90年代の日本風土へ21世紀を接続する回路と化した武田真治。シーン同士の繋がりが無に等しく、ショット単体が屹立した編集や突如出現するモニターなど、なかなか直接的なエドワード・ヤン/ゴダール引用が見ら…
>>続きを読む愉快なはずの鼓笛隊も黒沢清が写すとなんだか虚しい。人が飛び降りて命が消えても、種を植えて芽が出て命が生まれても、そこに悲しみや喜びはない。2000年問題、とてつもない花粉、生殖能力を失う花粉の特効薬…
>>続きを読む消滅する人間、給水塔と飛び降り、2000年問題的なテクノロジーへの不安、謎の植物モチーフと、至る所に『回路』の原型が観られて興味深かった。回路がいかに親切丁寧なエンターテイメントだったか認識できる難…
>>続きを読む黒澤清監督について行こうと決心した。
インタビューでも「シナリオの整合性は無視して、映像の面白さを極端に追求した。(意訳)」というようなことを話されていたのだが、まっっじでストーリーは意味わからなす…
1999年制作の2005年を描いた映画。大量に舞う花粉。治験者として服用する新薬には生殖機能が失われる可能性があるのだという。これは世紀末からみた近未来のお話。でもコロナ以後を生きるわたしには、今よ…
>>続きを読む1999年製作。95年設立の映画美学校の生徒たちと作ったようだ。
近未来東京が舞台のすれ違うカップルを描いている。黒沢が考える東京のペーパーワーカー×チンピラもの。
武田真治と唯野未歩子主演で、武田…