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デコーダー
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目次

デコーダーの作品紹介

デコーダーのあらすじ

ドイツのアーテイスト、ムシャが、バロウズによるビートニク小説のカットアップ手法を踏襲し監督した SF ジャーマン奇珍作。舞台始まりはハンバーガーショップ。主人公 F・M がカットアップして製作したテープをハンバーガーショップで再生し、来店客に聞かせているうちに、F・M は決定的なノイズを入手し最終的なテープを完成させ無数のテープをばらまいていく。やがてノイズで神経に異変を起こした人々が暴徒化していき、事態は予期せぬ方向に突き進んでいく...。ノイズで人々を洗脳する青年 FM をノイバウテンの FM アインハイトが演じるほか、バロウズも出演している。デイヴ・ホール、ジェネシス・P・オリッジ、マット・ジョンソン(ザ・ザ)など、80s を代表するアーテイスト/バンドが音楽を担当している。

デコーダーの監督

ムシャ

原題
Decoder
製作年
1984年
製作国
西ドイツドイツ
上映時間
87分
ジャンル
ホラーSF

『デコーダー』に投稿された感想・評価

1984年西ドイツ発のサイバーパンクでカウンターカルチャーなフィルム
ディストピア

これは私をパンクやニューウェーブを夢中で聞いていた10代、20代の頃にタイムスリップしてしまう
かなり観る人を選ぶ映画
インダストリアル・ミュージックや、ノイズ・ミュージックに興味がない方にとってはただのゴミ映画かもしれない

制作、監督はムシャ、原作はビート・ゼネレーション文学の代表的な作家、ウィリアム・S・バロウズの著作に大まかに基づいている(本人も電気パーツ屋のオヤジ役で出演)
主題歌はSoft Sellの「Seedy Films」

キャスト
F・M : F・M アインハイト(Einstürzende Neubauten)
イエーガー : ビル・ライス
クリスティアーネ : クリスティアーネ・F
謎の教祖 : ジェネシス・P・オリッジ(Throbbing Gristle、Psychic TV)
電気パーツ屋のオヤジ : ウィリアム・S・バロウズ

あらすじ
近未来を舞台に、管理された社会を混乱におとしいれようとする男と管理する側の男との戦いを描く
F・Mは、この管理された社会を混乱におとしいれるためのテープを作ろうとしている
彼の恋人のクリスティアーネはそんなF・Mの試みにいたって冷淡だ
一方、この社会を管理する組織のメンバーであるイエーガーは、自分の仕事に嫌気がさしており、覗き部屋で働くクリスティアーネに興味を持ち始めている
F・Mは、電気パーツ屋のオヤジや謎の教祖らの示唆を受け、自らの戦略にますます確信を持つ
そしてアメリカ資本による管理の象徴的存在、ハンバーガーショップで、決定的なノイズを入手、ついにテープを完成させる
仲間たちと無数のテープをばらまき、いたる所で暴動が始まる
イエーガーはF・Mらの企てを阻止する任務を受け、これを最後の仕事にしようと決意する
彼はF・Mを探し出し、追いつめていくのだが・・・
(一部Weblioより引用)

Blu-rayで鑑賞
映像は全体的にダークで陰鬱で不気味
言語はドイツ語で英語の字幕スーパーあり
日本語の字幕スーパーはナシ

F・Mが住んでるアパートの窓から見えるコンテナ港、ガントリークレーン(通称キリン)の立ち並ぶ無機質な風景が映画にマッチしている
覗き部屋のいかがわしいシーンが好き
性転換手術で、血が噴き出る
1984年だからまだこの頃はハウスもdrum'n bassも流行る前で、謎の教祖、ジェネPも性転換前、目が鋭くてなかなかのイケメン

終始流れている音楽やノイズがカッコいい
映像もファッショナブルで前衛的
会話は少なめ、クラブやバーやオシャレなカフェなどでBGVとして流すのに最適かもしれない

映画のサウンドトラックは、Apple Musicで聴けます
他のサブスクは契約してないのでわかりません
このサウンドトラックのラインアップが強力


セットリスト
1.Muzak For Frogs : Dave Ball(Soft Sell) / Genesis・P・Orridge

2.Three Orange Kisses From Kazan : Matt Johnson (The The )/ The The

3.Dream : Dave Ball / Genesis・P・Orridge

4.Main Theme : Dave Ball / Genesis・P・Orridge

5.Sex And The Married Frog : Dave Ball / Genesis・P・Orridge

6.Riots : F・M Einheit / John Caffery

7.Information : Genesis・P・Orridge

8.Muzak Decoding / Dream Machine / Pirates : F・M Einheit / John Caffery / Alexander Von Borsig

