やっとFilmarksに追加された！飛行機の中で視聴したけど、感想かけずに困ってたよ。

ロミジュリはマクミラン振付が1番好きだけど、てか主流だから観る機会も多く、クランコはボリジョイかマリインスキーの公演で見たけれど、また見たくなった！

でもクランコといえば、オネーギンよね。振付の過程はこういう感じだったのか。

繊細で感性豊かで気まぐれで、振付そのままのイメージだった。

エンディングでの豪華キャストには涙。

2025-59

シアトル国際映画祭にて。

サム・ライリーがやや気性が激しく自信満々ながらも傷つきやすいバレエ振付師のジョン・クランコを演じるドラマ。
「ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男」のヨアヒム・A・ラング監督作。

ロンドンを離れざるを得なくなりシュトゥットガルトバレエ団で成功をおさめて世界的な名声を得るまでの話だが、チェーンスモーカーでアルコール依存気味。仕事に自信はあるようだけど、それ以外では生涯のパートナーがいないことを相当悩んでいるようだった。

仕事での高圧的な態度や対立は弱さを隠すために強がっているわけなく、たぶんあれが彼のスタイルで、先鋭的な演目やドイツ人ではないことで批判を受けたりしても跳ね返してはいたが、そういう時にも傍に一緒にいる人が欲しかったんだろう。
でも彼のあの躁鬱状態みたいな感情の起伏の激しさからすると、長く一緒にいると耐えられなくなるのかもね？と思ったり。

周囲が言う「私たちがいるじゃないか」は確かにそうだけど、本人にとってはそういうことじゃなく。成功して名声を得ても心に穴あきっぱなし…みたいな。
描かれてないがロンドンで同性愛を理由に逮捕されたようで、そこから逃れるためもあってドイツでの仕事を受けたようだ。

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