今回の若尾文子映画祭にて、初見
中国本土および、アジア圏の旅を好む私であるが、戦前戦中の日本人の足跡を感じるロマン、というのが大きくあるので、その点、感じ入るところあり
以前、ケリー・ライカート…
関東軍撤退で取り残された一般人を描いた、戦争体験のリアリティが色濃く残る反戦映画だった。
家屋に隠れているところを中国軍に見つかるシーンでは、サーチライトに照らされる人々が軍人の主観的な視線を表すク…
若尾文子映画祭にて。あややのデビュー作(きちんとした台詞のある役として)でもある貴重な作品。終戦間近の大陸を舞台にひたすら「人」を描いた傑作。冒頭から東宝っぽいと思っていたら音楽は伊福部昭。さらに監…
>>続きを読むすっぴんあやや。
野天風呂あやや。
このハードな逃避行体験したら絶対に反戦的になるのわかるし軍の棄民がしっかり描かれていた。(『大地の子』やちばてつやや宝田明の体験談を思い出したりしていた。)
今の…
「若尾文子の記念すべき映画デビュー作品」と言われている映画だが、本作の前にも何本か脇役では映画出演している。
初見は角川シネマ新宿で開催された『若尾文子映画祭』(2015年7月4日)だったが、約9年…
2015/7/19
全編を通して描かれるのは、日本へ帰るために大陸からの脱出を図る女と子どもの姿のみ。終戦の混乱で誰もが薄汚れ、恐怖に怯える姿は見るからに痛ましい限り。さらに、なけなしの食料と積み重…
関東軍に見捨てられ、大陸に取り残された満蒙開拓団の婦女子一行が、恐怖に怯えながらも艱難辛苦を乗り越えて命からがら新京(現:長春)まで逃げのびるお話。若尾文子のデビュー作ということで鑑賞したが、そんな…
>>続きを読む若尾文子、スクリーンデビュー作。
なんでも久我美子の代役というが、ふっくら健康的な彼女の表情や存在感は暗い作品に(結果的に)わずかな安らぎを与えているといえよう。
役柄としては主役の水戸光子や千…