幸せになるためのイタリア語講座の作品情報・感想・評価

「幸せになるためのイタリア語講座」に投稿された感想・評価

nonbo

nonboの感想・評価

2.0
終始ほんわか雰囲気。

イロイロな人の恋模様です。

イタリア語講座を通じて広がる、繋がる世界。
イタリア語講座に集まったのは仕事や恋愛、それぞれ悩みがある人たちだった…。新しいことを始めることで、新しい人や環境と交わり希望を見出したり新しい風が吹いたりと、とても優しく実直な作品。ドグマ95のルールに則って作られた作品。
Robby

Robbyの感想・評価

2.5
全体のトーンは抑えめの映画。イタリアが出てくるのは、ほんの少しでした。
むかしむかし書いた感想を転載。

最後に、一文書き足しました。

===

ベルリン映画祭で銀熊賞を受賞。

人生における冬から春への季節の移り変わり、を描いた作品。

え、ワイらしくない文体だ?いや、じつはこういう文章も書いたりするねんw

舞台はコペンハーゲン。いろいろ複雑な困難を抱えつつも、めげずに頑張って生きている主人公たち。元気に生活はしているから、決して不幸ってわけではないんだけど、それでも、しんどい人生ではある。

そんな彼らが、いろいろな偶然が重なって、イタリア語講座に集まってくる。そして、少しづつ雪が溶け、春の日差しが降ってくる。

派手さはないのだけど、ほのぼのとした映画。ちょっとヘコんでいるときに観たいかも。

心のいちばん奥の方の「孤独」という名の部屋にも、いつかかならずノックする人が現れる、ということかな。

まあ、でも、ひとりも悪くないけどね。
あっこ

あっこの感想・評価

4.0
家族の問題やら何やら、なかなかうまく行かない生活の中で、ささやかな息抜きの場が町で開かれてるイタリア語教室。そこに集まるいい歳した生徒たちの日常と、最終目標のヴェネツィア旅行へ行くまでのお話。
パっと目を引く大スターがいるわけでもない(知らないだけかも😅)、他愛のない話で、何度も観たわけじゃないのになぜか忘れられない不思議な映画
無

無の感想・評価

3.5
仕事をクビになったり毒親に悩まされたり妻を亡くしたりと不幸な出来事を経験し人生に行き詰まりを感じていた人たちがイタリア語を習うという共通の趣味で繋がり、それぞれに希望と幸福を見出していくまでの話。

タイトルに入ってるイタリアの文字に惹かれてどこの国の作品か気にしないまま観てみたらデンマーク版の「ラブ・アクチュアリー」というべき映画だった。
あちらが煌びやかなオールスターの夢の共演ならこちらは失礼ながら知名度皆無で庶民に近い人達ばかり。
老けたサム・ライリーやくたびれたリュディヴィーヌ・サニエみたいなビジュアルの登場人物が上手くいかない悩み多き地味な生活を送る中でささやかな幸せをみつける話で自分は断然こちら派。
自分よりも大分年上のおっさんに恋をし、彼に見合うように大人っぽい髪形にしたイタリア娘に向かって口の悪い偽サム・ライリーが「74のババアみたいだ」と言い放つと彼女がすかさず「96の男に恋をしたの」と切り替えしてみせるのが大人な対応、オシャレな返しで格好良い!
イタリア人女性のセクシーなのにカラッとした雰囲気が好き。
偽サニエのどうしようもないほどのドジっぷりとポンコツぶりが他人とは思えなくて見ていて痛々しい…
でも、どこの国でもあんなにマヌケな人がいるという事が分かって一安心w
手持ちカメラでの撮影、画面は北欧らしく陰気な上に手ぶれがひどくて頭がクラクラするが予想に反してほのぼのとした明るい終わり方でイタリア語講座に通う意味が見出せたラストが良い。
監督の他の作品を調べてみたところ、ジョシュ・オコナーが出てるにも関わらずもう2度と観ようという気が0.1ミリも起きない「ライオット・クラブ」と同じ人でびっくり!
あんなクソつまらない映画なんかよりもこういうマイク・リー系の市井の人たちの普通の日常を描いた話の方が断然良いし愛せる。
作中に何度も出てくるトラッフルというお菓子、何かと思ったらトリュフの事だった。
広山広

