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世界一美しいボルドーの秘密

世界一美しいボルドーの秘密の作品紹介

世界一美しいボルドーの秘密のあらすじ

ボルドーワインの繁栄の裏には、刻々と変化する世界市場とグローバル経済とが密接に結びついている。そして今、ボルドーは、大きな危機に直面している。欧米の伝統的な顧客は減少し、中国を筆頭とする新興国の富豪によって、ボルドーは凄まじい価値まで押し上げられている。2013年に赤ワインの消費量が世界一となり、“すべて”を手に入れようとする中国の需要に対し、果たして伝統あるボルドーのシャトーたちは、この状況にどのように立ち向かうのか。

世界一美しいボルドーの秘密の監督

デヴィッド・ローチ

ワーウィック・ロス

原題
Red Obsession
製作年
2013年
製作国
オーストラリア中国フランスイギリス香港
上映時間
78分
ジャンル
ドキュメンタリー

『世界一美しいボルドーの秘密』に投稿された感想・評価

TS
2.6
【ワイン好き限定】
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
監督:デヴィット・ローチ/ワーウィック・ロス
製作国:中/仏/豪/英
ジャンル:ドキュメンタリー
収録時間:78分
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
パッケージはかなり格好良いですが、それで騙されてはいけませんね。先日みた山岸さんのドキュメンタリーと比べたら雲泥の差です。ワインの生産に関わるものならまだしも、ボルドーが舞台なのはわずかでして半分以上は中国が舞台です。おまけにワイン業界の話のみに焦点をあてられているので、「中国のワインビジネスのプロパガンダ映画」といった方がしっくりきますね。

はるか昔から栽培され続け、栄華を誇ったワインの聖地ボルドー。そのボルドーを軸に、ワインがどのように評価され流通するのかというのに焦点をあてたドキュメンタリーである。

とにかく中国の描写が多い。確かにワインと言えば西欧のイメージがありましたので、中国が後に世界最大のワイン生産国になるであろうという予想には新鮮味を感じました。しかし、やはりワイン=上流階級の飲み物 という図式は払拭出来ないようでして、中国のお金持ちさんたちの映像には正直嫌気がさしました。

そういうところではなく、農家を通してどうやってワインが作られているのかなどを見たかったので、期待すべき点を間違えてしまいました。しかし、面白くなかったものの、知識的には得るものが多かったのでこのスコアです。

ワインが瓶詰めされるまでの工程のことをヴィンテージと言いますが、ソムリエたちの意見やワインの当たり年が何年かなどは参考になりました。僕はどちらかというとワインは好きな方なので、飲んでみたくなったのも否めないです。

また一番面白かったのは、ある中国人のインタビューです。彼女は、中国が何でもかんでも模倣してしまう癖があるのは、尊敬すべきものは模倣せよという考え方があるからだと述べています。なるほど、例のテーマパークやキャラクターなど、散々いわゆるパクリをしまくる中国ですが、そういうことだったのですか。つまり、彼らはそれに敬意を表して模倣しているというわけです。これは非常に興味深かったです。
そして、模倣されるということは認められているということに他ならないということも納得しました。粗悪なものなら誰も真似はしない。モノマネ芸人もそうで、そのモノマネされる人が有名でなければやる価値はあまりないでしょう。ワインにもそれは当てはまるようで、なんと瓶とラベルを模倣するようです。こんなことが許されていいのか。

と、このあたり新たな知見を得られたので作品自体には難があるものの、ややためになったドキュメンタリー映画でした。しかし、調べればどうにでもなりそうなのでやはりオススメは出来ません。相当なワイン好きの方も見るには注意が必要かと思われました。
AOI
3.5
【ボルドーワイン、ワインビジネスと中国の関わりにスポットを当てたドキュメンタリー】

ワインは嗜まないが、歴史や酒類全般の製造過程、平たく言うとちょっとウザい酒文化が好き

2009年くらいから数年の話なので、現在とは かなり状況は異なるが、結びつきにくい中国とフランスワインの関係は経済史としても興味深い
純粋なワイン愛好家の方には不快な内容かも

どうせならビジネスに利用されるワインの話一本に絞ってしまった方がよかったのでは?

体内に西洋文化を取り入れたい中国人の話はわかりみが深いけど…紹興酒じゃダメ?つまるところ💴なの?ヾ(-_-;)

お国がらか 納得できない部分もあるが、良くも悪くも中国は莫大な市場であることは間違いない
うーーーーん
タイトル詐欺。
観ないほうがよかったかなあ・・・
いろいろ勉強にはなったけど、知らなくてもよかったことまで叩き込まれた感。

内容はほぼビジネスとしてのワインに関するドキュメンタリーで、投資の標的にされるワインのはなしからはじまり、やがて爆買い中国のはなしになっていく。

品質ではなくブランド品としての価値しか求めていない中国人が、味も分からず高級ワインを大量に買い漁った結果、ヴィンテージワインの倉庫を危機的な状況にしていく。やがて映像は新疆ウイグルを映し出し、嫌な予感しかしなくなる。
そして中国は、フランスの技術者やフランスで勉強した中国人を集めて、中国国内でフランスワインに匹敵するワインを作り出そうとしてゆく。

その後、結局バブルははじけ一時期の盛りあがりは影をひそめるが・・・日本も過去には同じようなことをしてきたんだろうし、それらは人の向上心の結果なのだから文句はまったくないのだけど、どの分野も同じことやってるんだなぁという感想しかない。 
一部、バブルの恩恵にあずかったワイナリーなんかは好意的な見方をしているっぽいけど、反省もしているみたい。笑いながら。

もっと純粋にワインのはなしを見たかった。

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