オフサイド・ガールズの作品情報・感想・評価

「オフサイド・ガールズ」に投稿された感想・評価

Taul

Taulの感想・評価

4.0
『オフサイド・ガールズ』(2006)DVDで初鑑賞。師匠キアロスタミの『トラベラー』と並ぶサッカー観戦をめぐる斬新な内容の作品。女性が競技場に入れないイラン。それを批判するのではなくスポーツの前では何だか馬鹿らしいことに描いていくのが面白い。緻密な構成とロケでの臨場感。パナヒは素晴らしい。

2017年5月鑑賞
大傑作。『人生タクシー』に劣らぬ面白さ。やってることはザ・自主制作って感じなのだが、とにかく奇跡が起こりまくる。それが運か実力かは置いておいて、俗な言い方をするとジャファル・パナヒは映画に愛されているのだなと痛感。やはり彼は今世紀最もアツい映画監督の一人であることに間違いない。
erinco

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-
**
コメディっぽいといえばコメディっぽい。イランでは、イスラム教を理由として、女性はスポーツ観戦が禁止されている。どうにか応援したい女性たちがお忍びで潜り込もうとするが、すったもんだ。ワールドオーダーとしてはもちろん女性差別ということで、指摘の対象となっている。サッカーは国の価値観のぶつかり合いで、代理戦争の役割もある。勝って喜んでいるのも、日本と外国では理由ってか心情が異なる。日本では想像できないくらい神経質なスポーツであることは忘れてはならない。日本戦の時に熱狂しすぎて将棋倒しが起き、観客7人が死亡した。こういうのから女性を守ろうとしているのだと思うんだけどね。こんな空気の中、「私、サッカー興味ないんですよね。」なんて言えないな。
少尉

少尉の感想・評価

4.5
授業。
映画が男性限定の回と女性限定の回に分けて上映される、みたいなことは聞いたことがあったけど、そっか〜、スポーツ観戦も男女一緒には できないのか。考えも しなかったな。
試合の実況で 大盛り上がりな女性達が可愛くて、最後の方は私までドキドキしながら実況に聞き入ってしまった。兵士達も ちょっと緩くて可愛かった。
歓声、解説、お店の中の小さいテレビ、柵の中で始まる試合
パナヒおじちゃんはそういうの好きだなあ
Fe

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3.9
ドキュメンタリーみたいだった。女性がサッカー観に行くだけで、軍に逮捕されるなんて
重ためなテーマだけどコメディタッチで見やすかった。作中で語られる女性のサッカー観戦が禁止されている理由が腑に落ちない。害を加える側に改善を求めず、害を受ける側を規制するのなぜ
3

3の感想・評価

-
社会批判を軽妙なコメディーに包み込んで作品にするパナヒの作風はやはり面白い。実際の試合中に撮影し、10万もの群衆というフィクションのためには到底用意できない数の背景が、作品の虚実を曖昧にさせる。
主題は女性差別への批判というシンプルなものだが、縦社会の軍隊の硬直ぶり、スポーツという政治利用もされる娯楽の有意義性、そういった要素も含んで、あくまでも人間臭さを全面に出してくることでアク抜きを図っているこの清涼感。シリアスな告発も等しく重要であるが、パナヒ監督のような存在もまた、忘れてはいけない。
オザキ

オザキの感想・評価

4.3
マジで最高。完璧すぎる。キアロスタミの正当継承者という感じ。
7月の物語とかこういう映画がいまの最先端な気はしている。パナヒ、やばすぎるぜ…


女性が男性のスポーツイベントへの参加が禁止されているイラン。ワールドカップへの参加券をかけた試合を直に見ようとスタジアムに忍び込む彼女たちだが、あえなく捕まり奇妙な勾留(交流)がはじまる
A

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4.0
面白すぎて遅刻しかけたし、帰って続きを観たらすごく幸せな気持ちで入眠できた
脱走しかけた女性がなんで戻ってきたか逮捕者仲間に聞かれて「兵士の家畜たちがかわいそうだから」と答えたときそれまではほとんど映されていなかったスタジアムの反対側(=テヘランの街?)を背景にした兵士の顔のクローズアップへうつるのと、終盤のシーンが好き。
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