世界の名監督8人による10分間の短編作品
世界の名監督たちを集め監督たちが脚本をし作り上げた作品。
2つしか観れてないが、僕は運がいいことにこれをみたときに若い頃のダニエルクレイグ主演短編作品を見れた。
まさか、ダニエルクレイグがでてるとは思いませんでした。
確実に実力はあるが人気がない時期から人気がではじめた時期の作品なのではないでしょうか？
すごく斬新で面白い。
巨匠というだけありカット割から作り方まですごい金をかけて作ってある。
金だけの問題ではないがとてつもなく面白い。
これはダニエルクレイグファンにはたまらない作品だとおもいます

No.3173

■製作年:2002
■原題:TEN MINUTES OLDER: THE CELLO
■製作国:イギリス ／ ドイツ ／ スペイン ／ オランダ ／ フィンランド ／ 中国
■上映時間:106分
■製作:オデッセイ・フィルムズ・ロンドン=マタドール・ピクチャーズ=ロード・ムーヴィーズ
■配給:日活
■アスペクト比:

1.「水の寓話」
■監督:ベルナルド・ベルトルッチ●
■脚本:ベルナルド・ベルトルッチ
■撮影:
■音楽:
■ナレーション:
■出演:
アミット・アロッツ
ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ

10分なのに3時間くらい見た気になる、ベルトルッチ・マジック！！

2.「時代×４」
■監督:マイク・フィギス●
■脚本:マイク・フィギス
■撮影:
■音楽:マイク・フィギス
■ナレーション:
■出演:
マーク・ロング
ドミニク・ウェスト

もはや現代アート！

3.「老優の一瞬」
■監督:イジー・メンツェル●
■脚本:イジー・メンツェル
■撮影:
■音楽:
■ナレーション:
■出演:
ルドルフ・フルシンスキー（記録映像）

追憶の10分！！

4.「１０分後」
■監督:イシュトヴァン・サボー●
■脚本:イシュトヴァン・サボー
■撮影:
■音楽:
■ナレーション:
■出演:
イルディコ・バンサギィ
ガボール・マテ

怖い！！

5.「ジャン＝リュック・ナンシーとの対話」
■監督:クレール・ドゥニ●
■脚本:クレール・ドゥニ
■撮影:
■音楽:
■ナレーション:
■出演:
ジャン＝リュック・ナンシー
アナ・サマルジャ

何言ってるかわからない！！

6.「啓示されし者」
■監督:フォルカー・シュレンドルフ●
■脚本:Ｅ・マックス・フライ
■撮影:
■音楽:
■ナレーション:
■出演:
ビビアナ・ベグロー
イルム・ヘルマン

「蚊のPOV！！」

7.「星に魅せられて」
■監督:マイケル・ラドフォード●
■脚本:マイケル・ラドフォード
■撮影:
■音楽:
■ナレーション:
■出演:
ダニエル・クレイグ
ローランド・ギフト

『インターステラー』と『ファースト・マン』の合わせ技！！

8.「時間の闇の中で」
■監督:ジャン＝リュック・ゴダール●
■脚本:アンヌ＝マリー・ミエヴィル
■撮影:
■音楽:
■ナレーション:
■出演:

ゴダールって聞いただけで、なんかすごいんだろうなって思っちゃダメ！！

これと対になる『人生のメビウス』もあります！
10分 x 8人の監督によるオムニバス映画。

前回観て心を動かされたマイケル・ラドフォード監督の「星に魅せられて」がまた観たくて。
あれ？こんな話だったかな？
しかも主人公はダニエル・クレイグだったの？
記憶って恐ろしい…。
これを観るとサム・ロックウェルの『月に囚われた男』を思い出します。


①ベルナルド・ベルトルッチ
「水の寓話」

インドの寓話が基となっているそう。
イタリアに仕事を求め、同胞たちと来たインド人。
水が欲しいという仲間を木陰に残し、水を探す道中にイタリア人の女性と恋に落ちた男。
木陰の男、水を探す男、2つの速度の違う時間軸がある不思議な話。


②マイク・フィギス
「時代×４」
四分割ワンカットの映像。
それぞれ物語が進んでいくので目で追いきれなくて『ルクス・エテルナ』を思い出す。
それぞれ別の時間軸のようで、そのどれもにマークという男が関わる不思議な話。
フィギス監督は長編作でも何度か同じ試みをしている。


③イジー・メンツェル
「老優の一瞬」
ある俳優の若き日からの人生を10分に。


④イシュトバン・サボー(サボー・イシュトヴァンも表記される事も)
「１０分後」
10分後に起こる夫婦の悲劇をワンカットで。
当たり前の事だけど、この主人公は物語の始まりでは、これから起こる10分後の事を予測できない。


⑤クレール・ドニ
「ジャン＝リュック・ナンシーとの対話」
哲学者ジャンと女性との列車で異邦人論。


⑥フォルカー・シュレンドルフ
「啓示されし者」
過去・現在・未来について。
飛んでいる虫から見ためまぐるしい視点カメラ。
まるで時間がそこに見えるみたい。


⑦マイケル・ラドフォード
「星に魅せられて」
宇宙から帰還したトーマス。
(なんと80光年)
様変わりしていた地球。
宇宙にいた彼と地球での時間のスピードは余りにも違いすぎて…
そして彼が再会を果たした人物は。

桟橋をひとり歩く彼を遠く俯瞰する映像。
宇宙に依るべきしかない自分。
この宇宙の中の孤独。


⑧ジャン＝リュック・ゴダール
「最後の瞬間」
様々な最後の瞬間を詩的な映像とともに。
私には難解だったけど…
「歴史の最後の瞬間」の映像とセリフが特に美しかった。

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