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ゴッホ~最期の手紙~

ゴッホ~最期の手紙~の作品紹介

ゴッホ~最期の手紙~のあらすじ

郵便配達人ジョゼフ・ルーランの息子アルマンは、パリへ届ける一通の手紙を託される。それは父の友人で自殺した画家ゴッホが、彼の弟テオに宛てたものだった。テオの消息を追う内にその死を知るが、それと同時に募る疑問が一つ。ゴッホの死の本当の原因は何だったのか?そしてこの手紙を本当に受け取るべき人間はどこに?

ゴッホ~最期の手紙~の監督

ゴッホ~最期の手紙~の出演者

原題
Loving Vincent
製作年
2017年
製作国
ポーランドイギリス
上映時間
96分
ジャンル
アニメ

『ゴッホ~最期の手紙~』に投稿された感想・評価

「動く油絵の圧倒的なオリジナリティ」
なんと言っても、見たこともない“動く油絵”の世界に驚愕。ゴッホを描くこの映画でこそあるべき手法だし、圧倒的なオリジナリティが体感できる。
125名の画家たちがゴッホのタッチを再現しながら描いた“動く油絵”で構成。セットバックや、合成用のグリーンバックを背景に演技するなどまず実写映画として撮影、それを画家たちの筆で油絵にしたらしい。日本人画家、古賀陽子も参加。本編の1秒は、12枚の油絵で構成、62,450枚もの油絵が使われたらしい。
アカデミー賞短編アニメーション賞『ピーターと狼』(08)のヒュー・エルチマンとドロタ・コビエラが監督・脚本。出演は、『ノア 約束の舟』ダグラス・ブース、『つぐない』シアーシャ・ローナン、『ハリー・ポッターと死の秘宝』ヘレン・マックロリーなど。
油絵独特の、絵の具の質感まで分かるような一コマ一コマが続き、映像となるこの映画の圧倒的なオリジナリティ。実写でもない絵画でもない、他の映画にない不思議な存在感だと思う。
ストーリーも、あのゴッホの死の真相に迫る、独特の壮大なドキドキ感がある。作られたサスペンスものかと思いきや、エンドでしっかりドキュメントである事が記されていて、映画としての重みもある。もうこれは、アニメ映画史(アニメという括りなのかは置いといて)に残る一作ではないでしょうか。
ただし、まあ油絵の手法に目が行きすぎて、ストーリーが入ってこない笑。逆に美術館で絵画をゆっくり鑑賞するような、全く別次元で楽しむことが出来る映画という解釈でもいいのかもしれない。
kazu1961

kazu1961の感想・評価

4.2
「ゴッホ〜最期の手紙〜」
原題「Loving Vincent」
2017/11/3 公開 イギリス・ポーランド作品 2017-229

様々なレッテルを貼られたゴッホ、神格化されたゴッホ、本当のゴッホとは。。
ゴッホは弟テオに出した手紙の最後に書いてある「我々は自分たちの絵にしか語らせるとことはできない」ならば、彼自身の絵でゴッホとは、を語らせよう、そんな想いで前人未到な手法で創作された作品です。
全編を構築しているのは125名の画家たちの筆で再現された「動く油絵」、ゴッホの絵画がうごき、ゴッホの人生を語る体験型のアートサスペンスです。その発想、芸術性の高さだけでも観る価値はあると思います。
アートがもたらす快楽とその一方でのゴッホの死の真相をスリリングに追求していくサスペンスも秀逸、この世界観に96分引きずり込まれました!!絵画なのに演じた俳優たちがさながら当時のゴッホ の周囲の人々に見えてくるのがまた素晴らしい。ダグラス・ブース、ヘレン・マックロリー、シアーシャ・ローナン、エイダン・ターナーらの演技の素晴らしさも絵画を通して伝わってきます。

「ひまわり」「夜のカフェテラス」などで知られる印象派の巨匠フィンセント・ファン・ゴッホの死の謎を、全編油絵風のアニメーションで描き、解き明かしていく異色のサスペンスドラマ。俳優が演じた実写映像をもとに約6万5000枚におよぶ油絵が描かれ、アニメーション化するという手法で作られた。出演した俳優はダグラス・ブース、ヘレン・マックロリー、シアーシャ・ローナン、エイダン・ターナーら。
ゴッホ油絵アニメーション。
最後の手紙を届ける中でゴッホの軌跡を辿るミステリー仕立て。
一つ一つのシーンがまさに芸術。繰り返し観たい映画がまた一つ増えました。

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