
裕福な家柄の出でありながら自殺願望に取り憑かれている美しい青年シャルルは、政治集会や教会の討論会に顔を出しても違和感を抱くだけで何も解決しない。環境破壊を危惧する生態学者の友人ミシェルや、シャルルに寄り添おうとするふたりの女性、アルベルトとエドヴィージュらと同じ時間を共有しても死への誘惑を断ち切ることができない。冤罪で警察に連行されたシャルルは一層虚無にとりつかれ、やがて銃を手にする・・・・・・。環境破壊が進み、社会通念が激変しつつある中で、当時のニュース映像などを挟みながらひとりの若者の死を見つめる終末論的な作品。ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員特別賞)受賞。
カトリック系作家のジョルジュ・ベルナノスの同名小説の映画化。北フランスの田舎の村を最初の教区先として任命された若い司祭の、苦難の日々を描く。司祭は体調不良を抱えながらも、村人たちの悩みを聞…
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ナチス・ドイツ崩壊後のベルリン。病弱で寝たきりの父、警察を恐れて家に引きこもる兄、家計を助けながら父の看病をする姉と、間借りした狭い部屋に暮らす少年エドムントは、父と兄に代わってお金を稼ぐ…
>>続きを読む何ひとつ 望み通りにならなくても、希望は生き続ける---。88歳を迎えてなお、世界の最先端でエネルギッシュに創作活動 に取り組むジャン=リュック・ゴダールが新たに撮り下ろした子どもたちや美…
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