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「ゲルニカ」に投稿された感想・評価

yuichi

yuichiの感想・評価

5.0
ピカソのゲルニカが好きで、
「ゲルニカ」と名がつくものは自然と
触れることにしている。

元々、依頼されていた草案を破棄してまで
ピカソが描きたかったゲルニカとは何だったのか?気になって鑑賞。

戦争モノなのだけど、
ラブロマンス寄り、この頃の人達の生活や
想いも映画越しに知れて良かった

嫉妬って何にも産み出さないんだな
ただ醜くこびりついてるだけで

歴史の芸術が皮肉に彩る
ピカソの絵画『ゲルニカ』で有名な、1937年に起きたゲルニカ爆撃を背景とした映画。

スペイン内戦は『ミツバチのささやき』『蝶の舌』『エル・スール』『誰が為に鐘は鳴る』が有名ですが、
本作は、わりと情勢の中心的なところが描かれています。

アメリカ人記者、ロシア領事館職員、報道記事を検閲する係の女性。
メインの3人以外にも、登場人物は多い。
スペイン共和国派と反乱軍の構造に、ロシア、ドイツなどが加わり、第二次世界大戦の前哨戦となっていく構図が見えていきます。



爆撃された街の類似作品『ドレスデン、運命の日』。


『ゲルニカ』は日本未上映で、映画としては地味なタイプです(半分ラブロマンス)。
ピカソのゲルニカが放つ、残虐性と批判メッセージの裏に、こういう歴史があったのだと鑑賞してみると良いかもしれません。
rumrum

rumrumの感想・評価

3.3
日本では劇場未公開。
スペインのゲルニカ襲撃の話。
戦争の中での勇気ある女性が辿る髭は国が変わっても同じだな。
75年まで独裁政権が続いたのかな?
政府が謝ってないらしい。
ピカソが絵に描いているみたいだけど日本ではあまり知らなかった話でした。
ピカソの描いた作品のゲルニカ
バスク地方の小さな街。

アメリカ人記者と検閲の女性のロマンス
戦争中でも服装も姿勢もピシッとしていて綺麗です。
ラストのゲルニカ爆撃シーン
石畳の路地を逃げまどう人達に無差別の容赦ない攻撃が恐ろしいです。
ジョージ・オーウェルのドキュメンタリー小説でスペイン内戦を扱った「カタロニア讃歌」を読了し、スペイン内戦について興味をもったので本作を視聴した。2016年のスペインーアメリカ映画で、スペインの北部バスク州のゲルニカが舞台であるが、主人公がアメリカ人であるので言語は主に英語で時に現地の人の会話はスペイン語となる。110分の映画で恋愛とゲルニカ爆撃のストーリーがうまく絡められており飽きさせない。
ゲルニカ爆撃はピカソの作品「ゲルニカ」で有名であるが、映画で描いたのは本作が初めてであるので、世界ではじめて行われた一般市民への無差別爆撃(後の東京や原爆につながる)を行ったナチの非難という点では重要。本作では、戦時下の情報統制の問題も描かれているが、これにソ連がどのように関係していたかは本作のみでは理解できないので、あらかじめ知識をもっておくと映画鑑賞の助けになる(参考書には「カタロニア讃歌」を勧めたい)。
スペイン内戦には、海外からナチとフランコに反対する外国人が多数参戦するが、オーウェルもそのひとりであった。本作のモデルはイギリス人ジャーナリストのジョージ・スティアであり、彼の速報が世界にゲルニカ爆撃を知らしめることになり、ピカソの「ゲルニカ」の制作を鼓舞した。映画では主人公はアメリカ人のジャーナリストで、実際にゲルニカの爆撃を体験することになっているが、スティアは爆撃の翌日にゲルニカに到着し爆撃の惨状を目にして、それから目撃者の取材を行っている。
本作のヒロインはマリア・バルベルデ(ウィノナ・ライダーに似る)が好演しているが、役柄は政府軍側の報道の検閲係。ジャック・ダヴェンポートが演じるソビエトから来た上司は、スターリンによる粛清を恐れており(弟が本国で抑留中)、スターリン主義に反するジャーナリストの監視をバルベルデをはじめとする部下に行わせている。スペイン内戦では、フランコ対政府軍という構図の他に、反フランコで一致すべき側の中で共産党、無政府主義、統一マルキスト労働党(POUM)が対立してしまい、それがフランコに有利に働いた。当時政府軍は、支援をしてくれる唯一の外国であるソ連に忖度していた。スターリン主義のソ連は、真に労働者側のために「革命」を成し遂げようとするPOUMを弾圧するという方針であり、諸外国の共産党系のメディアは、POUMがフランコに実は味方するファシストの反革命勢力であるという報道であったことは「カタロニア讃歌」に書かれている。私はスターリンが指揮するソ連はともかく、他の国の共産党も何故POUMを攻撃していたのか疑問であった。本映画に描かれることが事実であれば、スペインからは政府側の情報統制で諸外国の特派員が政府軍にプラスの情報しか伝えることができなかったことになり、当時の背景が理解できる。「カタロニア讃歌」ではPOUM所属のオーウェルがスターリン主義の共産党が徐々に支配を強めPOUMらを弾圧していった経緯が描かれているので、同書を読んだ上で、本映画を読めば何故ソ連から送られた人物が強い影響を及ぼしているのか理解できる。ところが、本映画の難点は、フランコ軍も政府軍もほとんど登場せず、政府軍側の内紛も描かれていないので、歴史的バックグランドなしには、映画の理解ができない点にある。市民を対象にした世界最初の爆撃をゲルニカにしたナチの批判は理解できるだろうが、政府側の唯一の悪役は本国から派遣されて情報統制をしているソ連ということになるのだが、統制の目的など理解は困難だろう。映画のラストのテロップでドイツはゲルニカの爆撃を謝罪したが、スペイン政府は国として謝罪をしていないという情報があるが、これでは政府側が何を謝罪しなくてはいけないのか、外国の視聴者にはわかりにくい(映画ではソ連だけが悪者に見える。もっともスペイン内戦の歴史を詳しく知るスペインの視聴者には自明なのだろうが)。
映画の中では、名前だけ登場するのが作家のアーネスト・ヘミングウェイと写真家のロバート・キャパで、キャパを有名にした写真「崩れ落ちる兵士」を思わせるシーンも登場(女性カメラマンが撃たれた瞬間の兵士を撮影。ちなみに実際「崩れ落ちる兵士」を撮影したのはキャパではなく同行した女性カメラマンとい説がある)。
orangeloop

