宇能鴻一郎の濡れて立つの作品情報・感想・評価

宇能鴻一郎の濡れて立つ1976年製作の映画)

製作国:

上映時間:75分

3.4

「宇能鴻一郎の濡れて立つ」に投稿された感想・評価

(Filmarksの画像は別作品の誤植)

新しい門出に色めき立っている新妻(東てる美)が、意固地な性格の夫(久保剛)を牽引するべく、自らの体を張りながら、新居の建設計画を推し進めていく。若い新妻の孤軍奮闘ぶりを描いている、コメディ路線のロマンポルノ。

幸せな家庭を築きたいという切なる気持ちが、女を武器にした無自覚的な行動を引き起こす。処女の頃の主人公をスタート地点にして、夫を知る新婚生活から、夫以外を知る愛人作りへと、セックス劇が発展していく様が面白い。

主人公の夫が亭主関白の典型であり、妻に対して怒鳴り散らすところに、生理的嫌悪を覚える。夫が痛い目に合わされてからの、ザマーミロな展開が用意されているけれども、夫が改心するわけではないので、何とも居心地が悪い。

しかしながら、今現在おいても問題提起されている、「別居婚の是非」に落とし込んでいく展開には溜飲が下がる。恋愛の延長線上を維持するための夫婦生活があっても良いじゃない、という着地に先見性が感じられる。