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廃用身
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廃用身の作品紹介

廃用身のあらすじ

ある町のデイケア「異人坂クリニック」に通うお年寄りの間で、漆原院長(染谷将太)が考案した“画期的な”治療が密かに広まっている。究極のコスパの良い介護を目指すため、<廃用身」>(麻痺などにより、回復見込みがない手足のこと)の切断を行った結果、「身体も心も軽くなった」、「厳しい性格が柔らかくなった」などと予想外の“好ましい副作用”が現れたという。噂を聞きつけた編集者・矢倉は、老齢期医療に革命を起こす可能性を感じ取り、漆原に本の出版を持ちかける。しかしやがて、デイケアに関するとある内部告発が週刊誌に流出。さらに、患者宅で起きた衝撃の事件をきっかけに、すべてが暗転していくーー。

廃用身の監督

吉田光希

原題
公式サイト
https://haiyoshin.com/
製作年
2026年
製作国・地域
日本
ジャンル
サスペンス
配給会社
アークエンタテインメント

『廃用身』に投稿された感想・評価

※試写で拝見させていただきました。


デイケア施設「異人坂クリニック」で、回復の見込みのない手足=“廃用身”を切断するという画期的な治療法が軸となるヒューマンサスペンス。
麻痺などで動かない身体の一部を切り落とすというその医療行為は、患者や介護者にとっては想像以上の“好ましい変化”をもたらすという噂が広がるが…。


シンプルに“恐怖する”という意味で言えば、今年一番怖い映画だと思う。
何が恐ろしいかって、この作品が扱っているテーマが現代のリアルにめちゃくちゃ近いからです。
老人医療、介護の負担、身体と心の関係――誰にとっても“あり得る未来”を題材にしていること自体が、恐怖の本質になっている。高齢化社会を背景にした医療問題をここまで恐ろしく描く映画は他にないと思う。 
原作の小説はかなり前に書かれたものだが、今の世の中にこれほど通じる描写はリアルすぎる。

特に、介護する側の家族が苦悩するシーンは見てられなかった。もう一度旦那さんと話したい…という奥さんの件は、一番苦しかった。


この作品は、映像化が“絶対不可能”と言われてきたらしい。その大きな理由のひとつが、“身体の欠落”のビジュアルの見せ方の難しさだったと思う。しかし、結果大成功している。
実際に身体の一部が欠けている映像がそこにあるというだけで、観客の感覚が静かに、しかし確実に侵食されていく怖さがあった。

また、染谷将太が演じる医師・漆原糾は、本気で正義として人の手足を切断している点も怖い。
さらに恐ろしいのは、それが“本当に悪ではない可能性があること”。
「もしも…」というたらればの観点で見れば、決して突飛な発想ではなくなってしまう危うさが、この映画をより深く刺さるものにしている。 


この映画は観れば観るほど、恐怖がじわじわと心の奥底に残る。
そして、物語の後半、治療の行末、タイトル回収、そして“サイコパスとは何か”という問い──すべてが巧みに重なり合い、開いた風呂敷をしっかり畳む構成力にも震えた。


映画『廃用身』は、
人間の限界と醜さ、そして正義の曖昧さを突きつけるヒューマンドラマとしても面白いです。
間違いなくおすすめの一本です。


※上映前のため、公開後に評価(★)つけます!
「廃用身(はいよう-しん)」とは、麻痺などにより、回復見込みがない手脚のこと。ネットで「廃用身」を検索すると、「廃用症候群」が数多くヒットする。老齢期医療の大きな課題なのだ。本作は、老齢期医療の最前線で患者の幸福と医療の合理性を追い求めるあまり、危うい領域へと踏み込んでしまう医師を描いた。老齢期医療、患者の満足度、医療の合理性。それらの課題を包含した、衝撃の医療スリラー。

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今になって映画化する、楽しみで仕方ない