orangeloopの感想・評価

2.5
スペイン内戦 フランコ政権の悪夢
歴史に刻まれているゲルニカ爆撃

ドイツ空軍のヴォルフラム・フォン・リヒトホーフェン中佐が
指揮するコンドル軍団によるゲルニカ爆撃は都市空爆の実験であった
1937年4月26日
リヒトホーフェン中佐が作戦参謀のコンドル軍団とイタリア軍
24機の爆撃機でスペインのゲルニカを爆撃
3日間かかる攻撃を3時間で機銃掃射された街は
殺戮の跡が生々しい
約200トンの爆弾を投下し焼き払った
バスク地方最古の町であるゲルニカ

リヒトホーフェンの人柄がもっと温厚な人だと思っていた
この後、ワルシャワやスターリングラードも空爆
スペインで取材をしていたジャーナリスト・ヘンリーは
この砲弾の中に身を晒していた

タイムズ紙に英国人フリージャーナリスト 
ジョージ・スティアの記事によって報道されて
世界中から空爆に対し避難された

共産党支持者のピカソはゲルニカ爆撃の報をパリで受け
1ヶ月後に無差別爆撃の惨事の絵を描いた
”大手町オアゾ”の前にレプリカがありますね

これはパブロ・ピカソの怒りの感情の発現に他ならない…
浮かばれない魂、死んでしまった人々への鎮魂
h1sash1kjm

h1sash1kjmの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

第二次世界大戦前、スペイン内戦で、反乱軍を支援するナチスドイツにより、バスク地方の小都市、ゲルニカが前代未聞の非戦闘員への無差別空爆に合う。内戦でそれを支援するコミュニストとファシズムとの闘いに巻き込まれて一番辛い間に合うのは一般市民。内戦に利用されながらも真実を伝えようとする外国特派員を通じて戦争の悲惨さを描く。
日本も海軍が上海で同様の非戦闘員無差別空爆を実施。世界から非難を浴びるとともに、その何倍、何百倍の無差別空爆、原爆投下を受けることになる。
チャノ

チャノの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

意外にも最近の映画でビックリ。
マークしてる人、
レビューかいてる人が
異様に少ない。
たまたま鑑賞したDVDの先品紹介に
入ってて面白そうと思って
置いてあるレンタル屋さんを
探し回った。
記者と検閲官とのロマンスは
いらない気がしたが
あれがないと単なるドキュメンタリーと
なってしまうので仕方ない。
それにしても建物の爆撃や爆破シーンは
リアリティがあって迫力あった。
いまでも国の内乱はよく耳にするが
意外と他国間の戦争より
悲惨なのかもしれない。
テルミット焼夷弾を実験的に
使用し無差別に虐殺するのは
人のすることとは思えない。
ピカソのゲルニカを見る目が
この映画を境に変わった。
goslinK

goslinKの感想・評価

3.5
スペインの内戦や独裁政権の事、ピカソのゲルニカという作品の原点がこの電撃戦だとは知らなかったので勉強になった。
歴史は伝える人がいないと残らない。
ぽち

ぽちの感想・評価

3.0
ピカソの絵は知っていたが歴史的背景などは勉強不足でストーリーについて行くのに苦労した。
今作はその惨劇を舞台にしアクションやロマンスを描いた物。

空爆を空から映したシーンなど迫力があり、街中の崩壊シーンもリアリティがある。主役の記者は多分ジョージ・スティアがモデルだろうが、ハイライトの爆撃シーンまでは正直退屈なドラマ、ロマンスが続く。

爆撃後フランコ独裁政治が30年続いた為厳密な調査がされていないそうでゲルニカの人口や死者数が統一されていない。

死者数など12人~2000人と各政権や立場により大きな開きがあるがwikiによれば
「1985年ゲルニカにゲルニカサーラという研究組織を設立し、爆撃の意図が民間人の殺戮にあったこと、死亡したのは250人であるとの見解を発表した」
そうだ。

歴史上初めての都市無差別爆撃であり焼夷弾が本格的に使用された世界初の空襲だった。その惨状を見た記者のショックを理解できると同時に、そのショックから誇張して書かれた記事であるのではと言う疑いも頭をよぎる。

そして今でもこのように語り継がれる意味も理解できる。

でも、でも・・・・不謹慎であることを承知の上で言わせてもらえば、たった250人?一番多く見積もった数字でも2000人?

この8年後には広島で18万6千人、長崎で8万人の市民が惨殺されている。

1999年ドイツ政府はゲルニカ爆撃の責任を認めたそうだ。
アメリカ政府の見解は未だに「必要な攻撃だった」である・・・・・・・
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