ショートフィルムだけど、カウントしてイイかな？😅

カウリスマキ作品から辿って鑑賞。

超絶有名監督達の10分間 オムニバスショートフィルム。

カウリスマキにヘルツォーク、ヴィム・ヴェンダース、スパイク・リー、一作品だけ鑑賞した事あるヴィクトル・エリセ、ラスト・エンペラーの監督さん。
…そして苦手なのに何故か縁があるジム・ジャームッシュ…(-.-)

各作品 特にオチ無し。
好きな様に10分間、撮影してる感じ。

しかし、それぞれの独特なカメラワークや演出で、各監督の作品を観た人なら、とても解りやすい個性的作風にびっくり～(^^)
クイズ的に観ても面白いかも！

…でも、ジャームッシュさんは良く解らんかったケドね…(-.-)

姉妹作でベルトリッチやゴダール版も有るらしいので、機会が有ったら是非観て観たいな～(^o^)

10分間…

10分あったら何が出来る？
大したこと出来ないような気もするし、色んなことが出来るような気もする😁💦…

中学生ぐらいだったか…日曜日…友人４人の仲良しグループで自転車連ねて遊びに出かけた。１日中何したかは全然覚えてないが、夕方の帰り道…とある公園の前を通りかかった。

K公園…広大な公園で色々な遊具もある…誰も来たことないと言うのでみんなで入ってみた。自転車を停めた途端…園内放送が流れた。

「あと10分で閉園です…出入り口は施錠されるので皆さんお忘れもののないようご退園ください…」

みんな顔見合わせて爆笑…
「10分だって💦」
一番元気なター坊が「ウォー」と叫んで目の前の巨大なイボイボがついたコンクリートの山に登り始めた。みんな後に続く😁💦

そこで我々はその不思議な滑り台に遭遇したのだ。

そのコンクリートの山のてっぺんに溝がついた鉄板の部分があり、それは次第に傾斜がキツくなっていて滑って行く斜面が上からは見えない💦ただ鉄板が部分的に磨いたようにピカピカ光っていて、たぶんここを滑るのだろうというのは想像はつく。ター坊がしりもちをついた格好でじわじわと鉄板の縁に前進していく。
「なんだぁ？まだ下が見え…ヒャイ！」
ター坊が消えた。
「ター坊？」
ケンジが下を見ようと縁に近づくと次第に傾斜がキツくなりケンジの体もスーっと滑り始めた。
「あ！止まら…ヒャイ！」
ケンジも消えた。

下から二人のけたたましい笑い声が聞こえてきた。
「すげぇすげえ！おめえらも来い！」

リョウと顔を見合わせたおれはじわじわと鉄板の縁に前進した。その滑り台は次第に傾斜をキツくしながら途中はほぼ垂直に近いくらいになり、下はまた次第に傾斜を緩くして落ちてきたおれの体をうまく減速させる仕組みの滑り台だった。とにかく途中の垂直は背中が一瞬鉄板から離れる感じで「うわっ死ぬ」と思うのだが再び体は鉄板に戻り地面に仰向けの状態で止まる。
こんなラジカルな滑り台は生まれてはじめて！
10分間の間に何回滑っただろう。よじ登っては滑り、よじ登っては滑り…そして時間切れ…

４人は公園の外に出て今の10分間の楽しさを興奮ぎみに語り合った😁来週の日曜日は朝からここに来て思う存分遊び尽くそうということになった。

７人の監督に10分を好きに使ってもらったオムニバスだが、問題はその面子…おれの敬愛するカウリスマキとジャームッシュとヴェンダースが入ってるだけで…おれはもうたまらんわけです。他の４人も文句ない面子で…これは彼らの作品を見たことない人に監督紹介する映画としては最高かもしれない。

一発めのカウリスマキ…もうすっとぼけたこのオヤジ最高、警察を釈放された男が10分後に発車する列車に乗るまでを描いているのだが、その内容が絶対に10分間に入るわけないだろうというボリュームになってて…最高に可笑しかった😁💦

まぁ、監督それぞれが10分間を存分に使った内容で非常にお得感のある一本じゃないかな…ジャームッシュなんて一本の映画を見せられたくらいの完成度の10分間だった💦

次の日曜日…信じられないことに全員弁当持参でK公園に乗り込んだ。

ゼログラビティ滑り台に早速挑むが、もはや慣れてしまって先週のような興奮は起きず、５分で飽きた💦
他も回ってみたが面白そうな遊具もなく、来園３０分にして、みんなで噴水の縁に腰かけてめっぽう早い早弁をした。
「帰ろうか…」

あれはマジックアワーに不思議な空間に迷い込んだような特別な10分間だったに違いない…とみんなで話しながらK公園を後にしたのでした😁💦

• #NAOKI'Z

No.3171

世界の巨匠15人による珠玉の短編集。
本作はそのうちの1篇(RED)で、7本入っている。

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1.「結婚は１０分で決める」
■監督:アキ・カウリスマキ●
■脚本:アキ・カウリスマキ
■撮影:オリ・ヴァリア,ティモ・サルミネン
■出演:
カティ・オウティネン
マルック・ペルトラ

もう冒頭からカウリスマキしてて感動。無表情で棒立ちチックなオウティネンとペルトラの演技の中に、人生の色んなスパイスが込められていて、味わい深い。

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2.「ライフライン」
■監督:ヴィクトル・エリセ●
■脚本:ヴィクトル・エリセ
■撮影:アンヘル・ルイス・フェルナンデス
■出演:
アナ・ソフィア・リャーニョ
ペラヨ・スアレス

モノクロの画面に広がっていく血・・・。
誕生の喜悦が、だんだんと喪失の恐怖へと変わっていく。

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3.「失われた一万年」
■監督:ヴェルナー・ヘルツォーク●
■脚本:ヴェルナー・ヘルツォーク
■撮影:ヴィセンテ・リオス
■出演:

未開の部族を追ったドキュメンタリー。
ヘルツォークが撮ってるから、正直どこまでほんとなのかよくわからないところがあるが、それでも面白い。

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4.「女優のブレイクタイム」
■監督:ジム・ジャームッシュ●
■脚本:ジム・ジャームッシュ
■撮影:フレデリック・エルムス
■出演:
クロエ・セヴィニー

これもモノクロ。ある女優の、撮影中のつかの間の休憩。
クロエがあの伝説の女優リリアン・ギッシュのようで、妖艶で美しい。

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5.「トローナからの１２マイル」
■監督:ヴィム・ヴェンダース●
■脚本:ヴィム・ヴェンダース
■撮影:フェドン・パパマイケル
■出演:
チャールズ・エステン
アンバー・タンブリン

ロードムービーといえばヴェンダース。
本作も、ひょんなことから完全にラリっちゃった男が、死に物狂いで病院へ向かって一人、車を走らせますが・・・。

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6.「ゴアＶＳブッシュ」
■監督:スパイク・リー●
■脚本:
■撮影:クリス・ノール
■出演:

正直、これだけ浮いちゃってるけど、まぁ、スパイクが撮りたくて撮ったんだからとやかく言うのはやめときましょう。
原題は『We Wuz Robbed(我々は奪われた）』

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7.「夢幻百花」
■監督:チェン・カイコー●
■脚本:
■撮影:シュー・ヤン
■出演:
フオン・ユアンチョン
グン・ラ
リー・チアン

あぁ、これが１０分とはもったいないというか、ずっと見てたい雰囲気。