鬼火の作品情報・感想・評価

「鬼火」に投稿された感想・評価

あんま好きじゃない。バイトクビになりそうなメール通知が来たので映画見てる場合じゃなかった。

このレビューはネタバレを含みます

傍から見ていたら、もっと生きるためにどうにか出来るんじゃないかと思うけれども、当人にしたらどうしたってこうしたってどうにも生きづらいんだろうな。ラスト、どうして死を選んでしまうのかなとどうしても思ってしまう自分は今は幸せなんだと思う。観るタイミングが違っていれば大変に共感しただろうし、人生の価値や重さは本当に人それぞれなんだと思わされる、美しい映画。美しいといっちゃ単なるフランスコンプレックスかな?いや、でも白黒映画って日本の作品でも美しいものは多いから、たぶんその時代の映画、「映画製作」というもののそれこそ重さが違うんだろう。

もとい、若い盛りに見る本作と、四十をこえて見る本作とでは受け取り方が違うし、死期が近づいてから観ればきっとまた違うだろうし、何度も鑑賞する価値がある作品。
TOT

TOTの感想・評価

4.0
アルコール依存の男、愛を引き止めて自分の周囲を不動にしたかった男、自分が愛するように愛されたかった男の最後の48時間。
パリの喧騒の中で自分の満たされなさを再確認していく過程が、数年ぶりに見直した現在の方が骨身に染みて、しんどい傑作。
『オスロ、8月31日』のインスパイア元が『鬼火』と聞いたので観直したんだけど、こんなしんどい気持ちになると思わなかった…。
まあ、薬物とアルコール、オスロとパリの差で、テーマはほぼ一緒だからそりゃね…しんどいよね…両作とも好きだけど…両作とも傑作です……。
McQ

McQの感想・評価

4.5
「僕は死ぬ。」
「明日、僕は自殺する。」

鬱になりそうな内容なのに、静かに身を委ねて浸っていたくなるのは、、エリックサティパワーによるものか、、(これはズルい!)

それもまたルイマル監督のセンスによるもので、映像とのマッチ度がハンパないです。
これは嫌でも引き込まれてしまう。

人の死は唐突に訪れるもので、いかにもな人よりも、何であの人が??という方に限って、突然自殺してしまったり、、

側から見ると本人の痛みなんて、中々理解出来るものじゃないけど、この作品は正にそこを描いているのかなと思います。
(監督の友人の自殺をきっかけに本作を作られたとか)
この映画で描かれる主人公の苦悩は、公開当時よりも現在の方が身に染みるのではないだろうか。SNSによる対人関係の希薄化より、むしろ社会の閉塞感が強くなっている方が正しいかもしれない。

アランはアルコール依存症が原因で4ヶ月間ヴェルサイユの病院に入院している。症状は既に克服しているが、精神は未だ病んだままだ。彼は7月23日にピストルでの自殺を決意し、ニューヨークの愛人から受け取った小切手を片手にパリにいる友人たちの下へ出向く。

本作はアラン演じるモーリス・ロネに負うところが大きい。ロネは痩せ細った肉体と死んだような眼つきで孤独な男を体現している。パリの街を彷徨い、かつての友人たちや自由闊達な若者たちを見て、自殺への決意を固めていく。

監督のルイ・マルは一人の男の孤独と虚無をクールなタッチで描いている。エリック・サティの旋律も詩的な映像も物悲しさを誘う。ハリウッドであれば絶対に作られなかった一本だ。
s

sの感想・評価

4.0
単調なピアノと どんよりした虚無感
暗いのはなんか違う感じ
ぷらぶらするアングルも 放浪もよかった

だれも留まってくれないなら、
消えて傷負わせてやろうの発想は、ぶいぶい言わせてた20代あってのだな
23に主人公も向かってるんだけど、いつの間にか観てるこっちも向かってるような感じなる
日継

日継の感想・評価

4.5
30という歳についてのひとつのヒント

カメラが生々しい 凄くお上品
緊張と静寂に満ちたラストのカットが凄く良い
早熟なルイマル自身と、作品の主人公の熟され方と、時代の熟され方と…がとても切ない
ルイ・マル監督作。

死に取り憑かれた男の最後の二日間を描いている。

アルコール中毒の治療を受けていた様で
病院を出て かつての友人のもとを次々訪れ様々な人生と接するが、結局 誰とも心のつながりを持てない。
力なく去って行く彼の後ろ姿に、友人たちは死の影を感じとる…。

といったものだが、生きる意欲が低下するような映画。
体調良くないときに観るのはお勧めしない。

音楽はエリック・サティのピアノ曲。
気だるい曲調が 実にマッチしていた。

どこまでも生気の無い作品だが
考えさせられる事もある。

他者との関係断絶は、当然愛というものを猜疑的に見せていくようになる。そして、愛がなければ自己の存在意義を見いだせなくなってしまう。何故なら自分は誰からも必要とされないと思ってしまうからだ。
そうして人はアランのように自殺に走ってしまうのでは無いだろうか。

そういった深い想いが 更に本作を重く
ものにしていた。
ネット

ネットの感想・評価

3.0
ずーっとブツブツ独り言いってるの、わかりすぎて辛い。
会話がメインだが、観念的な話ばかりなのでそれほど面白いわけでもない。死にたくなるほど暗いわけでもない。やはり、死にたくなる自殺映画私的一位は「第七の犠牲者」になるかも。

ジャンヌ・モローの登場シーン、可愛すぎてビビった。笑顔が素敵!モローといえば無表情の印象が強い(死刑台のエレベーター)が、だれがそんなことさせたのだろうと思えば、やっぱりルイ・マルのせいじゃないか?
marica

maricaの感想・評価

3.2
サティの曲が静かな狂気を含んでいて全体を覆う物悲しさに妙にあう。でもどこか私はこの作品から、ひどく陽気な人生の素晴らしさを感じた。 「僕は人生が好きだ。 君の中の代え難いものが好きだ。 君の中にある人生が好きだ。」 の台詞がすき。
>|