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落下の王国 4Kデジタルリマスターの作品紹介

落下の王国 4Kデジタルリマスターのあらすじ

時は1915年。映画の撮影中、橋から落ちて大怪我を負い、病室のベッドに横たわるスタントマンのロイは、自暴自棄になっていた。そこに現れたのは、木から落ちて腕を骨折し、入院中の5才の少女・アレクサンドリア。ロイは動けない自分に代わって、自殺するための薬を薬剤室から盗んで来させようと、思いつきの冒険物語を聞かせ始める。それは、愛する者や誇りを失い、深い闇に落ちていた6人の勇者たちが、力を合わせて悪に立ち向かう 【愛と復讐の叙事詩】―。

落下の王国 4Kデジタルリマスターの監督

ターセム

原題
The fall
公式サイト
https://rakkanooukoku4k.jp/
製作年
2006年
製作国・地域
アメリカ
上映時間
120分
ジャンル
アドベンチャー・冒険ファンタジー
配給会社
ショウゲート

『落下の王国 4Kデジタルリマスター』に投稿された感想・評価

DIZ
-
オンライン試写

そして9/18 映画館での試写でも観ました


学生の頃に知り、日本で観る方法がなかったので海外から輸入して観たほど好きで
いつか映画館で観たい…と思っていたが
ようやく夢叶った

素晴らしいし、今後こんなに世界中を旅できる宝の地図のような映画は作れないだろう

ターセム監督が破産してまで作りたかった映画だ
初見は小学生の頃に母が持っていたDVD。
凄まじいビジュアルの数々と優れた美術と素晴らしい衣装に圧倒される。
11月にリバイバル上映されると聞いたので再鑑賞してみることに。

撮影中の事故で脚を負傷し、入院することになったロイ。
スタントマンである彼は恋人を主演俳優に奪われて人生に絶望していた。
ある日、ロイは病院内で無垢な少女アレクサンドリアと知り合いになる。
ロイは、自殺するための薬を持ってきてもらうために、アレクサンドリアに壮大な物語を語り始める。
それは、暴君に立ち向かう5人の勇者たちの物語だった。
ターセム・シン監督作品。

ストーリーも面白いのだが、石岡瑛子氏が手掛ける色とりどりの美しい衣装が素晴らしい。
彼女は2012年に亡くなる前までターセム監督作品の常連だったらしい。
個人的にはフランシス・コッポラ監督の「ドラキュラ」(1992)の衣装が大好き。
衣装見たさに度々観てしまう。

劇中に登場する孤島、砂漠、象、青い街など、全てがCGではなく実在するというのだから驚きだ。
世界には美しい場所がたくさんあるのだと今更ながら実感。

何度も観た作品だが、一度劇場で観てみたいので上映が待ち遠しい。
オススメの一本!
4.5
【編集された聖域の中で】
動画レビュー▽
https://www.youtube.com/watch?v=nQSGEp2uCNg

2025年11月21日(金)よりBunkamuraル・シネマ渋谷宮下、グランドシネマサンシャイン池袋ほかにて伝説のカルト映画『落下の王国』の4Kデジタルリマスター版が公開される。『落下の王国』は日本で根強い人気を誇る作品であった一方、ここ8年近くDVDは廃盤、サブスクにもなく鑑賞難易度が高騰していた作品である。そのため、2020年12月に日テレ「映画天国」で放送された時に話題となったことは記憶に新しい。数年前にMUBIが本作の4Kデジタルリマスターをリリースしたことで日本公開が待望されていたのだが、遂に凱旋日が決まった。試写で一足早く観させていただいたのだが、10年前に大学のゼミで観た時以上に面白く感じた。これは確かにあまりの凄さに創作の筆を折ってしまう人がいるのも納得である。

病院でアンニュイな日々を送っているアレクサンドリアはひょこんなことから、大ケガを負ったスタントマンであるロイと仲良くなる。ロイは空想物語を語り、彼女と一緒に物語を紡いでいく。しかし、この物語にはロイのある意図が含まれていた。

