「拝啓、スティーブン・スピルバーグ様　この間、あなたの作品『E.T』を見ました…」
とアメリカを代表する名監督への手紙を読むカタチで語られていくウズベキスタン映画。
ある日、ウズベキスタンの農村に“宇宙人👽”がやって来て現地の農民と出会う。宇宙人👽は人間の少年の様な見た目で、農民は彼を“アブドラジャン”と名づけ、家に連れ帰る。すると村では数々の奇跡が巻き起こっていく。
ウズベキスタンが旧ソ連から独立した翌年の1992年に製作された作品で、当時の西側のカルチャーに触れ、それに大いに刺激を受けインスパイアされて作られただろう事がよくわかるのだが、実際のところ、鍋をひっくり返しただけのような形のUFO🛸が糸に吊られて飛んでいたりする、手作り感満載のSF作品。
“アブドラジャン”の起こす奇跡は、農産物の巨大化だったり、鍬に跨いで空を飛べるようになったりと、当時独立したばかりのウズベキスタンの人達の“生産量増加”や“移動の自由”といった未来への希望が込められているよう。そして“異人”との関わり方も、“敵・味方”の区別ではなく、今後はあらゆる世界と“友”として繋がっていきたいとの想いが伝わってくる。
基本、観ていて優しい気持ちになれる素朴な作品なんだけど、途中、軍の全面協力により戦闘機や軍用ヘリ、戦車、装甲車の発進・行軍シーンも見れたりしちゃう、なんだか不思議な作品。

• #2024劇場とらキチ

シュール！以上です。

過去鑑賞。
ズリフィカール・ムサコフ監督作品。ウズベキスタン版「かぐや姫」とも呼ばれているらしい。

小さな村に飛来した異星人（といってもビジュアル的には普通の人間の少年。）と村人の交流を描いた心温まるSFファンタジー。

ロシアのB級SF特集にてキンザザとの同時上映！

巨大化するスイカ、クワで空を飛ぶ農民、、手作り感満載でほっこり度高め。ぼんやり、のんびり。

異星人アブドラジャンは色々と奇妙な現象を引き起こすも、人間にとって害はない。

人間の身勝手さと温かい部分をちゃんと使い分けてる。最後はちょっと切ない気持ち。

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