あなたを抱きしめる日までのkogureawesomeのレビュー・感想・評価

10代で望まない妊娠をした女性がカソリック修道院に預けられ、生まれた子供は修道院からアメリカにお金で売られていたという実話を元にした映画。

50年前に産んだ自分の子供のことを思い続けていたアイルランド女性は、実の娘にもその事を黙っていた。

出産後、同じ境遇の女性達と過ごし週7日修道院の洗濯の仕事を「お礼」として行い、毎日1時間だけ子供に会う事を許される日々。
数年後、息子とは離れ離れになってしまっていた。

教育を受ける機会は失われ、裕福ではない状況でカソリックの教えを信じながら過ごしている女性の現在から話しは始まる。

BBCを政治問題に巻き込まれてクビになった皮肉屋のイギリスのジャーナリスト。
　
二人が出会い、一緒にアメリカに息子を探しに行くことになり・・・。

ここから先は是非観て欲しい。
思った以上にささった。
『スポットライト　世紀のスクープ』を観た時のような感触がした。


印象に残った台詞は

「成功の道で会う人には親切に。
人生の下り坂の時、
きっとまた出会うから」