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南京!南京!
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『南京!南京!』に投稿された感想・評価

一

一の感想・評価

4.2
日中戦争の南京戦と南京事件を、日本軍兵士の視点で描いた中国発の歴史大作

いまだ史実を巡り論争の的となる南京大虐殺という非常にセンシティブなテーマを扱っているので、正直観賞中も複雑な気持ちではあったけど、ひとつの戦争映画としても非常に優れているので、めちゃくちゃ見応えのある映画だった

もちろんテーマがテーマなので日本軍を徹底的に悪として描くので、先日観た『鬼が来た!』同様に、日本人が観ても決して気分が良い映画とは言えないし、映画をフラットに観られない一部の人達には、反日映画だのプロパガンダだのと勝手に烙印を押されてしまうのは避けられないでしょうけれど、“映画”としてみれば間違いなく良く出来た作品です

どこまで史実なのか定かではありませんが、韓国映画に引けを取らないほど生々しい描写がとにかく凄まじい
日本兵の視点から南京大虐殺をここまでリアルに描いた作品があったのだろうか

大量のエキストラを使った臨場感ある戦場描写は迫力満点で、目を覆いたくなるほどの蛮行を繰り返し、過激な虐殺描写も桁違いにキツい
それらを美しいモノクロ映像で映し出し、より一層張りつめた緊張感と悲壮感を生み出すのに効果的
ひとつひとつの鮮烈なカットが脳裏に焼き付いて離れない
特に虐殺後の死体の山は強烈だったなぁ…

冷酷極まりない狂気じみた人間もいる中で、子供に優しかったり仲間とワイワイしたりと、日本兵をただの殺戮マシーンとして描くのではなく、しっかり人間味のある描かれ方をしているのがリアルでよかった

もちろん日本で劇場公開することは不可能だけど、配信してくれたU-NEXTとアマプラには感謝
かなりショッキングなシーンもあるので無理におすすめはしませんが、気になった方はぜひ

〈 Rotten Tomatoes 🍅93% 🍿86% 〉
〈 IMDb 7.7 / Metascore 85 / Letterboxd 3.9 〉

2021 自宅鑑賞 No.181 U-NEXT
kazata

kazataの感想・評価

4.0
戦時下の国策記録映画『南京』を見た後で、日本未公開(イベントで1回だけ上映されたらしい…)の本作がしれっと配信されているのを見つけたからすかさずウォッチ!
(事前に記録映画『南京』を見ておくのをオススメです!引用シーンが多々あるように思えるから、たぶん本作の製作過程でも参照してるはず?)

以前『スパイの妻』鑑賞時にもつらつらと思い出話を書いてしまいましたが、個人的に"南京虐殺"映画にトラウマ級の記憶があるので……本作にはそれに近い雰囲気を感じることができました!
(「そうそう、こんな感じの描写があった…」的な懐かしさと、思わず目を背けたくなるような鬼畜な所業描写の数々ね…)
(本作を小1の頃に中国籍の友達と一緒に見たとしたら、確かにあの頃と同じくズーンってなっちゃうわ…)

「どーせ中国人目線のゴリゴリな反日映画でしょ」と思いきやそんなことはなく、日本兵の蛮行や残虐さを描くことよりも「彼らがなぜそういう風になってしまったか?」を日本兵視点で検証しようとする姿勢が貫かれているので、(38歳の若さで本作を撮った)ルー・チューアン監督のことは全力で擁護したくなりますね。
(中国国内でも本作が日本人視点で描かれていることに賛否両論巻き起こったらしい…)
(傑作映画『地獄の黙示録』のウィラード大尉っぽい感じかな…)
(先日見た映画『八佰』もそうだったけど、そもそも当時の国民党と現在の共産党で立場も異なるから、過去を描く際には中国の複雑な国内事情もあるようで…)
(今なお検閲があって表現の自由が窮屈そうな中国よりも、本作を国内で一般公開することができない日本って…)

「南京虐殺なんて無かった論」の人には本作の存在自体が許せないのかもしれないけど、、、(程度の問題や誇張表現は当然あるにしても…)そもそも戦争時の非人道的な振る舞いなんて古今東西どこにでもあるわけで(その手の話なんて世界中にごまんとあるし!)、日本だけが例外的にやっていないなんてことは無いと思うんだけど。
(常識的に考えて、何度も死線をくぐり抜けた末にたどり着いた南京での日本兵のメンタルって相当ヤバイ状態でしょ…)
(日本人だから残虐非道なわけじゃなく、どの国の人だろうが精神的に極限状態に陥れば同じような行動を取ってしまう可能性がある…ってことは歴史を見れば明らかだし)
(本作でもちゃんと描かれているけど、日本兵個人の責任というよりも、精神的に極限状態の集団をきちんとコントロールできなかったシステムの問題も多分にあるはず……この辺はホロコーストにも通じる視点かも)
(「そんな事実は無かった」って開き直るより、「どうしたらそんな事態にならないで済むか」を検証した方が将来のためによくない?)
(そりゃ現在の中国国内の人権問題にだって色々と言いたいことはあるけどさ……過去の自国の過ちを潔く認めなきゃ文句も言えなくない!?)

クライマックスで繰り広げられる日本的な鎮魂祭シーンも記録映画『南京』を思い起こせるし、ヒューマニズム溢れる映画の締め方には、日本が誇る反戦映画監督の"亀井文夫イズム"を感じることができました!
TF

TFの感想・評価

3.7
南京事件を1人の日本兵目線から捉えた作品。中国国内で賛否両論を呼んだ中、日本で放映されなかった事がとても残念。どんな忖度があったのか😔
モノクロ映像がドキメントタッチのリアリズムを引き立てていました。戦争は人を狂わせる。そんな中、比較的冷静で自身の気持ちを抑え込みがちの主人公を中泉英雄さん好演してました👏

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