ストーリー構造が良かった。シリアスなシーンもあり、人の優しさもある。オチも、スッキリする。捕虜交換時、母親を気遣うような指揮官の台詞が、一貫して冷酷なこと。敵と味方、という、立場から出る台詞は、人間…
>>続きを読むジャケ写からずいぶん昔の話だと思ったら90年代のチェチェン紛争が舞台だった。
コーカサスの山あいの小さな村に捕虜として捕まる2人のロシア兵。独立派の村の住人は2人を殺すわけではなく、ロシアで捕虜と…
オーナーにDVDを貸してもらって視聴。
チェチェン紛争時に、ある村に捕虜として
囚われた2人のロシア兵とその家族との交流。
というか交流という交流はなく、いつ処刑
されるかわからないという緊張感漂う…
【第69回アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート】
『モンゴル』セルゲイ・ボドロフ監督作品。カンヌ映画祭コンペに出品され、国際映画批評家連盟賞を受賞、カルロヴィ・ヴァリ映画祭ではグランプリを受賞した。…
レフ・トルストイの原作を、現代の紛争(それも、製作当時戦争真っ只中だったチェチェン紛争)に翻案した結構野心的な作品。
昨今の時代背景的に、ロシア人の現代まで脈々と受け継がれている残虐さをどうしても感…
戦争の不条理や残酷性や醜くも美しい人性を単純明快なドラマで伝えている。
「ベアーズ・キス」でも思ったけれど、ボドロフJr.の一見訥朴としているのに、説明し難い魅力と色気は一体何なのか…不思議とすごく…
初ボドロフ。チェチェンに派兵された2人の兵士が捕虜になり、村人たちに監視されるうちになんか仲良くなっちゃう噺。「鬼が来た!」みたいな。
主人公の若い兵士役はボドロフの息子らしいが、なかなか可愛らし…
直接的な戦闘シーンはほとんどないのに、戦争の悲惨さを上手く描いた作品だった。
複雑な問題が絡み合えば合うほど、どこからも手を付けられなくなり、やがて報復が報復を呼び憎しみと悲しみだけが増幅され、…
(C)Caravan JSC/BG Productions 1996