樺太 1945年 夏 氷雪の門の作品情報・感想・評価

「樺太 1945年 夏 氷雪の門」に投稿された感想・評価

八月十五日は“終戦記念日”となっておりますが、
あの玉音放送が流れた瞬間をもって、全ての人達に
爆撃や銃撃で死ぬ事の無い平穏が訪れたのではありません。

多くの日本人が生まれ育ち生活していた、南樺太へ侵攻するソ連軍。
日本がポツダム宣言を受諾した後も、それは止まりませんでした…!
本土へ脱出する引揚船は魚雷で沈められ、
白旗を掲げ出た軍使は撃ち殺されます。

その最期の時まで、電話交換機に向かい続けた9人の乙女の物語。
幾つもの疑問点はありますが、『ひめゆりの塔』と同様、
価値ある映画だと思います。
ooioo

ooiooの感想・評価

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沖縄戦と同じ。樺太島を捨て石にする日本軍。犠牲になるのは住民。軍上層部は東京で生き延びる。両者の間で葛藤する丹波哲郎。ラストは史実と異なる。大尉役で三上真一郎。いい男!
実際の事件を直球で描いているので、つらくてつらくて。ただし、実話とはいえ、見ていて反戦というよりはソ連が悪いっていう気持ちにさせられるのはいいのかなあ。一部はフィクションらしいので、どの程度本当のことなのか気になってネットで調べた。

「戦争と女たち」@シネマヴェーラ渋谷
なかし

なかしの感想・評価

4.0
終戦直後の混乱のなか、南樺太真岡町で電話交換手の任務に励む実在した女性たちを描いた作品。今では日常的な話題にならない南樺太の歴史を知るためにも一度は見ておきたい作品。
☆☆☆★★

2010年7月28日 シアターN渋谷/シアター1
参考資料。

道産子だけどほぼ知らず。
……すさまじいな。

前半の幸せ感が辛すぎて見ていられなかった。

ソ連がえぐすぎる。
日露戦争の恨みが爆発してる感。
マジで北海道が分割されなくて良かったレベル。
nori007

nori007の感想・評価

3.7
この映画はソ連からの圧力で上映中止になったりしたいわくつきの作品らしい。
まあそれだけ、ソ連が極悪非道の侵略虐殺をしたわけだが。。。

樺太(サハリン)は、戦中といっても戦地からは遠くはなれているためのどかな半島であった。徴兵されて男子こそいなかったものの女子たちは、みんなでおしるこを食べたり、レコードを聞いたり、歌を歌ったり。現在の女子とそれほど変わらない感じ。

ところが原爆のうわさが広まり、玉音放送が流れ日本の敗戦を知ると何やら不穏な空気が。。ソ連の侵攻が始まるのであった。艦砲射撃から、戦闘機による機銃掃射、戦車と歩兵の進軍。一応ここにも一個師団はあるがそんなもので対処出来るはずもない。しかもここでも真面目な日本人らしさ炸裂である。形としては日本は敗戦したため武装解除しているのだが敵は問答無用に攻めてくる。そんな敵にも命令なしに反撃はするなとのお達し。もしくは民間人に当たるので発泡はするなとの命令。それならと停戦交渉をしても突っぱねられる。白旗をあげても機銃掃射一線。アカの連中には人権意識のかけらもないんだからしょうがない。命からがら逃げ延びることに成功し引揚船に乗れたとしても魚雷により沈められる。
よく日本の戦争映画を見ると「戦争が終わってよかった!」と喜ぶ場面が多かったりするけれどこれがいいわけないだろ。こうした北方領土を扱った映画は数少ないのでぜひリメイクしてもらいたい。
事実をベースに作られた作品
正直当時の作品としても映画としてはもう少し、エンターテイメント性を高めて感情移入しやすく作ってもらいたかったですが、北海道に住み母方の家族が南樺太から引き揚げてきている自分としては、到底無視できない映画でもあります。
今は亡き祖父、祖母に、生きている母親の話。自分ライダーで、ライダーの聖地でもある稚内によく行きますが、手を合わせます。
なんとも悲しい作品、ロシア、当時のソ連には憎い心もわきますがそこは抑えて、せめて北方領土返還を願います。
Makoto

Makotoの感想・評価

3.5
いわくつきで近年やっとDVDレンタルされた作品みたいです。

主題の悲劇はドラマか何かで知っていたが、改めて当時の日本人の精神の強さに触れ、いろいろ感じました。

日本人として一度は観て欲しい作品です。
JBL

JBLの感想・評価

3.0
終戦直後、ソ連軍による一方的侵略を受けた樺太。
国際法を完全に無視した作戦で民間人を殺し、白旗を掲げ降伏する兵士を殺すソ連軍。
歴史を知るという事でとても意味のある作品。
しかし、エンターテイメントという意味では駄作でリアリティーが無さ過ぎてしらけてしまう。

当時東宝・モスフィルム合作映画「モスクワわが愛」の上映があった。
しかしモスフィルム側から東宝系劇場の「氷雪の門」上映クレームを付け、大きな問題となった。
結果、東宝から東映へ変わりなんとか上映された作品。