本作は映画における編集と空想における編集を結び付けた内容である。映画は、特にサイレント映画時代は、生身の人間がスタントをする現実が映し出されている。しかし、編集というハッタリでもって虚構的世界が広がっている。空想も同様である。我々の記憶にある要素を繋ぎ合わせて世界を生み出していくのだが、それは非ユークリッド的空間であり、現実の位置関係からみるとあり得ないような遷移をする。また、様々な文化がひとつの物語構造に当てはめられ、その地の文化性とは異なる側面を見せる。たとえば、インドパートに着目する。サルの相棒がうろつく中で悲劇に見舞われる場面。青い街並みが特徴的なジョードプルで物語が展開するのだが、サルが落下した先は、チャンド・バオリである。チャンド・バオリはインドの田舎町にまるでゼルダの伝説におけるダンジョンがごとく鎮座している空間なため、現実の地理関係を知っているとあり得ない繋がりだとわかる。しかし、編集の妙によりシームレスに空間が繋がる。そして圧倒的な美しさでもって、そのハッタリを現実として観客も受け止める。これこそが空想の特性なのだ。

このような映画の編集を客観的に捉える装置としての空想を繋げるものとしてアレクサンドリアのプリミティブな物理現象の虚構を配置している点が興味深い。アレクサンドリアは鍵穴からの光が織り成す影絵や、紙を切って作る仮面、片目を素早く瞬きすることによって擬似的に生み出されるアニメといった要素を手掛かりにロイの物語を受容していく。無垢である少女が虚構を組み上げる際に必要な編集の側面を会得していく過程が潤滑油となっているのだ。

一方で、本作は物語的弱点がある。本作はブルガリア映画『YO HO HO』のリメイクなのだが、少年から少女に変更してしまったことで、自暴自棄になった青年の話を幼女が親身に聞くといった危うい構造となっている。これだけならまだしも、ロイは段々と自暴自棄になりアレクサンドリアに凄惨な物語を語りトラウマを植え付けてしまうのだ。その描写に対する救済処置は希薄なので、物語としての怖さがある。ここは評価の分かれ目であり、玉に瑕な部分であろう。

しかし、それを差し引いてもフィクションの力を信じた圧巻の映像と、フィクションを構築する際の編集の側面に対する洞察力の慧眼さに私は惹かれたのである。

2025年11月21日(金)よりBunkamuraル・シネマ渋谷宮下、グランドシネマサンシャイン池袋ほかにて全国公開。

■登場世界遺産数は13件ではありません
10年前にゼミで鑑賞した際、調査で本作に登場する世界遺産を調べてブログに書いた。その時は13件としていたのだが、世界遺産アカデミー認定講師になった今観ると、明らかに13件以上ある。ということで調べてみた。中盤のグヌンカウィでの儀式でフラッシュ暗算が如く世界遺産ラッシュになる場面では一部特定ができなかったものもあるのだが、自分が調べた限り最低19件も世界遺産があることが判明した。それが以下である。(※は世界遺産に登録された年を示している。)

【トルコ】
イスタンブル歴史地区(アヤソフィア)※1985

【チェコ】
プラハの歴史地区(カレル橋)※1992

【イタリア】
ローマ歴史地区(カンピドリオ、コロッセオ)※1980
ティヴォリのハドリアヌス別荘※1999

【インド】
タージ・マハル※1983
アーグラ城※1983
ファテープル・シークリー※1986
ジャイプルのジャンタル・マンタル※2010
ラジャスタンの丘陵城塞群(アンベール城)※2013

【インドネシア】
バリ州の文化的景観 :トリ・ヒタ・カラナの哲学を表現したスバック・システム※2012

【カンボジア】
アンコールワット※1992

【中国】
万里の長城※1987
中国南方カルスト(漓江)※2007

【ナミビア】
トゥウェイフルフォンテーン(ツウィツァウス)※2007
ナミブ砂漠※2013

【エジプト】
メンフィスのピラミッド地帯※1979

【フランス】
パリのセーヌ河岸※1991

【スペイン】
歴史的城塞都市クエンカ※1996

【アメリカ】
自由の女神※1984

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