広山広の感想・評価

4.0
無駄がなく、最小限の力でゆっくりと観る人を温める。
映画っていいなと思える作品。
https://cinemanokodoku.com/2018/05/16/italian/

不器用にコーヒーを飲むと、不器用な唇にミルクの泡が不器用な線を作ります。
牧師は何も言わずナプキンでそれを拭ってあげます。
今でも、あの様子を思い浮かべると、僕は少し涙腺が緩んでしまいます。

彼は「拭ってくれる人」なのかもしれません。素直になれない意固地さや、心を伝える事が出来ない臆病さ、不器用な彼らの何かを、そっと優しく拭ってくれる人。

「大丈夫ですか?今夜一緒にいてくれる人はいますか?」
「大丈夫です。一人でいるのは慣れていますから。」

不器用にしか生きられない人は、誰かを不愉快にしてしまうことが怖くて、一人で生きていこうとします。でも、そうじゃなくて・・・。不器用な人同士だからこそ、お互いの存在が必要になる。

また、パンを台無しにしてしまって、パニックに陥った彼女は、牧師を訪ねます。とりあえず、彼が彼女にしてあげられることは

「まず、涙を拭うティッシュを出してあげよう。」

最愛の妻を亡くした二人の聖職者。同じ境遇にいる二人は、全く正反対の道を進もうとしていました。自分の信条や、彼女の思い出という頚木から逃れることの出来ない、抜け出そうとしないレッドマン。
これに対して「拭う人」アンドレアス。彼も後ろを振り返ることはするのです。
でもそれだけでなく、他者や未来や、自分なりの神様に心を開こうとする。迷いながら、振り返りながら、でも前に進んでいこうとするのです。レッドマンに対していつになく強い口調で「貴方はエゴイストだ!」と非難した後、それでも自分なりに「喪失」について考えてみたり。

彼がホテルのプールで一人で泳いでいる姿も印象的でした。独りで静かに何かを考えている。でも彼は、そこに留まるのではありません。差し出されたタオルでキチンと自分の体についた水も拭っている。殻に閉じこもって、過去を反芻するだけではないのです。
そう言えば彼の冒頭の登場シーンでは、説教台の上に飛び散ったレッドマンの唾にアンドレアスが気がつくシーンがありました。「拭う人」であるアンドレアスに対してレッドマンは「拭わない人」だったのかもしれません。過去しか見ようとせず、自分の感情や価値観を主張するだけで、他者の心に思いを致すことの出来ない人物。

何かを差し出すのではなくて、最初からそこにあるものに気がつかせてくれる。
本当はピカピカに光っているガラス窓のほこりやくもりをそっと拭きとって、忘れかけていたそこから見える美しい風景を思い出させてくれる。
そんな彼の優しさが大好きになりました。
04/04/08(木) 18:54
オシャレ。
ドグマ作品でありながら、それを感じさせないおしゃれ作品。
菩薩

菩薩の感想・評価

1.0
何やら入会金だけで20万持ってかれそうな自己啓発セミナーみたいなタイトルの映画だが、れっきとしたドグマ95作品。だが内容はまさに入会金だけで20万持ってかれそうな自己啓発セミナー物だし、手法がドグマに則っていると言うだけで、何一つドグマらしさなんて無い上に、ドグマとして撮らなかった方がまだマシになったと思われる。「人生、ポジティブに生きていけば、少しくらい幸せになれる、かもね」ってだけのワケあり中年恋愛群像劇、はいはいそうですね…勝手にやってて下さい…。「何歳になっても、恋は初心者。初級講座から始めましょう!」←正気とは思えないコピーに悶絶する。「4年間SEXをしていない」、「(孤独な人間にとって)クリスマスと誕生日が最も苦痛だ」ってとこだけは俺の映画だった、後は何一つ必要でないから、フリスビーとして用いて凄い遠くに投げようと思った。ちなみに最後ベネチアで終わるのにベルリン国際映画祭銀熊審査員賞受賞…マジかよ…。俺がトリアーなら殴ってる。
>|