9.Compressed Metal : Einstürzende Neubauten

10.Main Theme (Finale) : Dave Ball / Genesis・P・Orridge



映画とそのサウンドトラックはYouTubeでも
観て聴けます

映画Decoder (1984) Trailer

https://youtu.be/-Vu2ySzInU8

映画Decoder(1984)

https://youtu.be/uE5_P96PdUc

映画Decoder(1984)Soundtrack

https://youtu.be/B3E6kWrooxI

万人にオススメしませんが、興味のある方は覗いてみて下さい
3.5
かなりマニアックな作品ではあるが、ニュー・ジャーマン・シネマが気になっていたので、このような機会で劇場鑑賞できることが嬉しく喜ばしいことであった。

ストーリーは複雑で分かりにくいところはあった。作為的だろうが本来バロウズのカットアップ手法は文章のコラージュが基本のため、映像となると先鋭的ではあるがチグハグな面もみられた。(バラバラの音声をミックスする作業は勿論あったけど。)

公開年が1984年であれば、まだ米ソは冷戦中で、ドイツも西と東に分断されていた時代であれば、どこかしら鬱屈した閉塞感が映像から滲み出ていた。

世界がMUZAKに支配されている(笑)というトンデモ陰謀論のプロットはユニークであり、マクドナルドやバーガーキング(標的はアメリカ)を目の敵にしている場面もあるが、どこか敗戦国としてのコンプレックス(複合心理)が資本主義に対してのサウンド・テロへ向かうきっかけを垣間見る事ができた。

音声をつなげる作業が至極アナログ的であり、デ・パルマの「ミッドナイトクロス」のようでディテールには偏執的なこだわりのある描写。

主人公のF.M.はインダストリアル系の元祖であるアインシュテュルツェンデ・ノイバウテン(Einstürzende Neubauten)のメンバーで太鼓叩きであるが、ノイバウテンといえば、ブリクサ・バーゲルドぐらいしか名前は存じなかったが、ルックスもさほど悪くはなく、後半の畳みかけるドラミングはさすが本業という感じでカッコよかった。

音楽はドイツのパンク以降のニューウェーブが盛んであった時期であり、(D.A.F.とかPROPAGANDA)あそこら辺のノイズインダストリアル系がガコンガコン響かせていたけど、破壊的だけど内に篭る感じでありながら、破綻のない独特のグルーヴ感はあった。

電気屋の親父が鋭角的な声質だったので、おそらくバロウズだと推測するが、素人ならではの味のある演技をしておりました。

現在では輸入盤でしかソフト化されていないらしいので、劇場でしか鑑賞できないので、興味があれば是非ともノイエ・ドイチェ・ヴェレ(Neue Deutsche Welle 略してN.D.W)とビート文学の奇才バロウズのコラボレーションを観て頂ければと思います。

「奇想天外映画祭2023〈Vol.5〉」
[K's cinema 18:00〜]
「奇想天外映画祭2023」で見ました😘
時代は1980年頃の西ベルリン😍
最近見たウルリケ・オッテンガーの「アル中女の肖像」も1979年の西ベルリンやったな。
80年代を通ってきた世代やけど、今見たら懐かしさもあるけど刺激的で充分にカッコエエナ〜🥰
ハンバーガーショップでノイズ入りカセットテープを聴いた客が暴徒化して暴れ出す。
サイバーパンクな世界で全編インダストリアル・ミュージックが流れる。
音楽は元スロッピング・グリッセルのジェネシス・P・オリッジ等。
主演はドイツのノイズバンド、イノバウテンのFMアインハント。
電気屋の親父としてW・バロウズも出ている🤠
覗き部屋で働く恋人役のクリスティアーネはアンシンメトリーの髪型で着物姿もエエし、パンクなファッションもいけてるよ😍
西ベルリンの薄汚れた退廃的な街並みや、カセットテープにブラウン管テレビ等のレトロな機材やインテリアも今見たらオシャレやったりする🥰
80年代の「スタジオ・ボイス」が映像化されたみたいやし、一つの時代のドキュメンタリーとしても面白い🤩

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