名前だけは知っていた。
触れてはいけない「何か」だと思っていた。
当時そこに様々な形で関わった人達へのインタビューにより構成された映画。違和感をどこかに感じながらも当時は何かを信じ(こもうとし)、作…
「陸軍登戸研究所」を知ったのは堀江敏幸の短編連作集『雪沼とその周辺』だったか、チラッとその名前が出てきたと思う。当時登戸は通り道で、無差別殺人事件などもあって、気になる場所となっていた。
ただそれ…
完全版のほう(4h02m)を視聴。
旧軍の負の遺産ではあるけど、陸軍中野学校や石井部隊(731部隊)なんかと比べてあまり有名ではない登戸研究所の関係者に行ったインタビュー・ドキュメンタリー。
・怪力…
大戦末期のこと。「風船爆弾」秘密製造工場で動員されたのは女学生達で、軍の秘密兵器だから互いに喋ってはいけないと命令されてたので女学生達は互いの名前すら知らなかったけどどう見ても立ち振る舞いから華族の…
>>続きを読む太平洋戦争時に日本軍が時代にそぐわぬ非合理的戦術研究を本気で行っていた記録。とても笑えない。非人道的人体実験にまで及んだ伴繁雄の冷血さを伝える和子夫人談が印象的。篠田鐐所長が戦犯とならなかった背景…
>>続きを読む貴重な証言が満載の記録映画。インタビュー部分が大半を占めるので3時間を耐える感じになるが、証言の細部にびっくりするようなものが飛び出すので気が抜けない。映画の終盤、大本営が本土決戦の際に細菌兵器の使…
>>続きを読む資料・記録映像としてはマジで超最高。
かつての日本に殺人光線やら風船爆弾やら経済操作の為の偽札造りを真剣に行う極秘研究所があったという、字面だけではフィクションじみていて信じ難い事実である。
これ…
気球爆弾を作っていた女性が、夜工場に泊まらなければならなかったときに、(食べるものがなくてみんな困っているのに)偉い人が酒盛りをしていて、騒いでいて、「これは負けるな」と思ったところや、気球爆弾の実…
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