トロンのネタバレレビュー・内容・結末

「トロン」に投稿されたネタバレ・内容・結末

こういう前衛的な映画は好き
ヘルメットのせいかで登場人物が良く分からん
プログラムの擬人化とその映像化
それが全て
明らかにフリスビー
当時のCG技術がふんだんに使われサイバー世界が見事に作り上げられています。コンピューターの中にプログラムを擬人化した世界があるという今考えてもすごく新しい設定です。このような人間の知らない無機物たちの社会を描いたディズニー作品として「トイ・ストーリー」や「シュガー・ラッシュ」などに派生していったのかなと感じました。

実はこの映画は3~4回は観ているのですが、そのうち2回は途中で寝てしまいました。というのもサイバー世界が暗く、それゆえ同じような格好をしてしまうとどれがフリンでトロンでラムなのか見失ってしまうのです。またBGMも少なく静かな印象も受けました。
ただ、それを差し引いてもトロンがすごい映画であるであるには変わりはありません。間違いなく当時の映画界に一石投じたものであったでしょう。サイバー世界は秀逸であるし、ストーリーは単純ではあるが非常にわかりやすい。敵味方も色で一発ですしね。それにあるプログラムが拷問にかけられて消去されてしまうシーンで非常に感心したことがありました。拷問でダメージを負い弱って消えていくのをドットを粗くしていくことで表現をしていました。これは苦しい様子とコンピューターらしさがうまく表されていたとおもいます。

ただ、このヒロインのヨーリは軽薄すぎやしませんかね。尻軽な感じは全くなかったのに、恋人っぽく描かれていたトロンが死んだと勘違いしたあとはフリンとキスをし、トロンが生きてるとわかるとトロンとキスをする。キスシーンは映画の王道といえどこのシーンは(とくにフリンとのキス)はいらなかったのではないでしょうか?そう思ってしまうのは文化のちがいでしょうか?
自分の開発したゲームをプログラムごと盗まれた主人公はその不正を暴くべく日夜ハッキングを試みるが、プログラムを守るマスタープログラムによって電子の世界に放り込まれてしまう。

仮想空間での話やアクションを、CGを多用して表現した初めての作品として歴史に残ってはいるものの、ストーリーは正直なところ面白いとは言えない。
ただし、プログラムの擬人化やワイヤーフレームによる空間の見せ方など、表現については当時一般にコンピューターの知識が乏しい時代に、それらを使ってエンターテイメントへと仕立てた工夫は見るべきところがある気はする。
次から次へと色んな電子の乗り物が出てくるけど、どれも異空間の乗り物としての動きも含めたデザインが良いね。

ストーリー自体は行き当たりばったり感が強いのが難点だけど、異世界を旅する主人公という設定自体はディズニーらしいといえばそうか。
見た目からしての悪役、なにやら面白そうなフリスビー対決、意外にスピード感のあるワイヤーフレームと、子供向けなんだと思えば納得できる部分もある。
しかし話の根幹である不正使用の暴露が、「優先権は主人公ですよ」の紙切れ一枚というのはどうにも説得力に欠けるなあ。
まあ、ハッキングしてそれを手に入れたからって信憑性が…と感じてしまうのは、多分俺自身がこの時代の感覚になれていないからだろうけども。

それにしても主人公のジェフ・ブリッジスは、プログラマーという感じじゃないなw