実話に基づく。
売れなかった詩人の末路。
眠くなりがち。
何度も巻き戻して観た💦

再見したけどべらぼうに良かった。てか傑作。
喋るのをやめた主人公(個人的には無垢ぶっていて腹が立つし世間から逃げてるだけじゃんって思う)と、その彼女がバイク2ケツで方々を巡るシークエンスには古典的メロドラマを感じた。てか成瀬『浮雲』を想起した。

撮影も陰影くっきりでめちゃくちゃカッコよく、カラヴァッジョのようであった。
ラストの地震の意味不明さも然りだが、謎のロケで家族との晩餐のくだり、外が暗くなったかと思いきや踊り終わると昼になっているのも不可解で良い。

“今 初めて言う。君と暮らすために母を殺した”
“今 初めて言う。君と暮らすために父を棄てた”
“君と暮らすために兄から離れた “
“独りになって初めて君を愛せた”
“家族の愛を棄てて初めて君を愛せた”
最高。