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チャック・ノリス vs 共産主義
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目次

『チャック・ノリス vs 共産主義』に投稿された感想・評価

チャウシェスク(1989年公開処刑)独裁政権下のルーマニア。
共産主義国家にて、西側諸国の映画がどのように流通され、どんな影響を与えたのか。そんなドキュメンタリー。
・主にインタビューと再現フィルムで構成されていました。
・序盤の不憫さには泣けた。
・当時のルーマニアでは映画を観ることが許されておらず、まるで違法薬物を扱うかのように、闇ルートでハリウッド映画のVHSテープを仕入れてきます。
・映画の吹き替えは、登場人物全員を一人で行っていて、吹き替えというよりは同時通訳みたいな感じだったのが印象的でした。
・終わり方はちと強引な気もしましたが、面白かったです。
kyoko
3.8
「チャック・ノリス・ファクト」てきなタイトルの割には真面目なドキュメンタリー、でもやっぱりルーマニア人からもチャックノリスはイジられる。

80年代、チャウシェスク政権の厳しい支配下にいたルーマニアの人々が夜な夜な開いていた「秘密の映画会」
当時ビデオデッキは新車一台分の値段だったという。
出回っていたのは女性ひとりが全役でオーバーボイス吹替をしている粗悪な海賊版。それでも男たちはクルマや戦闘機に夢中になり女たちは美しいファッションに心奪われ子どもたちはアクションスターになりきった。

濃密な時間の共有は、やがて自由と豊かさへの渇望となり民主化運動の原動力へ繋がっていく。
ほとんどインタビューと再現ドラマで構成されているけれど、革命部分は実際の映像だけに断然エモーショナルだった。

アコギな商売で、ルーマニア国民に西の実情を知らしめたブローカー・ザムフィール。彼がいなければルーマニアの民主化はもっと遅かったに違いない。でも英雄というよりはシンプルに金の猛者。
「映画は何を観たのかでは無くいつ観たのかが重要だ。」と誰かが言っていたがこのドキュメンタリーの登場人物達にこれ程ピッタリな言葉はない。

チャウシェスク独裁政権下のルーマニアで娯楽や映像が規制されている中、闇ルートで手に入れた海賊版のVHSで映画を観ていた当時をインタビューで振り返る。
登場人物だれもが当時観た映画について目をキラキラさせて語るのが印象的。

劇中出てくる映画が自分も観たスタローン、シュワルツェネッガー、ヴァンダム、ジュリア・ロバーツ等の映画で遠く離れた異国民と妙な親近感が湧いた。

しかし上映会中に秘密警察が踏み込んできて親族が連れて行かれる様な恐怖の中でも貪る様に映画に夢中になる少年たちを見ると映画にハマった当時の情熱を思い出す。

チャック・ノリスの「地獄のヒーロー」を観てゴッコ遊びをしていた思い出を語る証言者の「映画を観た後、外に出ると街並みや道や石ころでさえいつもと違って見えた。」というセリフにグッときた。

闇ルートでビデオを流通させていた方法やたった1人で翻訳と全てのキャラクターの吹き替えをやっていた女性のエピソード等興味深かった。

あと今作はタイトルのインパクトの勝利だと思う。
劇中の登場頻度だったら「スタローンVS共産主義」でも良かったのにアイコン化されたチャック・ノリスには勝てない。

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