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喜びなき街
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『喜びなき街』に投稿された感想・評価

3.0
クソ画質すぎて死んだ。肉の配給に列をつくる貧困層とパーティー/セクハラ三昧の富裕層を往来する若ガルボ。金銭絡みの殺人事件やらが起こって結局何を批判したいのかメッセージ性は逸脱してるんだが、ブルジョワがずっとキモい顔でニヤついてるのでよっぽど嫌いなんだなという事だけ分かる。エンディングは今年一わけがわからないよ…。
「パンドラの箱」(1929)のG・W・パブスト監督の出世作。グレタ・ガルボの初主演作で、唯一のドイツ映画。ダブル主演に独映画黎明期のスター女優アスタ・ニールセン。ドイツ表現主義から新即物主義(リアリズム)への過渡期に作られた重要作。

※原版は151分、アメリカ公開版63分、日本語字幕版74分(詳しくは後述)

第一次世界大戦後のウイーン。超インフレで庶民は困窮し肉屋は行列だったが、その主人ヨゼフ(ヴェルナー・クラウス)は貧者には僅かしか売らず高級サロンに高値で卸している。列に並ぶ二人の娘 ―グレーテ(グレタ・ガルボ)はタイピストとして勤めていたが、父が株投資で破産し夜の女へと身を持ち崩しそうになる。 ―マリア(アスタ・ニールセン)は、夜の女として働き始めたが、愛する男性の浮気を知り浮気相手を殺害してしまう。。。

原版を鑑賞。ガルボのパートはリアリズム、ニールセンのパートはドイツ表現主義的。両パートは並行プロットで描かれ最後まで交わらない。なので序盤は少々解りにくかったが、終盤に向けて二人の運命格差が開いていき並行で描いた意味が読み解けてくる。一方。富裕層の贅沢と貧困層の窮状が何度も切り返して示され経済格差が強調される。クライマックスには庶民の怒りが爆発し、肉屋は血祭りにあげられ街に灯が放たれる。その畳みかけには同年のエイゼンシュタイン監督「ストライキ」(1925)を連想した。

ドイツ映画史的には、翌年に「メトロポリス」(1926)や「ファウスト」(1926)が製作されドイツ表現主義の最盛期。その中にあって本作のリアリズム演出とガルボの存在感は異質であり、挑戦的なミクスチャー演出が魅力の一本と感じられた。

※気になったので短縮版もプレビューしてみた。

・アメリカ公開版63分
 ガルボの出演シーンだけで構成され、ニールセンの出演シーンは全カット。元々が並行プロットなので、これはこれで解りやすく成立している。苦難の末のハッピーエンド物語としてアメリカで大ヒットした。

・日本語字幕VHS版74分
 本編の主要部分を残して半分に短縮したダイジェスト版。しかし最大の問題点はラストの火災シーンが丸ごとカットされ尻切れで終わっていること。これでは文字通り話にならない。画質の荒さから推測すると、1928年日本公開時のフィルムをソフト化していると考えられるが、フィルム終わりの部分が欠損していたのではないだろうか?
わせ
3.3
昨日生まれて初めてミニシネマに行き鑑賞した。確かに音声が無いから伝わりにくい部分もあると思うけど逆に無音だからこそ、色々想像しながら観る事が出来ると知れてまたサイレント映画を観てみたくなった。内容としては難しいところが多かったけど、ラストにかけてのシーンがとても素晴らしかった。第一次世界大戦終戦時の格差社会を生々しく描いている。

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