ディクテーター 身元不明でニューヨークの作品情報・感想・評価

「ディクテーター 身元不明でニューヨーク」に投稿された感想・評価

K

Kの感想・評価

4.2
北アフリカの架空の国ワディヤ共和国のスーパー独裁者アラジーン(リビアのカダフィのパロディ)がニューヨークで生まれて初めて庶民としての生活を強いられ奇行を炸裂させる様がブラックユーモアだらけで描かれる爆笑コメディ。

サシャ・バロン・コーエンが演じる浮世離れし失礼極まりない暴君アラジーンの行動、問題発言にいちいち笑いが止まらない。

かなり過激だし下品だし下ネタも満載なので、好き嫌いは分かれそう。

しかし、ただふざけているだけではなくて、アメリカの”民主主義”に問題提起をしたり、本当の民主主義のあるべき姿について言及したり、ふざけてるようで大事なメッセージを伝える、こういうスタイルの映画は必要だと思うのです。
風刺コメディ映画。

あまりに強烈な皮肉で卑猥で人種差別的な表現だらけの作品。
好き嫌いは大きく分かれる作品。
嫌いな人にとっては多分不快極まりないレベルだろう。

主演・脚本・制作のサシャ・バロン・コーエンの天才っぷりがすごい。
忖度という概念を無視した歯に衣着せぬ表現はここまで来ると爽快。

それでいておバカ映画にとどまらず「民主主義とはなんぞや」という問題提起までしてしまう。
嫌いじゃないなぁ。
サシャ・バロン・コーエンの「おバカに見せて賢さが見え隠れしちゃう映画」第三弾(?)。相変わらず下品で、ギリギリではなく確実にアウトなギャグの連続で久しぶりに大笑いしてしまった。

結構怖かったのは、「Free Earth Collective」で経営手腕を発揮する(しちゃう)場面。独裁的なやり方方が経営はうまくいくことを過剰にデフォルメして示していて、怖いと思いながらも妙に納得した。
最後の演説はチャップリンの『独裁者』のパロディだろうけど、アメリカの現状がほとんど独裁国家という内容で、ほとんど今の日本もそうだなぁと思いながらも、かなり感動的な演説だった。
サシャ・バロン・コーエンの頭の良さが羨ましくなった。こういう頭の使い方をできたらいいなぁ。

ちょっとやりすぎじゃない?(笑)

北アフリカに属するワディヤ共和国(架空)のトップに君臨するアラディーン将軍は核開発に粛清に、と大忙し。絵に書いたような独裁者である。しかし、ある日訪れたニューヨークで何者かに身ぐるみを剥がされトレードマークの髭もむしり取られてしまった。彼のことをアラディーンだと気付く人のいない世界で彼はどのように生きていくのか。


冒頭に出てくる「金正日に告ぐ」で姿勢を正され、その後に過激なブラックジョークの数々で目が回ってしまうこと間違いなし!!
最初はそんなアクの強い雰囲気に戸惑っていましたが、段々楽しめるようになっていました。この数々のブラックジョークに面白みを見出せる国民で良かった。(笑)
出身によっては全然笑えないような描写も多数あり、放映禁止の国があることにも頷けるような。
それでも、そんな国の人にこそ観てもらいたい作品でもあるなと思います。

本人役で、エドワード・ノートンが出てました!現場からは以上です!
akane

akaneの感想・評価

4.1
面白い!
脇毛のくだりまでアンナファリス
って気づかなかったー笑

ミーガンフォックス
エドワードノートンも出てました( ˙ỏ˙ )


"$20 a day for the internet? What the fuck! And they accuse me of being an international criminal?"

86
とり

とりの感想・評価

3.0
ついクセで、あ~今回も笑った!相変わらず不謹慎に世界情勢にメスを入れる、いつも通り(ノリノリ)のサシャ・バロン・コーエン映画。つまり頭おかしい、けど案外深い。民主主義って?文明社会への挑戦状で色んな人が思っていても言えないことをズカズカと言ってくれる強烈さは回を重ねるごとに多少なりとも弱くなっても、たまに見たくなるし(悲しいかな)今でも社会に必要。とんでもない差別発言で各種方面を怒らせること間違いなしなリスキーさ。強烈なブラックユーモアが凄いけど、少し焦点がズレてる気も。話の大まかな筋は割とクリシェで珍しいものではない。今度は仮想中東国ワディヤの独裁者将軍として核開発に力を入れて気に入らない者は片っ端から処刑にする最高指導者アラジーン役。周りが祭り上げてきた弊害ゆえの無知さによる笑い所はお見事で、全ての独裁者必見?謀反を企てるおじさん役で採金めっきり作品を選ばないベン・キングズレーも出てるよ。つまりワディヤ語で言うならアラジーンがアラジーンでアラジーンしてアラジーンアラジーンする映画だけど今世紀モキュメンタリーの傑作『ボラット』を初めて見た時の衝撃的爆笑に比べると如何せん弱い気はする。911、ビンラディン。にしても髭を盗むってアイデアは思い付かなかった、それだけ権力者にとって象徴的なものなのだな。クロックスは人生捨ててる奴の定番ブランド。最後の最後まで捻りが効いている、何より楽しそう!!
あ~ニューヨーク行きたい♪★

「処刑された者は皆生きてる」「強そうな奴のをしゃぶっとけ」
万引き犯は水責め→万引き犯は誘拐し男はレイプの刑
nico

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3.0
人によっては気分を害しそう、、映画だから言えるセリフが多々でてくる笑
Yeminepac

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3.7
独裁者コメディ笑った。

独裁者が初めてオナニーの快感を覚えたシーンは笑ったね〜
wakio

wakioの感想・評価

3.2
お下劣とブラックジョークで出来た風刺映画といったところでしょうか。これを作れる度胸がすごい。そして検閲を通してしまう映倫の懐も深い。
(架空の国の独裁者という点がthe interviewと明暗を分けたか)

もう7年前の作品なんですね。今のご時世ならボヤ騒ぎが起きそう。
クソ独裁者が側近の策略によってアメリカで身代わりの奴と入れ替わってしまって、市民社会に放り出され、社会に物議を醸しながらもう一度独裁者に返り咲こうとする話。

不謹慎なコメディだった。
この独裁者が極悪非道でアホ。こういう「アメリカの偏見」を偏見したようなキャラクターを起点に不謹慎な笑いを作っていくのがサシャバロンコーエンという人のやり口だと思っている。
逆フォレストガンプって言うか。聖なる愚かものではなくって、邪悪な愚か者。邪悪な愚か者が世界の矛盾に切り込んでいく形。
ブルーノとかボラットのような形の完全フィクション化がこれ。

ブルーノに引き続き、そんなに面白くないかなあ、と思ってみていたけど、途中から妙に面白くなってきた。
たぶんこれは無辜の民を巻き込んでいない安心感がやっぱり僕の中であったからだと思う。
ブルーノやボラットのように、民が愚かだからと言ってそれを一定以上のモラルを教育や環境の中で身につけたインテリが笑うような形は少し苦手なのか違和感を覚えて素直に笑えないので。
今回はしっかりフィクションの装いをしていたので笑える。
特に出産のシーンでは腹をかかえて笑ってしまった。ただの不謹慎な下ネタなんだけど、あのカメラワークの妙。画期的な手法だと思う。あれはドキュメンタリーっぽい映画ではできない、非常に劇的な演出で効果的だった。

まあ、爆笑してしまったので、面白い映画でした。ちょっと好きになれないんですけど。
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