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五人少女天国行
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『五人少女天国行』に投稿された感想・評価

3.5
本作はワンチンが91年に監督した中国映画の隠れた名作と言うことで、シネフィルの人にこの度段ボールー箱をたくさんのVHSやDVDを入れて送ってもらった中の1本を先ほど鑑賞したがよかった。この作品はモスクワ国際映画祭で特別賞受賞し映画クラブ国際審査員賞まで受賞していて、嫁入り前に自害した女は、天国に行けると言う中国の雲南省の伝説を基に描かれる異色のファンタジーロマンで、個性がきらめく傑作と言える。この作品はたおやかな雲南省の自然描写と思春期の少女たちのみずみずしさを捉えており、解放以前の封健色が色濃く残る中、苦しむ女性たちの真実の姿を浮かび上がらせているのに成功している。こちらはセル盤限定の作品らしく、レンタルや配信は今のところされていないみたいだ。

嫁入り前の最も美しい時に死んだ乙女は、白い鳩になって天国の花園に飛んでいけると言う伝説をもとに、美しくも悲しい運命を綴る物語で、女性5人のうちの1人は望まない結婚を強いられてしまったり、1人は優しい祖母が受ける仕打ちに胸を痛め、また別の1人は兄嫁の辛い現実を目の当たりにしたり、そんな少女たちが思いついた計画を、中国第4世代、女性を描くことに定評のある監督の代表作にして変わりゆく中国と中国映画を知る上で必見の作品だと思う。しかしながらこの監督はこの作品だけしかフィルモグラフィーがない。他にも出していないのだろうか。

この作品には原作があって、1985年に発表されたものを監督が読んで映画化を望んだそうだが、当時の中国の状況ではまだ制作が叶わず、90年までまたざるを得なかったそうだ。その間、台湾の監督も同じ原作からの映画化を決め、図らずも中台競作となったらしい。東京国際映画祭のヤングシネマ部門に出品され、東京シルバー賞を受賞しているようだ。文化大革命のために進路を狂わせられ、ようやく36歳の時に処女作を発表し、87年にも1本制作して国際的に認められるようになったが、残念ながら日本にはこの作品は来ていないようだ。第4世代の監督たちを追い抜く形で先に世界的舞台に踊り出てい張芸謀やカイコーらの作品と比例する、むしろ実直と言っても良いナイーブな映像によって、少女、女性が置かれている位置を描いて行く監督だが、派手派手しさのない、自然の景観を生かしたたおやかな映像の中に、少女たちを取り囲む悲劇の様相がふつふつと浮き上がってくる様は、どこか浮世離れしているようだと評価されているそうだ。

それにしても祖母と母と娘と言う3世代の女性それぞれがどれほど苦難を強いられているかをあぶり出し、父権社会の中で苦しみ喘ぐ女性に対する、暖かな眼差しをとらえた90年代のフェミニンな作品と言って良いのかもしれない。暖かな眼差しを失わないものの印象さが残る。やはり制作された90年代初頭は、中国映画の主題が社会的なものから個人の問題と転換を始める節目の時期にもあったから、その意味でも時代の潮流を汲んだ作品であり、またこれまで日本への紹介が遅れていた中国第4世代監督の力量を知らしめる快作と言っても良いのかもしれない。
4.1
原題「出嫁女」

“嫁入り前の最も美しい刹那に自害した女は白い鳩になって天国に飛んで行ける”という、雲南の伝説を基に、イエ・ウェイリンが書いた幻想譚小説『五個女子和一根縄子』の映画化。

「ヴァージン・スーサイズ」と設定がかなり似てますが、こちらの方が先に原作、映画化なので、たぶんヴァージン…の元ネタかも知れません。

ヴァ-ジ ン…よりきっついので個人的には五人少女…の方が好きです(^^)

邦題が「少年は残酷な弓を…」以上にネタバレなので(苦笑)観る前からラストがわかるという(゜ロ゜;
まず、精神的に弱ってる、少女たちに同調してしまう方は観た後、タヒにたくなるので観賞しない方が(ノ_・,)

序盤は5人の少女たちが明るく無邪気に草原で遊び回る牧歌的な展開。
よく集めたなあというほど美少女揃いに衝撃!!
逆に男性陣はまともなのがほぼいません(*_*;

幼さが残り天真爛漫ながら、ときおりセクシーなのでドキドキです(;゜∇゜)

中国の山村の情景美と少女たちの明るさと共に進みますが、そこから5人一人一人のエピソードに入り、最後、全員集合し、衝撃の結末へ!?

まず5人全員の家庭でのエピソードがきつい!!
封建的な男尊女卑社会を描いた映画で、「嫁」という立場が奴れい並に弱い世界。
各人のエピソードが物語の根幹に当たるのでネタバレにならないよう割愛します。
まあ、ろくでもないことになります(T_T)

各家庭での「悲惨な嫁の暮らし」を祖母、母、姉、自分などの視点から見せます。
そして、少女たち全員に親の勝手に決めた好きでもない婚約者がいます。

つまり、少女たちは自分の未来がお先真っ暗かつ逃げ場のない状況に…
死ぬか過酷な生活かという2択を選ばねばなりません※数十年前の中国では逃げて別な場所で暮らすという選択肢はありません(*_*;
引っ越しにも共産党の許可がいるので。まあ許可おりませんし

映画に出てくる少女たちに、当たり前に「死ぬな!!」とも言いづらい非常に考えさせられる問題作(゜_゜;)

同じ昔の中国舞台の「シュウシュウの季節」などに比べると、ファンタジックだし、かなりましですが、鬱映画が好きな方向け。

ラストは「パンズラビリンス」のようにどちらとも取れる曖昧さを残します。
観た方とこの少女たちは、その後どうなったか議論してみたいですね( ;∀;)
U子
3.7
女の業から逃れるために、
五人で自殺する少女の話。

五人それぞれのエピソード。
①好きな人と駆け落ちする兄嫁。
結局死んでしまう。
②姉の出産に立ち会うが、姉か子供かどちらか選択しないとと言われて、姑が子供をとり
死んでしまう姉。
③子供が産めないので、気が狂ってしまい出戻った叔母。
④七十歳の祖母お祝い。しかし女なので、
同じテーブルに座ることを許されない。
悔しくて夜泣く祖母。
⑤食い扶持を減らすため、家族のためにと気乗りしない縁談を持ちかけられる少女。

あらゆる世代の女の悲しみが詰まっていた。
侯孝賢や、ビクトル・エリセみたいな撮り方で、すごく才能を感じるがこの後映画撮らなかったのかな。

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