南京!南京!の作品情報・感想・評価

南京!南京!2009年製作の映画)

City of Life and Death

上映日:2013年08月21日

製作国:

上映時間:133分

3.6

「南京!南京!」に投稿された感想・評価

lag

lagの感想・評価

4.1
1937年、南京。日本陸軍と中国民間人の両視点。中文. ごくごく普通の日本語。English. Deutsch. 膨大な数の手記や写真を参考に4年近く脚本を練ったそう。

全編白黒。鍵盤と弦楽の静かな音色。略奪、虐殺、処断、強姦、慰安所。

英語字幕で視聴。日本語がわかるのが嫌だった。だが観てよかった。中泉英雄さんの怪演。Still alive.
1937年12月に首都南京を陥落した際、日本陸軍が犯した(一部の人は無かったと主張している)南京事件をテーマとした作品。

このテーマを聞くと「どうせ日本兵を鬼畜扱いしたプロパガンダ映画だろw」と思われる方も多いでしょうが、視点は日本兵と南京市民の両方から捉えています。

もちろん、目を覆いたくなるような日本兵の蛮行(略奪、強姦、大量殺戮)シーンはたくさんありますが、それだけではなく、日本兵の苦悩や一兵卒の慰安婦に対する淡い恋心、南京市民の視点では、ドイツ人ジョン・ラーベを慕う市民や大人と子どもの絆などが描かれています。

特にラストシーンは秀逸。単純な反日映画ではないことが分かります。

この作品は日本では一般公開されず、上映したのは映画祭で1日のみ。またDVD化もされてません。


私事ですが、学生の時に南京大虐殺記念館に行きました。史実については議論する場ではないので触れませんが、一つだけ言わせて頂くと、日本ではお目にかかれない写真や資料がたくさん展示されていたということ。
日本にはまだまだ情報規制があることを実感。
つぼい

つぼいの感想・評価

3.7
あえてのモノクロ。南京大虐殺を日本兵の視点から撮ってる。日本で上映するべき。
TRB

TRBの感想・評価

4.0
南京の陥落、いわゆる虐殺や慰安婦問題を通し様々な感情を描いた作品。

この題材、旧日本軍に限らず戦争中には人の底にあるものが表面化するもの。
大なり小なりこういったことが起こるのも戦争の悲惨な部分だと思う。

事実はどうあれ部分的に日本人としては受け入れがたい描写や違和感は多々あるものの、日本兵の気持ちを描く上で必要だったかとも思う。

最後の祭りからのラストは中々良かった。

色々事情があっての事だとは思うが、日本で上映はしてもいいんじゃないか?
南京事件に限らず、大なり小なりこういうことは現実的に行われた事実なのだろうと思う。
正直全て集中してみるのはしんどい。白黒なのも頭が痛くなってしまった。

ちょうどシリア政府軍の組織的レイプが問題となってるけど、それもこれも同じ。時代が違えども戦争犯罪やることは同じなんだなって、虚しさが残った。
最初は白兵戦がつづく戦闘が続いた後、南京の占領か始まり、日本軍統治下の南京の生活がゆっくり動いていく。
そこからスロータッチな映画になった。サウンドトラックも多用せす、感情を押し殺したような感覚の中で、非日常の中の日常を描いている。
理不尽な処刑、性犯罪などの戦争犯罪が行われて、蛮行にのぞむ日本軍側にも、やや違和感を感じながら行為に及んでいる様や、その蛮行受け入れることができず、自殺する兵士ななど、日中双方の人々が、決して単純一枚な扱いではなく、そうしたところにリアリティを感じさせることに成功したと思う。
この作風はとても大好きだ、タルコフスキーの「僕の村はせんじょうだった」を思い出した。
jianjie

jianjieの感想・評価

3.0
見てるのが辛すぎる重い内容であった。日本ももっとこういった映画を作るべきだ。
zhou14

zhou14の感想・評価

-
史実はともかく、日本軍の残虐性を描きたいなら、日本兵側からの視点にすべきだった、中国人の悲しみまで描こうとするので、グダグダな映画になっている。そして、中国人のなんという大人しい殺され方なのだろう、泣き叫ぶ人々を殺してこそ娯楽映画として成立するのではないか。
2015/11/15
南京事件の真実は諸説あって確定的なことは分からないけど、この映画は、日本をことさらに非難するというよりも、戦場で追い詰められた人間の感情に焦点を当てている感じがする。その点で、日本人であっても観やすいし、観る意義はあると思う。
犠牲者は30万人という説を採ってるけど、大なり小なり日本軍の残虐行為はあったと想像できるので、そうした犠牲者数にはこだわらず、戦争における人間の姿を描いた作品として鑑賞した。
カメラワークや俳優の演技、音楽等、映画としての重要な要素もレベルが高い。
南京陥落を祝う日本軍の和太鼓と行進のシーンが良かった。
pero

peroの感想・評価

-
友達の竜が出ているので、見たかった映画。
見られなかった原因は…
一部の人は無かった事にしたいと思っている南京大虐殺。
中国映画なのに日本人の1人の日本兵、角川の視点で描かれていく。
そこには日本軍の目も覆うような残虐非道な行為も描かれけれど、彼らの日常や無邪気さ、精神的なゆらぎなども描かれていて日本人に優しく寄り添っている。
憎しみだけで、日本人を鬼畜として描く事も出来たと思うけれど、この映画はそんな日本人を許すと言ってくれているように見える。
けれど、忘れないで欲しいと。
いつの時代も加害者が被害者に対して忘れろと言う事は出来ない。
ただ許されるのを待つのみ。
監督のルー・チュンアンは日本人にこそ見せて欲しかったのだと思う。
日本人として南京で何があったかを知るために見るべき映画。
そして竜にぴったりな、最低な奴を最高の演技を見られる映画。
日本ではNetflixで見れるのみ。
終戦記念日前にいかがですか?
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