリーで回る腕。本当に、変な映画でしたが、笠松則通さんの撮影は本当にスゴい。東京ってこんなだったのねって言うくらいクールな画像を見てるだけでも楽しいです。富士山の麓にあるアジトが出る辺りから暗雲漂ってそのまま終わっちゃうのが本当に残念。制作年度を見れば「羊たちの沈黙」の翌年だから、そんなものかとも思いますが。「シャッフル」とは180度違った撮影に痺れます。 滅多にレンタルでは見たことありません。Amazonで中古買いました。
https://www.imdb.com/title/tt0109733/
MM

MMの感想・評価

3.5
爆音と相まって体力をごっそり削られた、次観たら死ぬかもしれない
オールタイムフェイバリットなんですが、スクリーンで見たことはなかったので今回のフィルセン特集上映で鑑賞。サントラのダビーなダウンテンポはいつ聞いてもいいな。フィルセンのスピーカーも頑張って良い低音出してました。
てりり

てりりの感想・評価

4.3
超・良質なサイコサスペンス。「ケイゾク」「CURE」などが好きな人はきっと満足できるはず。
KHinoji

KHinojiの感想・評価

4.0
いわゆるプロファイラー物のサイコサスペンス(サイコホラー)作品。
プロファイラー物とは、サスペンスのひとつのジャンルで、映画「羊たちの沈黙」あたりから当時の一時期ブームになったと思う。日本のTVドラマなら「沙粧妙子 最後の事件」が有名。

監督らしいドライな演出で、次々に発生する連続殺人事件を淡々と追っていくと、次々に意外な展開が、、、
ラストも一筋縄ではいかない難解な終わり方で、逆に、また見てみたくなる話になっていると思います。
サイコサスペンスとは、結局、人の心の問題なわけで、単純に答えなどは出ない…

石井聰亙監督の映画では、「水の中の八月」とこの「エンジェル・ダスト」が気に入っています。
sugenon

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4.0
昨年DVD購入してから何度も何度も見てる。今日も見た。バイオレンスのイメージが強い石井聰亙監督だが、この作品はそれとは違うサイコサスペンス。
主役の南果歩、豊川悦司、若松武たちキャストの静かに淡々と語る台詞は、蒸留酒が徐々に脳を酩酊状態にしていくように不安感と高揚感を同時にもたらしてくれる。
90年代乱立したこの手のドラマや映画の中でも上位に入ると再認識。
単純に言えば連続殺人事件を解決しようとする話…で終わりなのだけど、とにかく心理戦だからじわじわくる。

もう一度観たい。
sunaon

sunaonの感想・評価

4.1
面白い。宗教団体の施設。こちらを見ている遠くの小さい人。自宅。花。豊川悦司のフェミニン的、男性性を抜き取ったような佇まい。社会的性を柔らかくする。方や南果歩は固い。アンドロギュヌス。洞窟。前半の山手線、後楽園などの集団性から人気が消えていく。監禁された場所のテレビモニターの1990年代のサイバー感覚。
南果歩の見開き気味の眼、若松武史のニヤケ顔、何考えてるかわからんトヨエツ…何もかもが不気味である。内容自体、まるでオウムの事件を予知していたかのようだ。
雰囲気だけで今見てもかなりイケるのだが、脚本はかなりとっ散らかっている。オチは何だか肩透かしだった。
だが、この世紀末感の醸成は只事ではない。さすが龍。
まお

まおの感想・評価

2.8

このレビューはネタバレを含みます

〜あらすじ~
南果歩さん演じる、謎多き、天才異常犯罪分析官、「すま節子」。電車内で巻き起こる連続殺人事件をきっかけに猟奇的とも言える犯人との緊迫の心理的かけひきが始まる。。。

冒頭からミステリーの匂いがプンプンの映画。カットの仕方など、撮り方は完全にホラー。驚かすようなシーンはありませんが、自然と心拍数が上がります。

中盤のコインランドリーのシーンでは怖すぎて思わず目をつぶってしまいました…

豊川悦司さんも主人公と共に暮らす夫「ともお」として出演されてます!節子の心の拠り所、癒しの象徴として、人間味のない天使のような振る舞いを見せてくれます。ほとんど物語に意味はありませんが、彼にも大きな大きな秘密が…

物語の鍵!ってか犯人である、誰でも意のままに洗脳する事ができる超天才医師、節子の元恋人の「あくれい」。常にニヒルな笑みを浮かべてます(笑)あくによって、徐々に追い詰められていく節子に、同情をせざるを得ません!!!

正直、ハラハラドキドキの心理戦!を期待していたので、少々物足りない感じはありました。どっちかっていうとホラー。このシーン要る?という箇所が目立ちます。

最終的には、あくの節子への訳の分からない狂気過ぎる愛ゆえだった様子。完全に洗脳されて節子は自我をなくし、身も心もかっさらわれましたとさ。

うーん、もうちょい、なんとかならんかったのかしら(笑)
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