スウェーデン人の調査員が調査する事は、独身男性がキッチンでどのように動き、どんな導線を描くか。それによって調理器具やキッチンの構造を作り変える。調査のルールはただ１つ「調査対象と口を聞いてはいけない」。フォルケが派遣されたのはノルウェーのお爺さんイザクの家。最初は口を聞かないというルールを守り黙々と観察を続けるも、小さなきっかけからお互いの孤独を埋めるように友情が芽生える。

設定が面白いし、キッチンの導線というところがなんとも北欧っぽい。コーヒーやタバコなどささいな物が人を繋げる役目を果たし、会話というものの大切さを改めて感じる。フォルケはスウェーデン語を、イザクはノルウェー語を話しているけど実際そうであるように会話が通じてしまっている。“バグダッドカフェ”はおばさん二人の友情だったけど、そのおじさんバージョンと言ったところかな〜。個人的に前者には全然及ばないけど（笑）。

• #北欧映画録

北欧雰囲気らしいオッサン･おじいさんの友情物語…これぞスローライフです❗( ´∀｀)

60年代、スウェーデンでの家庭研究所は、独身男性の台所での行動パターンを調査するという変わった事を行った。スウェーデン調査員はとあるノルウェー老年男性を調査していく。監視台に座って(プールにあるような)監視し続け、最初は無言で気まずい雰囲気ながらも少しずつのコミュニケーションでゆっくりと心を通わせていたが、調査のルールとして調査対象の方との会話は禁止されていた…。

久しぶりの鑑賞でしたが、相変わらず不思議な空間な映画でしたね🎵(・・;)
ゆっくり～ゆっくり～スロースロー……
…と、最初はぎこちなくてかなりゆっくりペースで静かながらも、ほのぼのと優しくてほんのり温かいのが良い…雪景色も舞台にピッタリ❗(o≧▽゜)o

仕事でかなり疲れた時に観たからかな…一層心から凄く染み込んで、なんかホッとするような、静かな時を過ごしたような気持ちになりました。若い頃に観た時より映画の良さが凄く伝わったような気がします…(・・;)

国境が違うふたりですが、会話で言葉を交わす事…交流で心を通わす事…何気ないごく当たり前な事だけど、凄く大切な事…二人が仲良くなっていく姿を観ると感じます。微笑ましい素敵な二人でしたね🎵だからかな…切ないラストはな……個人的に少々複雑ですね(´д｀|||)

静かすぎるので合わない人もいるかと思いますが、合う人はドンピシャにツボにハマるかな❓(*´ω｀*)
系統として、「かもめ食堂」や「バグダットカフェ」に似てると思います。(o≧▽゜)o
あと、北欧のインテリアって素敵です❗食事風景も良き良き🎵

• #ゆっくりすぎる
• #静かすぎる
• #おじ･じじの友情
• #スローライフ
• #北欧
• #なにこれ微笑ましい
• #コミュニケーションの大切さ

独身おじさんとその友達のおじさんと独身おじさんを調査するおじさんのBLだった

調査おじさんがいつも自分を見てる場所から部屋を見渡して微笑む独身おじさんとか「イザックはフォルケの話ばかり」て不機嫌にな(った挙句寝てる調査おじさんを殺そうとす)る友達のおじさんとか全員おじさんで全員可愛い

調査おじさんの前で風呂に入る独身おじさん、水道管を握り銀歯でラジオの電波を拾い調査おじさんの耳元で口を開く独身おじさん、静かな夜に2人でおじさんの口からラジオを聞くおじさん2人、誕生日を祝う独身おじさんと調査おじさん、を窓の外から見てケーキを抱えてとぼとぼ帰る友達のおじさん、全部BL

君の目から世界を見たくなったらそれはもう 恋なんですね そうですよ
悲しいけど明るい未来が見えるラストシーンの美しさも、私の好きなBLでした

(わざわざ解説するのもダサいけどBLって安易に言ってるものの、性愛よりも友愛よりももっと尊くて綺麗な愛の話だな と思いましたよ…歳とって最後の最後にこんな愛に出会えたら素敵だね)