五人少女天国行の作品情報・感想・評価

五人少女天国行1991年製作の映画)

出嫁女

製作国:

上映時間:98分

ジャンル:

4.0

「五人少女天国行」に投稿された感想・評価

桔梗F

桔梗Fの感想・評価

4.1
原題「出嫁女」

“嫁入り前の最も美しい刹那に自害した女は白い鳩になって天国に飛んで行ける”という、雲南の伝説を基に、イエ・ウェイリンが書いた幻想譚小説『五個女子和一根縄子』の映画化。

「ヴァージン・スーサイズ」と設定がかなり似てますが、こちらの方が先に原作、映画化なので、たぶんヴァージン…の元ネタかも知れません。

ヴァ-ジ ン…よりきっついので個人的には五人少女…の方が好きです(^^)

邦題が「少年は残酷な弓を…」以上にネタバレなので(苦笑)観る前からラストがわかるという(゜ロ゜;
まず、精神的に弱ってる、少女たちに同調してしまう方は観た後、タヒにたくなるので観賞しない方が(ノ_・,)

序盤は5人の少女たちが明るく無邪気に草原で遊び回る牧歌的な展開。
よく集めたなあというほど美少女揃いに衝撃!!
逆に男性陣はまともなのがほぼいません(*_*;

幼さが残り天真爛漫ながら、ときおりセクシーなのでドキドキです(;゜∇゜)

中国の山村の情景美と少女たちの明るさと共に進みますが、そこから5人一人一人のエピソードに入り、最後、全員集合し、衝撃の結末へ!?

まず5人全員の家庭でのエピソードがきつい!!
封建的な男尊女卑社会を描いた映画で、「嫁」という立場が奴れい並に弱い世界。
各人のエピソードが物語の根幹に当たるのでネタバレにならないよう割愛します。
まあ、ろくでもないことになります(T_T)

各家庭での「悲惨な嫁の暮らし」を祖母、母、姉、自分などの視点から見せます。
そして、少女たち全員に親の勝手に決めた好きでもない婚約者がいます。

つまり、少女たちは自分の未来がお先真っ暗かつ逃げ場のない状況に…
死ぬか過酷な生活かという2択を選ばねばなりません※数十年前の中国では逃げて別な場所で暮らすという選択肢はありません(*_*;
引っ越しにも共産党の許可がいるので。まあ許可おりませんし

映画に出てくる少女たちに、当たり前に「死ぬな!!」とも言いづらい非常に考えさせられる問題作(゜_゜;)

同じ昔の中国舞台の「シュウシュウの季節」などに比べると、ファンタジックだし、かなりましですが、鬱映画が好きな方向け。

ラストは「パンズラビリンス」のようにどちらとも取れる曖昧さを残します。
観た方とこの少女たちは、その後どうなったか議論してみたいですね( ;∀;)