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新凱旋門物語
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新凱旋門物語の作品紹介

新凱旋門物語のあらすじ

1983年、パリ。ミッテラン大統領はフランス革命200周年を祝う新モニュメントの建設を構想していた。国際設計コンペで選ばれたのは、無名のデンマーク人建築家ヨハン・オットー・フォン・スプレッケルセン。イタリア・カッラーラ産の大理石によるキューブ状のアーチと、そのふもとに雲のような屋根が浮かぶ大胆なプランは、大統領の心を射止め、彼を一夜にして時の人にした。しかし、完璧を追い求める彼の前には、予算や政治的圧力、周囲の思惑が立ちはだかる。理想を貫くか、現実に折り合いをつけるか。巨大プロジェクトの渦中で、一人の建築家が下す“ある決断”とは――。

原題
L'Inconnu De La Grande Arche/The Great Arch
公式サイト
https://mimosafilms.com/thegreatarch/
製作年
2025年
製作国・地域
フランスデンマーク
上映時間
106分
ジャンル
ドラマ歴史
配給会社
ミモザフィルムズ

『新凱旋門物語』に投稿された感想・評価

背骨
3.2
国家の大規模プロジェクトの裏側で起きていた黒歴史を史実をもとにして描いたドラマ

こういう大きな事業は大変だな… と思いつつ、誰かひとりに肩入れしないニュートラルな描き方は好感。お前もお前だし、あいつもあいつ。ドランとスワン・アルローがよかった。単なるヒールじゃない深みのある人物造形が素晴らしかった。誰もが悩み、苦労してる… それぞれの正義のカタチが少しばかり違うだけ。にしても、蓮舫を想起させる政治家の登場には笑った
symax
3.7
"キューブは私のライフワークだ!"

1983年、ミッテラン大統領はフランス革命200周年を祝う新モニュメントの建設を構想し、無名のデンマーク人建築家ヨハン・オットー・フォン・スプレッケルセンがコンペで選ばれた。

大統領の絶大なる賞賛を得たオットーであったが、彼の前には予算や政治的圧力、周囲の思惑が立ちはだかる事に…

あくまで理想を貫くか、現実に折り合いをつけてプロジェクトを完成させるのか…オットーが下した決断は…

すいません…凱旋門は勿論知っていますが、新凱旋門の存在は全く知りませんでした…ましてや、新凱旋門建築に当たりこんなドラマがあったなんて…

だいたい国家的プロジェクトっていうのは揉めるに決まってる。

最近では東京オリンピック前の新国立競技場の騒動が記憶に新しい…

本作のオットーは、建築家というよりは芸術家に近いのでは?

クライアントであるミッテラン大統領の構想に忠実でありつつ、自らの理想をあくまで貫く…言い方は悪いですが、融通の効かない頑固者。

一方で建築現場の責任者であるアンドリューもまた建築家ではありますが、ドゴール空港の建設を請け負った経験からより現実的にプロジェクトを成功させようとする現実家なので、オットーを芸術家として尊敬しながらも、その頑固さで対立してしまう…

当然、国家的プロジェクトは、時の政権によって左右されてしまう脆弱さがあります。

オットーだけでなく、プロジェクトに関わる全ての人々は様々な思惑に巻き込まれていきます…それは大統領でさえ例外ではありません…

実にイライラさせる展開…切ない幕切れ…

オットーにとって、このプロジェクトは失敗だったのでしょうか?

私は失敗だったと思えません…

たって新国立競技場とは違って、出来上がった新凱旋門はオットーの設計通りなのですから…
エッフェル塔や凱旋門に次ぐパリのモニュメント“グランダルシュ(新凱旋門)”。このランドマーク誕生の舞台裏で国家プロジェクトに翻弄された建築家の数奇な運命を描く。
理想を貫くか、現実に折り合いをつけるのか…そんな、社会人ならば誰しも経験のある、いろいろとあちこちがむず痒くなってしまうお仕事ムービー。画角もクレジットも全てが“キューブ”。
“グランダルシュ”は人権宣言200周年となる1989年7月に落成記念式典が執り行われ、現実に完成して存在しているのだが、今作中ではその完成した“グランダルシュ”の姿を一切見せていない。これこそが映画製作者からヨハン・オットー・フォン・スプレッケルセンへの最大の敬意なのだろう。
今回は、久しぶりにフランス語の台詞を聴きたくなって鑑賞。それといわゆる“モダニズム建築”や、その頃の調度も好きなので、各シーンの背景の映り込みも楽しめた。そして、いかにもあの頃のフランス人官僚っぽいメガネにスーツ姿のグザヴィエ・ドランがカッコ良かった。

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