ただただ圧倒的。日本軍のおぞましさ、主人公の女性のかろやかな強さ、そして、好きな人のために何のためらいもなく降伏して異国の言語で歌をうたう場面の美しさ。何と言っても、熾烈な爆撃の中を着物姿で走り抜け…
>>続きを読むタイトルの「春婦傳」の「春」は野上由美子演じる春美と売春婦の「春」を受けている。中国の八路軍討伐に従軍する慰安婦とそこで出会う日本兵の話で、春美が愛する兵士を川地民夫が演じる。見ようによっては非常に…
>>続きを読む夜間で敵が攻撃してくる中を横に移動するショットはワンバトルアフターアナザーにもあったけど、こっちのほうが死や性もあって綺麗なので凄かった。
穴に隠れて上に花火みたいに見えるショット。
オープンセット…
35ミリ
初鈴木清順。
すごい。とんでもない。
野川由美子が素晴らしい。
風吹き荒れる中、爆弾飛び交う中、語彙力、、なにこれ
ラストが朝鮮人慰安婦のセリフなのも興味深い。
これがカラーだった…
野川由美子が走る。ぶつかる。殴られる。スローモーションで狂い泣き叫ぶ野川由美子。当然、発語と口の動きは同期しない。
木下千花氏のアフタートーク。焦点深度の深いショット多用。従軍慰安婦について。脱出の…
☆オープニングの画面右に強い風を受ける野川由美子を配して砂漠(だったように思います)をドンっと捉えるショットからのタイトル開始。60年代清順の勢いを感じます。
☆これで、清順=野川由美子コンビの三作…
まるでパク・チャヌク×ポール・ヴァーホーヴェンな狂騒、エグみ、泥みを感じさせる鈴木清順の怪作。
野川由美子さんが徹頭徹尾可憐で美しいのに、同時に荒々しく粗野で動き回っているという怪怪怪怪演!
あ…
敗色濃い中国戦線、八路軍と対峙する日本陸軍の駐屯地に愛に破れ荒んだ娼婦春美がやって来る。副官である成田中尉に弄ばれながらも悶える春美。しかし、副官の当番兵だった真面目で澄んだ眼をした三上上等兵に出会…
>>続きを読む「暁の脱走」(1950:谷口千吉監督)を鈴木清順監督がリメイクした反軍国主義映画。原作は田村泰次郎の小説「春婦伝」(1947)。
昭和20年、終戦間近の中国戦線。負けん気の強い慰安婦の春美(野川由…
映画の内容は兎に角、随所に鈴木清順監督作品が出てましたね。
まぁ、それだけでも、楽しめました。
鈴木清順監督に興味ない人は邪魔なシーンが多かったかもしれませんが・・・。
個人的には好きな監督なんで、…