これは映画ではないの作品情報・感想・評価

「これは映画ではない」に投稿された感想・評価

映画政策を禁止されたパナヒ監督が政府から隠れて撮った映画。
パナヒ監督の内心的な心情が中心だけれど、この普通の日常感が小津っぽい映画になり得てる。
disney

disneyの感想・評価

3.5
こういう映画は初めて。内容、映像を把握するのが大変だった。おじさんとイグアナの生活を観させられてびっくりした。
どこまで演出なのかわからない。
映画じゃないと言いつつ映画になってしまっているのも最高。
昔の作品の鏡を見せながら言ったセリフが印象的だった。
政府から二十年間映画作りを禁じられた監督の紛れも無い映画。
数年前、初めて東京に遊びに行ったときに観て、一度しか観てないんだけど、今でもたまに鮮明に思い出す。
ドキュメンタリー映画ではあるものの「もしかして脚本が存在しているのでは」と思わせる不思議な映画。いや、これは映画ではない。
324

324の感想・評価

4.5
混沌としているかと思いきや、「内と外」という核があるものにキッチリ仕立ててあることに驚く。
唯一無二のオリジナリティであるが、キム・ギドクが自ら引き籠って自撮りした『アリラン』を想起してしまう。

エレベーターのシーンが最高にワクワクする。ただゴミ回収に来た青年と1階ずつ降りるだけなのに。エレベーターのシーンにおいては映画史上最高なんじゃないかな。
「これは映画ではない」というタイトルから「映画とは何か」を逆説的に問いかける作品。


フェイクドキュメンタリーなのかどうか明確ではないが、そこの線引きはして欲しいという考えなので、そこだけ。
Tyga

Tygaの感想・評価

4.4
映画になれなかったものの弔いと新たなる映画の萌芽のにおい。

これは映画ではない。と言いながら、スクリーンの外側の映画を雄弁に語る。

抑圧の"代弁者"ではなく、"当事者"だからこそ作れた映画。

裁判所から今後20年間の映画製作を禁止されてしまった。ジャファール・パナヒの生活をとらえる。

「これは映像ではない」と言いつつ、映画を撮っていないつもりでも、映画の姿が湧き出ている。映画とは何か考えさせられる映画。
『1クリエイターとして、職人魂を持つ強さをもう一度噛み締めたい時』
Shun

Shunの感想・評価

3.8
「映画」の意義を揺るがす危険な作品だった。映像である必要性。演出の必要性。全ては虚構であるのかもしれない。それでも彼らは「映画」を創る。記録することが重要なのだ。
>|