異様な雰囲気を漂わせるモダニズム建築。
淡々と進む不気味なテンポ。
映像の節々から伝わってくる前衛性。
ここまで異空間的な魅力のある作品は珍しい。
全てのショットが強烈で、どこかベルイマンの「仮面/…
吉田喜重監督作品。びっくりするくらいショットがキマッてる。「戒厳令」のショットのキマリも半端なかったが、この作品はそれを上回っていると思う。凝すぎてて、観ながら思わず「うわー、すげー、なんなんこの撮…
>>続きを読む【輪廻】
吉田喜重の知的迷宮、脳内シナプスをグルグル彷徨っている雰囲気が濃厚な元祖ポストモダン映画。小ぢんまりとした『エロ虐』。黒沢清の『蛇の道』や『蜘蛛の瞳』にも近い感触のある自閉的、或いはオ○…
圧倒的な芸術を前に身悶えする、構図は勿論、言葉、建築、ファッション、小物いちいち全てかっこよすぎて笑けてくる、これぞ第七芸術!日本にもこんな知的で洗練された芸術があった時代があったんやなー、かっこえ…
>>続きを読む突発的な時間軸の変化に振り回されて、途中何を観てるのかよくわからなくなってしまいました。
しかしながら、監督の独特のアングルは凄まじく、こんな構図ありなの?と驚嘆でした。 稀有な映像体験をしたい方は…
映像の構図に20世紀前半に出た、シュールな絵画の影響を感じる。漠然とした不安をはらんだ、映像は良い。何処をとってもスタイリッシュな映像でセンスの良さがある。話しは謎めいたおり、中々追うのが大変。時間…
>>続きを読む日本近代批判三部作の二作目。前作「エロス+虐殺」の大杉栄と伊藤野枝、次作「戒厳令」の北一輝のような歴史上の人物は登場しない。本作は時制が3つある。1952年(過去)、70年(現在)、80年(未来)。…
>>続きを読むありとあらゆるものがキマっていて頭おかしくなりそうだった。白昼夢のような世界観と同じロケーションで繰り広げられる難解な会話劇が逆説的に閉鎖性を生み出している。
日本共産党の武力闘争路線批判をしたかっ…