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これは映画ではない
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『これは映画ではない』に投稿された感想・評価

桃龍
-
三大国際映画祭の最高賞を制覇したイランのジャファル・パナヒ監督作品その3。
イラン政府から映画製作を禁じられた監督が、このタイトルで映画を作った。素晴らしい反骨。
普通にDVDが売られてたようだが、今となっては買えず、痛恨の極み。
菩薩
-
パナヒ半端ナヒ!とかつて一世を風靡したネタをぶっ込みたいが為に観た様なところあるが面白かった。これ一本で「映画とは?」との哲学的な問答のみならず、映画監督である自らに対する自己言及も、何より世界の映画人に対して現在の窮状を訴える告発にもなっているコスパの良さ。身体を拘束出来たとしても創作意欲それ自体に手錠をかける事は出来ないとの力強い意思を感じるが、それ以上に撮りたくて撮りたくてしょうがないパナヒの中で沸き立つ創作の炎がメラメラと感じられる。にしてもパナヒめちゃくちゃいいとこに住んでるんだな…。イグアナめっちゃ可愛い🦎
もう監督じゃないと?

前から観たくて念願の購入。
値段は記憶から抹消。

反体制的なプロパガンダ活動を行ったとして、ついに逮捕されたパナヒ監督。
その結果、自宅軟禁され、20年間の映画製作禁止を申し渡される。

今作は、その後ぐらいにパナヒ監督の自宅で撮影された映画。いや、ただの動画?笑
”This is not a film”だそう。

内容紹介の欄には、今作のデータはUSBに保存され、ケーキの中に隠しながらイランから密航し、カンヌ国際映画祭に出品された、、と記載されていた。

すごすぎるパナヒ監督😂

肝心の内容に関してだけど、パナヒ監督のある一日の様子が描かれる。ほぼ家の中。
まずは、朝食を摂るパナヒ監督が映し出されるところから始まる。
弁護士との電話のやりとりから、パナヒ監督が今置かれている状況がこちらにも伝わる。

裁判中であり、禁錮何年かというのと、映画の製作禁止期間がまだハッキリとわかっていない段階。
さらっと話してはいたが、相当怖かったんだと思う。

そして、カメラに向かって「今、何が禁止されているのか」を確認する監督。

映画の製作禁止
脚本の執筆禁止
国外に出るの禁止
取材を受けるの禁止

…ということで、すでに出来上がっていた脚本を読むのは構わないだろ?
と、主張する監督。

政府から許可が下りなかっただけで、埋もれている作品・アイデアや脚本はいくつかあるという監督。

その中から次に作るつもりだった作品の脚本を持ち出し、部屋の中でその映画について語る監督。
ビニールテープのようなもので作品の中に出てくる家の間取りを再現し、そこで監督が語るだけなのに徐々にその映画の内容が浮かんでくる気になってくるのはめちゃくちゃすごいと思った。

そういう脚本語りの部分だけでなく、その後も色々と展開がある本作。
ただ、どこまでがリアルで、どこまでが演出なのか、こちらにはわからない。
でも、どちらにせよ興味深い。

今作は映画ではない?(笑)ので、めちゃくちゃ面白いという訳ではないのだが、政府に映画作りを禁止されても決して折れない監督の意志が感じられる作品というのがひしひしと伝わってきた。

一番印象的だったシーンは、テレビのニュースを見ている時の監督。
ニュースの一つに東日本大震災の津波の映像が映し出されていた。
監督は無言だったが、この時どう思っていたのだろう…?と日本人として気になった。

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