急に具合が悪くなるを配信している動画配信サービス

『急に具合が悪くなる』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

急に具合が悪くなる

急に具合が悪くなるが配信されているサービス一覧

急に具合が悪くなるが配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
Hulu
Netflix
WOWOWオンデマンド
アニメタイムズ
Roadstead
J:COM STREAM
TSUTAYA DISCAS

急に具合が悪くなるの作品紹介

急に具合が悪くなるのあらすじ

パリ郊外の介護施設「⾃由の庭」の施設長であるマリー=ルー・フォンテーヌは⼊居者を⼈間らしくケアすることを理想としつつ、人手不足やスタッフの無理解などに悩まされている。そんな中、マリー=ルーは森崎真理という日本人の演出家に出会う。がん闘病中の真理が演出するのは、自閉スペクトラム症の孫・智樹と行動を共にする俳優・清宮吾朗の一人芝居。真理の描く演劇に勇気をもらったマリー=ルー。同じ名前の響きを持つ偶然に導かれて、二人の交流が始まる。しかし、あるとき真理は「急に具合が悪くなる」。真理の病の進行とともに、二人の関係は劇的に深まり、互いの魂を通わせ合うようになる⋯⋯。

急に具合が悪くなるの監督

濱口竜介

原題
公式サイト
https://www.bitters.co.jp/soudain/
製作年
2026年
製作国・地域
フランス日本ドイツベルギー
上映時間
196分
ジャンル
ドラマ
配給会社
ビターズ・エンド

『急に具合が悪くなる』に投稿された感想・評価

["悪あがきしようよ、一緒に"]

2026年カンヌ映画祭コンペ部門選出作品。濱口竜介監督最新作。宮野真生子&磯野真穂による同名の往復書簡の映画化作品(未読)。ヴィルジニー・エフィラのファンになって10年以上経つが、まさか日本映画に主演して女優賞を取るとは思いもしなかった。基本的に陰鬱な映画に出がちなエフィラさんだが、今回もちょい陰鬱とはいえ希望を捨てないこと、理想を語るのをやめないことが一つのテーマになっていたので、チャームポイントである笑顔もたくさん登場して非常にありがたかった。私も濱口竜介になればエフィラさんの笑顔を撮れるのか…(キモいファン)。物語はパリにある認知症患者向けのケアハウスの施設長をしているマリー=ルーとフランスで一人芝居の演出をしている日本人演出家の真理の二人を描いている。認知症患者を一般人として扱うような"ユマニチュード"という手法を取り入れようとするマリー=ルーは、その急進的な改革に反発も生んでいた。そんなとき、真理の演劇に出会う。清宮吾朗の行う一人芝居に、その孫で重度の自閉症のある智樹が興味の赴くままに乱入することが前提で構成されていたり、観客に渡された楽器は自由に奏でることが出来たり、観客と演者の境界が曖昧にされているからだ。二人はあっという間に意気投合する云々。本作品では多くの境界が曖昧にされる。上記の認知症患者と一般人への対応方法、真理の演劇における演者と観客の他に、マリー=ルーと真理は双方の言語を理解できるので言語の壁も超え、真理がケアハウスに導入するエクササイズはスタッフと患者の境界すらも取り払う。全ては真理の言う"不可能を可能にする突破口"を探すため、或いは"縮小し続けるnow/hereへの付け替えで生き延びた資本主義"に奪われた身体とそれに付随する"対等さ"を奪還するために。『ドライブ・マイ・カー』における手話が記号化され構造の中に取り込まれていたグロさを思うと、本作品における智樹の存在も"演出可能なハプニング"として取り込まれているようだったし、地獄と化した現代で理想を持ち続け希望を語り続けることと、施設そのものを理想的に描くこと(糞尿や性愛の欠落等)を混同しているようにも見えたので、本作品を手放しに褒めちぎるのも難しいとは思うが、それでも二人のマリが雁字搦めになったnow/hereから一歩踏み出そうと模索を続ける様には希望が持てた。それはもう"悪あがき"にしかならないのかもしれないけれど、きっと何かを前に進めて何かを残すと信じて。

ちなみに、『ドライブ・マイ・カー』のタバコのシーンで味を占めたのか、今回も似たようなシーンが登場。コロっとやられました。

追記
それにしても、本作品について醜悪なコメントを残した某市はおそらく一秒も観ていないだろうことがすぐに分かる。寧ろあのコメントを起点に作り始めたんじゃないかというくらいド直球な批判を展開している。
Stando
4.5
舞台挨拶付きプレミア上映にて鑑賞。

原作である宮野真生子さんと磯野真穂さんの往復書簡に強く惹かれていた私にとって、あの濃密な哲学的対話が濱口竜介監督の手によってどう映像化されるのか、大きな期待を抱えながら劇場へ向かった。

正直なところ、本の中で交わされていた具体的な議論やテーマの多くは映画には盛り込まれておらず、最初は少し物足りなさも感じていた。原作にあった、あの緻密な言葉の応酬を、そのまま濱口監督のセリフ劇として観たかったという気持ちがどこかに残っていたからだ。

しかし、上映前のサプライズ舞台挨拶で、その感覚は大きく変わった。後半で登壇した原作者の一人、文化人類学者の磯野真穂さんが語った、『モモ』における「星の時間」の話。天空の星々に至るまで、すべてが一回きりしか起こりえない形で互いに働きかけ合う、奇跡のような瞬間についての言葉。その静かで温かいスピーチに、劇場のあちこちからすすり泣きが聞こえ、私自身も含め、会場全体が深く揺さぶられていた。

