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みんなのための資本論
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目次

みんなのための資本論の作品紹介

みんなのための資本論のあらすじ

クリントン大統領政権下で労働長官を務めた、アメリカを代表する経済学者、ロバート・ライシュ。ピケティの「21世紀の資本」よりずっと早く、資本主義の大転換のための処方箋を説いた、最高のエコノミカルエンタテインメント。

みんなのための資本論の監督

みんなのための資本論の出演者

原題
Inequality for All
製作年
2013年
製作国
アメリカ
上映時間
85分
ジャンル
ドキュメンタリー

『みんなのための資本論』に投稿された感想・評価

Kuri

Kuriの感想・評価

3.8
タイトルからして小難しいかと思っていましたが、すごーくわかりやすかったし、しかも面白くて前向きな気分になれました。

物語があるタイプの作品ではないのでネタバレかどうか難しいところですが、
この作品の中で述べられてることは、格差拡大が今の世界での問題の根っこにあり、解決するためには中間層が消費に廻すための所得を増やしていくことが何より重要であるということ。
つまり再分配の重要性を説いていて、読んだわけではないですが今作でも触れられているピケティの著作での意見に近いものかな、と。

90分に渡って、映像と言葉と彼自身の圧倒的な経験値を駆使して語られるその主張は、2016年の今では目新しくはないけれど、説教臭くなく説得力を持って受け入れられます(米国では2013年公開)。
クリントン政権の経済政策を仕切っていただけあって、単なる理想論になっていないのも凄く気持ちよい。

とかく迷いがちな自分にも、頭の片隅にずっとあるべき価値観をもたせてくれる、貴重な作品と思います。
Hiroco

Hirocoの感想・評価

3.8
「保守派、リベラル派とかは問題じゃない。資本主義の話をしよう。」
論議の的となったピケティの格差社会問題について取り上げた、今見るべき面白い題材である。
あんな分厚い本は読めないし、“5分で分かる”類も、よく分からなかった私がみるにはピッタリかなと(笑)
ストーリーテラーである経済学者ロバートさんの巧みなトークがこれまた面白く分かりやすい。
「とりあえず、この社会システムを一旦認めた上で、落ち着いて考えよう!見る角度次第だからね!」って終始諭される。アメリカのものさしで話が進むので、これを日本版で作って欲しいな〜と切に願う。

映画というは、作り手の思想が入り感情移入するものだが、本作はそれが無い。
無いというのは言いすぎだが、様々な立ち位置の人が見れるように、丁寧に分析し、私達を冷静にさせるので、とても好感を持てた。自己啓発とは違う、TED系映画というジャンルっていうのももっと増えてもいいな〜と思う。

所得の話から政治の話、豊かさとはナンなのだろう?と新しい発見もあり、日々ニュースに出てくるアメリカを見ては、この劇中の映像を思い出したりするので、よい刺激になった。

iPhoneの売上金を一番多くもらう国は?の回答に劇場内がざわついた(笑)
クリントン大統領時代に労働長官を務めたロバート・ライシュの語りを軸に、いまの経済問題を読み解くドキュメンタリー。
超がつくほどの経済オンチの自分にも分かりやすい平易な解説と、明るい未来を手繰り寄せる事はできるんだという力強いメッセージに心を揺さぶられた。

トリクルダウン経済ではなく、分厚い中間層を育てる事が格差の拡大を防ぐ最も効果的な方法であるとライシュは説く。歴史から明らかなように、中間層の消費力こそが経済を回すのであり、少数の富裕層は経済に何の寄与もしないのだと。
そして、格差社会は民主主義の弱体化を招く大問題であるとも。政治が金で買われるようになり、企業優遇の政策により金権政治が蔓延する。こうしたモラル低下は民主政治をどんどん後退させる。

いやー、すべて納得できますね。日本の現政権の経済政策がアベコベノミクスと揶揄される理由がとても良く分かります。そして、民主主義の弱体化という点も、そっくりそのまま今の日本に当てはまる。

ちょうどタイミング良くジョセフ・スティグリッツ教授が日本の経済政策について提言した事が報じられましたが、そこでの指摘も本作に通じるもので、やはりと思うばかり。

こうした政治の間違いを指摘するためにも、本作のような良質な教材が必要なのであって。こういう作品をもっと観たいと思った。

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