風の絨毯の菩薩のレビュー・感想・評価

日本・イラン合作との事で飛騨高山とイランとがペルシャ絨毯で結ばれていく。日本から発注した絨毯があっちのおっさんのうっかりのせいで全く織られておらず急ピッチで20日間でなんとかやってやんよ！って話。その間に目の前で母親を交通事故で亡くして心を閉ざした少女の傷が緩やかに癒やされていく、織り終わった絨毯の縦色を切り取った先にはにこやかに笑う彼女がいる。現地の少年のとの仄かな恋は可愛い、染色した毛糸を乾かす為に子供達が町中駆け回るとこは猛烈にイラン映画ぽいし、黒色の毛糸が足らんからとジジイのセーター着たまま解くとこは面白い。基本的には大して面白くも上手くもない。主演の子、どうやらティーンのカリスマだったらしい。