そして始まった3時間16分の上映の間、頭の中にはずっと、その「星の時間」という言葉が残り続けていた。スクリーンに映るマリー=ルーと真理の出会い。言語や文化の壁を超えて、互いの孤独や痛みに触れ合おうとする姿。そのすべてが、まさに一回きりの奇跡的な出会いのように見えて仕方がなかった。

この映画は、原作のテキストをそのまま再現する作品ではないのだと思う。むしろ宮野さんと磯野さんが実際に生きた、他者と本当に触れ合おうとした時間そのものを、映画という形で差し出そうとしていたように感じた。この映画と出会えたこと、そしてその根底にあるお二人の生に、心から敬意を抱いている。

宮野真生子さんのご冥福を、深くお祈りいたします。

上映前舞台挨拶登壇:
ヴィルジニー・エフィラ/岡本多緒/長塚京三/黒崎煌代/濱口竜介監督

イベント後半では、原作者の一人で文化人類学者の磯野真穂さんがサプライズ登壇。
4.0
もっと生きたい、という真摯で強烈な希求:濱口竜介『急に具合が悪くなる』レビュー

 開催中のカンヌ映画祭でワールドプレミアとなって大喝采、大称賛との現地報届いたばかりの濱口竜介監督最新作『急に具合が悪くなる』は、これまでの過去作を遥かに上まわる上質、高品質な一本である。3時間5分の長尺いささかも弛緩なく、しかしながらあくまで静謐な佇まいを貫き、きわめて深く重要な主題が観る者ひとりひとりの胸底に突き刺さる。
 舞台はパリと京都。物語は、あたかも舞台劇のように進行するが、紛れもない映像作品である。往復書簡をニ国往還のドラマに仕立てた監督自身の脚本が見事。ここに長塚京三当てがきの戯曲と独り芝居を添えて、主題をより色濃く鮮明なものとしている。それに加えて長塚京三扮する清宮吾朗の孫役の黒崎煌代が自閉症の青年像を説得力豊かに演じて作品の主題をより深いところへと誘う重石となっている。
 作中で日本と韓国とがその最先端にあると明言される少子高齢化問題が今後とも抱え続けられ、当面先行き不透明のままでしかないことを、エンターテイメントを主戦場とする濱口監督が真っ直ぐ向き合っている。そして、これまで以上の多面性、奥深さを生み出し、「最適解」を見出すべく腐心している監督自身の切実感が体感された。
 フランス側の主人公ヴィルジニー・エフィラ演じるフランス側の主人公は、文化人類学を学び、日本の保険会社勤務の経験を有しながら現在はパリの介護施設の長を担う福祉職。対する日本側の主人公は、大学で哲学を学び、日本の学究環境を良しとできず渡仏留学後、演劇を実存手段として選択している演出家で、同役を岡本多緒が凛とした佇まいで鮮やかに演じきっている。設定は、原作となった宮野真生子、磯野真穂連名の同名書通り。それぞれの、そうした立ち位置こそが本作の肝とも言えよう。虚構でいて、内実決して絵空事にとどまらない。加えて主題はワールドワイドな喫緊課題。余命宣告された主人公の、もっと生きたい、と言う真摯で切実な希求が鋭く胸に響く。映画祭での絶賛、納得である。
 日本公開は、6月19日(金)からTOHOシネマズ日比谷ほか全国で。より多くに本作の主題を自分ごととして受け止めてもらいたい秀作佳品である。

『急に具合が悪くなる』に似ている作品

ドライブ・マイ・カー

上映日:

2021年08月20日

製作国・地域:

上映時間:

179分

ジャンル:

配給:

3.8

あらすじ

舞台俳優であり、演出家の家福悠介。彼は、脚本家の妻・音と満ち足りた日々を送っていた。しかし、妻はある秘密を残したまま突然この世からいなくなってしまう――。2年後、演劇祭で演出を任されること…

>>続きを読む

Vision

上映日:

2018年06月08日

製作国・地域:

上映時間:

110分

ジャンル:

3.0

あらすじ

世界中を旅しながら紀行文エッセイを執筆しているフランスの女性エッセイスト・ジャンヌ(ジュリエット・ビノシュ)。とあるリサーチのため、アシスタントと共に奈良の吉野を訪れ、杉の木立が連立する山…

>>続きを読む

へんしんっ!

上映日:

2021年06月19日

製作国・地域:

上映時間:

94分
3.5

あらすじ

車椅子とカメラ、人と人の関わりが拡張する、表現の可能性 車椅子に乗った監督が、しょうがい者の表現活動の可能性を探ったドキュメンタリー。映画製作を通じて様々な人と関わりあう中で、多様な「違い…

>>続きを読む

蛇の道

上映日:

2024年06月14日

製作国・地域:

上映時間:

113分

ジャンル:

配給:

3.5

あらすじ

ジャーナリストのアルベール・バシュレ(ダミアン・ボナール)とパリのとある病院で心療内科医として働く新島小夜子(柴咲コウ)は、高級アパルトマンの1階で、エレベーターから出てきたミナール財団の…

>>続きを読む

名付けようのない踊り

上映日:

2022年01月28日

製作国・地域:

上映時間:

114分
3.9

あらすじ

1978年にパリデビューを果たし、世界中のアーティストと数々のコラボレーションを実現し、そのダンス歴は現在までに3000回を超える田中泯。映画『たそがれ清兵衛』(02)から始まった映像作品…

>>続きを読む

ボストン市庁舎

上映日:

2021年11月12日

製作国・地域:

上映時間:

274分
3.9

あらすじ

マサチューセッツ州のボストン市庁舎では、警察、消防、保健衛生、高齢者支援、出生、結婚、死亡記録など数百種類ものサービスを提供している。「一つの都市が変われば、その衝撃が国を変える」と語るマ…

>>続きを読む

関連記事

【発表】映画『Michael/マイケル』6月公開の映画期待度ランキング1位獲得