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陸軍登戸研究所
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『陸軍登戸研究所』に投稿された感想・評価

大戦末期のこと。「風船爆弾」秘密製造工場で動員されたのは女学生達で、軍の秘密兵器だから互いに喋ってはいけないと命令されてたので女学生達は互いの名前すら知らなかったけどどう見ても立ち振る舞いから華族のお嬢様達迄が「風船爆弾」製造に動員されてたという話し。
その華族のお嬢様、人とすれ違う度に「ごめんあそばせ」て言うから軍人に「皆お国のために働いてるのに〝遊ばせ〟とは何事だ!」って怒鳴られて以降「ごめんはたらけ( ^ω^ )ニッコリ」て言う様になって軍人も「ダメだこりゃ」って(笑)
日本帝国陸軍の秘密研究所《陸軍登戸研究所》の元研究員やそこにいた人達の貴重なインタビュー、三時間にも及ぶドキュメンタリー。
昔町田に住んでて生田駅辺りも自転車で通ってて行こうと思えば現在の明治大学生田キャンパス敷地内にある研究所跡地や明治大学平和教育陸軍登戸研究所資料館に見学も出来るので行けばよかった。
満州の《731部隊》と並ぶ陸軍の秘密組織であり戦後長らくその存在が秘匿された《陸軍登戸研究所》のドキュメンタリー。
証言する人が現れ始めたのも関係者の多くが鬼籍に入った事も関係していると思う。
「怪力(くわいりき)光線」「風船爆弾」「偽札製造」等の秘密兵器や謀略の数々、またそれ等を実際に試す為の人体実験の証言が妙にあっけらかんと語られる。
元研究員「猿を実験場に放って~」「猿に向けて光線を~」
インタビュアー「実験には猿を使ってたんですか?」
元研究員「いや、それは…分かるでしょ(ニヤリ)」
って731部隊では実験に使った中国人・ロシア人を「マルタ」と呼んでたけど登戸研究所では「サル」って呼んでたらしい。
やっぱり戦争中でお国のために、て大義名分があればいくら残忍な人体実験でも感覚が麻痺してしまうのか。
驚いたのが「人工雷発生機」で既にほぼ完成していた。
これを戦闘機に搭載して敵機又は敵地に雷を浴びせる⚡️ってグレートマジンガーのサンダーブレイクを実現しようとしていた!
ほぼインタビューのみで構成された三時間にも及ぶ映画なので退屈と言えば退屈だけど、その中身は貴重であり数少ない「日本帝国側がやった事」の記録。
何より恐ろしいのが本土決戦の徹底抗戦を想定し最終手段として、天皇初め軍首脳部は松代大本営の地下シェルターに籠り進軍して来るアメリカ軍を日本人ごと細菌兵器で大殺戮(カーネイジ)しようとしてたって計画。
見るのがちょっと難しい映画だけど配信とかで多くの人に見て欲しいドキュメンタリーである。
8月反戦映画3作目

証言してくれた方々は皆年配だったが、戦争当時は10代半ばという方が多かった。その年齢で国家秘密の研究所に関わっていたのが最初の驚き。特に事務員の少女達は「何やってるのか知らない」状況で働いてたらしい。

伴繁雄という登戸研究所のトップ技術者が「陸軍登戸研究所の真実」という暴露本(懺悔本)を残しているとのこと。表現は忘れたけど“当初受け入れ難かった人体実験を抵抗なく進めるようになった”と語り、自分自身を客観的に見ることができた人物のようで、彼とその著書に関心をもった。
彼もその奥さんも戦争被害者だと思う。

映画はインタビューが延々4時間。特に風船爆弾についてのボリュームが多すぎると思ったら、今回見たのは完全版らしい。劇場版の3時間で充分なんじゃないかな。

私の期待したよりも斬り込みが甘いと感じたけど、関係者は高齢になってるし研究内容的に証言者を探すのは難しかったんだと思う。
3.0
太平洋戦争時に日本軍が時代にそぐわぬ非合理的戦術研究を本気で行っていた記録。とても笑えない。非人道的人体実験にまで及んだ伴繁雄の冷血さを伝える和子夫人談が印象的。篠田鐐所長が戦犯とならなかった背景も興味深い。

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