鬼火の作品情報・感想・評価

「鬼火」に投稿された感想・評価

2018年4月18日

何回目の再見ですが、見出しから忘れていました・・・
やはりモノクロの撮影うまい・・
忘れていた自分を見いだす・・

ルイ・マル作品
見直してみよう。
アル中が治ったものの療養施設から出ようとしない男アランが主人公です。彼にはもう一つ精神の病がありました。鬱病は現代の日本でも問題になっており、50年前に制作された作品ではあるもののテーマ性は現在鑑賞してもタイムリーかと思います。
ネタバレになりますが、自殺を決意してから実行するまでのネガティブパワーはルイ・マル監督の本領発揮ではないでしょうか!?
男が憐れな末路を辿るまでの経過が非常に怖いです。死への憧憬さえも感じさせられます。このような作品を既に制作できるところに欧州諸国が日本より当時はずっと先進的だったのだと感じてしまいました。
大人になりきれない30男

サティのピアノの調べが、人生に対して悲観的な男の最期にピッタリ合う

この作品を撮ったのが30って…
ルイマルさんは立派に成熟してるんだもんなあ
自分の知識がなさすぎでアル中男の一人会話劇か退屈しか感じなかった

また観なおします
dohi

dohiの感想・評価

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ジャックリゴーの短編を読んでそのまんまのテンションで観たからか完全に世界観にどっぷり浸かっちゃった。
あと個人的なタイミングも相まって、本作品とんでもなく響いた。

思うことはかなりあるけどここに書くようなことじゃないので割愛。
なすび

なすびの感想・評価

5.0
これは最高、これは最高、これは最高

主人公の最期の二日間、アルコール中毒に蝕まれた人間は死ぬ前にどんな行動をとるのか…圧倒的美男子なモーリスロネがふらふら、ぶらぶら、部屋の中からパリの街まで、、、もう生きている感覚なんてないんだろうなって思わせる演技がすごい

ジャンヌモローもちゃっかり出演、声で分かるな〜

最近映画漬けでふらふら、ぶらぶら、生きている感覚のない私にとって他人事に思えない、明日は我が身の怖さがあり、身につまされます…

虚しさと美しさは表裏一体、退廃美を見た
highland

highlandの感想・評価

4.3
『死刑台のエレベーター』と同じく、早熟なルイ・マルの傑作。最後の発砲のシーンはどう演出するのか…?と思って予想を想像していたのだが、それよりずっと効果的でやられた!と思った。交わらない視線、行き交う人を追いかける目線。疎外感の表現が凄いなあ。主人公の世界の捉え方が、そのままカメラに反映されているようだ。ジャンプカット連続のとこはギョッとした。
知人が以前、鬱病を「濁った寒天が脳を覆っているようだ」と形容している漫画に対し、共感していたのを思い出しました。そういった心象が精密に表現されているかは、知らないままで居りたいと月並みに感じました。
hagy

hagyの感想・評価

3.5
この映画ずっとピーチクパーチクなんですけれど、その合間合間に主人公が訪ねる友人達に多角的にあれやこれや言われるためか、はたまた一定の距離を保っているからかわかりませんが、嫌気がさしません。
結末も普通なのにいいですね
とりあえずこの時代のブリキの車が欲しくなる
現状の世界に嫌気がさすも、現状以上になれない。その想いをもった男が、死ぬためにかつての友人をたずねてパリを歩く。モノクローム映像の中流れる、エリックサティによるジムノペティがとても美しい。厭世観を抱えるモーリス・ロネも演技がとても真に迫っている。
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